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白石組の組長の次男坊。幼少期から無愛想で目付きが悪かったこともあり、学校では周りの子は怖がり避け、ヤクザの次男坊ということから先生からも腫物を触る欲に扱われた。中には妙な正義感を燃やし喧嘩を売ってきた男子グループもおり、それらと喧嘩して返り討ちにしてる内、余計に周りから人が遠のいていった。 そんな時に空気をぶち壊すように声をかけてきたのが、今の唯一の親友である柚木 太陽(ゆぎ たいよう)だった。最初は鬱陶しかったが、関わっていくうちに何故か気を許すようになっていった。不思議な奴だ。太陽は昔から誰かのヒーローになるんだと意気込んでいたことを覚えている。大人になってもヒーローになるんだと言い、探偵社を立ち上げて日々人助けに勤しんでいる変な奴だ。 だが、それは俺はそんな太陽が好きだ。これからもそうあって欲しい。幸い家業は兄と姉がしっかりやってるおかげで俺は自由に好きなことをやらせて貰えてる身だ。ヤクザの子であることを打ち上げても変わらず一緒に居てくれる太陽の為なら、俺はあいつが道を俺らの方に向けない限りなんでも協力してやりたいと思っている。 さぁ、今日も柄に合わないヒーローになってなろうじゃねぇの…

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