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HO1:あなたは空腹である。 あなたは、物心ついた頃からどこかの施設で暮らしていた。 黒いローブを着た大人たちがあなたを囲み、監視されながら生活を送る場所だ。 最低限の衣食住は与えられるものの、暗く狭い部屋があなたの世界の全てであった。 あなたは毎日出される食事が受け付けず、何度も吐き戻しては無理やり口に物を押し込まれた。 その生活は、例え他の生き方を知らなくとも耐え難いものだった。 あなたは、いつしか施設から逃げるために、建物内にある書物を隠れて読みながら知識を増やし ていた。 そんな苦痛の日々を送っていたある日、施設で原因不明の大規模な火災が発生する。 施設内はたくさんの人々が逃げ惑い、悲鳴と人の肉が焦げる臭いが充満する地獄絵図と化した。 あなたはその日、混乱に乗じて施設を脱出したはずだが、その日のことも含めて今までの記憶が全て曖昧である。 ひとつだけ記憶にあるのは、誰かに助けられた、ということだ。 目覚めると、記憶のある火事の日から5年の月日が経過していた。 あなたは特別な経験をしてきたためSAN減少に補正が入り、特定のSANc以外は減少値が<0/1> に固定される。 シナリオ開始時のSAN値は40、クトゥルフ神話技能を30所持している。 また、あなたは今とても空腹であり、何かで腹を満たすまで時間経過する毎にCONが減少し、体に変化が起きる可能性がある。 あなたの目的は、この腹を満たす方法を探し出し、生きてこの屋敷から脱出することだ。 ────────── 一人称/僕。 ここ5年ほどの記憶が抜け落ちているため不安に駆られている。暗所と閉所が苦手。暗施設内では本を読み漁っていたため知識が人一倍ある。 空腹だが昔のトラウマで食事が苦手。大人が怖い。黒い服着てる人も怖い。 名前は施設で呼ばれていた番号589(こはく)をもじって咄嗟に思い付いた。本名、国籍不明。 聞き耳…足音で距離感を測るため。 目星…脱出の手掛かりをいつも探していた。 図書館…知識だけが自分の力。 精神分析…パニックなった自分を落ち着かせるために身につけた。 隠れる…隠れて読書していたが幼かったため下手。 医学、オカルト、天文学、薬学…施設の本棚に多く置いてあった。 ▼通過シナリオ「誰かが死んでいる（HO空腹）」エンドB生還

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