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いぬかいとうや 特徴表：33，18 ■※ぎこちない同居　NPC※ばれあり■ 街から離れた一軒家でノルウェージャンフォレストキャットの「のどか」と暮らす男。 両親が祖父母と折り合いが悪く、遺産相続で常に親戚と争い続けているのを近くで見ていた。 穏やかな祖父母の気苦労を幼少期からしっており、実家が近いという事もあり暇を見つけてはよく遊びに行き、お手伝いなどをしていた。 祖父母の家で働いていたお手伝いさんからも愛されて見守られ育つが、親戚からは「ごますり」等と言われよく思われておらず また両親も「あの子が居れば自分達に遺産が舞い込んでくる」と喜んでいた。 しかし、中学にあがり下校途中に居眠り運転による交通事故にあい片足を失う。 このことで一人息子の足がなくなり「不出来」になったと嘆く両親と、その両親に対し激怒する祖父母の板挟みになり 最終的には「下宿」という名目で幼い頃から祖父母の家を出入りしていたお手伝いさんの家へ保護されることとなる。 リハビリや療養なども兼ね、学校を転校し新たな土地で穏やかに暮らしていたが高校を卒業と同時に祖母がなくなり、後を追うように祖父もなくなる。 その際、祖父の弁護士から「遺産の全てを冬也に。冬也の両親含め、その他血縁には1円たりとも渡したくない」という遺言を聞かされる。 どうやって祖父母を言いくるめた、足を失ったのもこのためかと葬儀の場で両親から罵倒され殴られ、親戚からもののしられ続け結局合格した大学に通う事もなく、祖父母が残した遺産の1つである小さな家へと越した。 幼い頃から知っていたが、久しぶりに会った親戚の子の一人「犬澤あかね」が葬儀中に唯一助けてくれ、二人きりになった際に「ただ穏やかに暮らしたかっただけ、祖父母に笑って欲しかっただけ」だとあかねに打ち明け、あかねからも「俺も同じ、楽しく家族と暮らしたかっただけなのにねぇ」という言葉を聞き以降連絡をとるように。 時折ふらりと寄るあかねから「少ない友達」の話を聞き、その中で「傷を隠すように刺青」を掘ってる子がいるとしる。 海を眺める日々も飽き、ビーチコーミングをしつつ頭の中に残っていたあかねの友人の話から「自分も同じように傷を負った人になにかできないか」と思い義足のデザインをはじめる。 義足のデザインオーダーが入ったら仕事をするという、ある意味余生の様な過ごし方をしているが特に生活に不満もなく縁をきった家族や親戚から見つからない様にこっそりと日々を過ごす最中、小春と出会う。 ■ 人の目と声が苦手、男の人の大きな声を聴くと祖父の葬儀の際に怒鳴っていた父や親戚の声、そして殴られた瞬間がフラッシュバックする。 女の人の体温と香水は遺産を手にした後の親戚の女の子たちの反応を思い出して吐き気が込み上げてくる。 自分の背が高い自覚はあり、本来であれば自分が立つだけで大概の人は怯むのは知っている。 それでも気が弱く、両親や親戚を思い出すだけで冷や汗と手足の震え、血圧の低下による酷い眠気に襲われ立っていられなく。 医者からはパニック障害と診断され、最近は少しずつ落ち着てきてはいる。 嫌な事怖い事があると、大きな体を小さくして毛布の中に包まる。 また気圧が下がったり、体調が少しですぐれないと幻肢痛がでるため悩まされている。 義足を付けて生活をしてはいるが、体調に合わせて杖をついたり、車椅子を使ったりと使い分けている。 自分が良いと思ってやった行いは大抵裏目に出るのを自覚している。 そもそも祖父母の家に通わなければ親戚からも何か言われずにすみ、また両親に変な期待をされずにすんだ。 遺産も相続後、自分の意思でどうにかできたことも知っていたが、祖父の意思を尊重しようと必死になった結果すべてが崩れていった。 自分の事を話せば全部終わってしまう、自分が思うままにやると大抵が駄目になると思い「自分の生きる希望」をある意味で与えた小春が目の前に現れた時は「自分から行動をしない」と決めた。 あかねと親戚関係であることを隠し、小春のことを前から知っていたことも隠し、1から関係を築き上げていった。 気がつけば自分の世界の中心は「小春」という存在で、あの小さな存在が自分の中で生き続けてくれればいいと思っている。 友人関係を築き上げる中で、小春から自分の元へと堕ちてきてくれないかなと祈っている。 自分から動くときっとまた壊してしまう、壊れてしまうと思っている。 小春が「自分と出会ったことを運命」だと感じてほしいと心底願い続けながら過ごしていた。 ちなみに小春に関する事は関係を築き上げる中で調べた。 その中で自分の足が失った事故と、小春の母が死んだ事故が同じ車によって起きたことを知る。 ※事故前は関西住み→事故後、お手伝いさんの家がある関東へと下宿しにいく→現在は海辺の街でひっそり暮らしている。

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