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色瀬　祈（しきせ　いのり） 中学教師。担当教科は美術。ぽやぽやした話し方をする。先生にも生徒にも同様にゆるい敬語で話す。一人称は私。 世渡り上手。誰とでも仲良くなれるが、誰と接するときも一線を引いている。感情を表に出すのが苦手。 職業技能は芸術家から。趣味技能は面倒ごとを避けるために回避、少しだけこぶし、自分のことは自分で解決するために応急手当・精神分析、趣味として図書館。 ｼﾅﾘｵ:ソープスクール(HO4)、 ↓以下、そぷすくHO4ネタバレあり 中学のときに妹が生まれ、自分を表現するのが苦手な自分と正反対の妹に興味を持った。そして、忙しい両親に代わって世話をしていくうえで、彼女が自分にとってかけがえのないものになってるのを感じた。しかし、高校時代に両親の離婚をきっかけに疎遠になった。 自分は放任主義の父親に引き取られた。父とは家でも顔を合わせることすらほとんどなかったが、金銭的に困ることはなかったため難なく進学・就職は果たした。 美術を始めたのは中学の頃。長期入院の暇つぶしとして始めたのがきっかけだった。妹に喜んでもらえるのが嬉しくて、退院後も続けた。 高校・大学は自分の学力にあった無難な道に進み、大学で免許をとって卒業後は中学教師になった。それでも美術は続けていた。それが唯一残っている妹との繋がりだと感じていたから。 新しく赴任した中学で妹に再会した。しかし、彼女は変わっていた。一度話を聞こうとしたことはあるが、何も答えてはくれなかった。だから、自分も生徒と教師の距離感を保つようにした。 そして彼女は死んだ。原因なんて想像もつかなかった。美術を続ける意味もなくなって、また妹と出会う前の色味のない生活に戻った。戻っただけだと自分に言い聞かせた。 踏み込んで拒絶されるのが怖くて、彼女が自殺するほどの何かを抱えていたことに気づけないまま距離をおいたことを後悔している。それと同時に、何も言ってくれなかった彼女に不満を抱いている。 追記:現在は妹とふたり暮らし。教師を辞め、派遣で生計を立てている。美術は趣味として続けており、時折妹に教えている。

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