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「しあわせならおーけーです！！」 幼い口調でいつも明るい司祭 博愛主義者で全ての人を平等に愛し、幸せを願っている 聖歌隊の子供達の事は我が子のように愛している 優しく微笑み、どんな悪人も「かみさまならすべてゆるしてくれます、かみさまをしんじなさい」と説く そんな、優しい模範的な「司祭様」である それらは全て表向きの顔である 上記の事に偽りは無い 本当に彼は全ての人を愛し、全ての人の平和を願っている しかし、それは同時に「人間を誰も特別視していない」という歪んだ価値観を持つ故の事である 家畜に名前をつけず種類名で呼ぶのと同じように、豚のことは豚としか呼ばないように、彼は人間を人間以上の認識をせず、「全て神の為に存在するだけの存在」としか考えてない 聖歌隊の子供達も愛している しかし、自分の、神の、言うことが聞けないのであればそこに価値は見出さない それはもう哀れな「悪魔に唆された悪魔の子」とカウントし、愛の外に出るのだ 神の為に動けないのであれば、人間に価値は無い、それが彼の価値観なのだから 人間が死ぬと悲しい、神に仕える事が出来なくなるから 人間が仲違いすると悲しい、神は不和は好まないから 人間が神を信じないと悲しい、その瞬間に価値は無くなるから 「わたしはかなしい、そんなふしあわせなことをねがうなんて…わたしはかなしいです……」 全ての人を愛しているから彼は神を信じなさいと説く それが絶対的な幸福だと彼は確信しているから その口ぶりが洗脳じみていたとしても、それは善意であり、エゴでもある 少なくとも悪意は無い 彼は人を愛する為に愛される為の人格であるべきだと考えたくらいだ 本当は普通に話すことも出来るのに彼は子供のように幼く話す、子供のように親しまれる為に 人にそうであることを求めるのと同じように、彼もまた、神に仕える人間で無ければ自分に価値を見いだせない人間なのだ それは自虐からなどではなく、それが当然だと本気で思っているから 良心が異常に欠如している 他者に冷淡で共感しない 慢性的に平然と嘘をつく 行動に対する責任が全く取れない 罪悪感が皆無 自尊心が過大で自己中心的 口が達者で表面は魅力的 つまり天性のサイコパスなだけである、本来の意味で

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