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長永 開(ナガエ カイ)｜Nagae Kai 高校生｜利き手：右利き｜誕生日：9/5 「六畳半の夏」 HO:2 ---------------------------------------------------------- ほとんど色の抜けた染髪、褐色肌に空色の鋭い瞳を持つ青年。 無愛想で口が悪い。目つきも悪い。静かな場所を好む。 学校には行ったり行かなかったり。行っても屋上でサボっていることが多い。外見も派手なので学校でだいぶ浮いている。一匹狼。 喧嘩は買う側。弱くはないがめちゃめちゃ強いわけでもない。よく生傷をこさえて帰ってくる。石頭なので頭突きが強力。 家族構成は父、兄が2人、姉が1人。母親は生まれて間もない頃に事故で亡くなったらしい。 唯一の趣味は釣り。魚がかかるまで海を見ながらじっとしている時間が好き。 ぼんやりとした毎日を送っている。自分がこれからどうしたいのか、将来何になりたいのかがわからない。ある意味よくいる高校生。 とにかく今は補導の時間になるまでふらついたり、屋上でタバコをふかしたりして日々を潰している。 もうすぐ8月。つい先日も学校外なのに喧嘩ふっかけられた。やっぱり生傷が絶えない。 ------------------------「六畳半の夏」バレ有↓------------------------ どうやら自分はあとひと月で死ぬらしい。 その実感も湧かないけれど。 余命1ヶ月の少年。おそらく次の誕生日を迎えられない。 祖父の形見の麦わら帽子を大事に持っている。 上兄とは6歳、下兄とは5歳、姉とは4歳差。歳の離れた末っ子故に幼少期はかわいがられていたものの、同時に頻繁に子供扱いされていた。何をしても開にはまだ早いから、自分がやってあげるから。そう言われ続ける中でピシャリと、「自分のことは自分でやらせろ」と言ったのが祖父。 口数は少なく乱暴、頑固で無愛想。子供の前でも平気でタバコを吸うような人だったが、誰にでも平等で、「やってみたい」と言ったことはやらせてくれる人でもあった。「末っ子」というフィルターを通さず、きちんと自分を見てくれている気がする。それが妙に嬉しくて、だんだんと祖父に懐いていった。1人で電車に乗れるようになるとこっそり一人で遊びに行ったりもしていた。 釣りも祖父に教わったもの。海を眺めて、ポツポツと近況を話して、また静かになって。そんな穏やかな時間が好きだった。一緒に釣りに行くたび、出かけるたび、祖父は雑に麦わら帽子を被せてくれた。 祖父が亡くなったのは中学に上がる前。人はいつか死ぬと理解していても、喪失感は大きかった。父や兄姉から声をかけられても、やっぱりどこか子供扱いされているように思えて落ち着かない。多感な時期と、もともと集団行動を強いられる学校が好きではなかったことが相まって、次第に素行不良が目立つようになる。 遺品整理の際に麦わら帽子とタバコを持ち出した。 病気のことを知ったときは、祖父や母親のところに行けるんだなという気持ちと、今の自分を見たら引っぱたかれるかもなという気持ち、それと、本当に自分の人生はこれでよかったのかという自問。自棄になっているのはわかっている。ずっとぐるぐるしている。 余命のことは父にだけ伝えた。伝えた翌日、家を飛び出した。今は半家出状態で、空き家だった祖父の家で暮らしている。 どうせ死ぬなら最後は祖父の家で過ごしたい。後悔なく生きたい。でもどうすれば？ 釣りをしながら考えている。 ------------------- 大切なもの(D)→麦わら帽子 被せてくれた人はもういない。 2021/10/07------------------- ここには誰もいない。 ここは冷たくて、酷く静かで。 そうだ、自分は、 静かな場所は好きだけど、 1人が好きなわけじゃなくて、 ……花火、すりゃあよかったな。 ------------------- 晩夏、長月は来ない。 ---------------------------------------------------------- ▽職業技能ベース クトゥルフ2015<ストリート・ローグ>ベース →職業技能PがEDU×10+DEX×10=240p ▽技能値メモ ＜応急手当＞：傷の手当はだいたい自分でしていた。 ＜聞き耳＞：田舎育ちだからかなのか感覚が研ぎ澄まされている。 ＜図書館＞：頭の回転が速いため飲み込みも早い。進級できたのは地頭の良さでテストを切り抜けていたため。 ＜釣り＞：好きだったんだよ、あの時間が。 ---------------------------------------------------------- 【通過シナリオ】 ・六畳半の夏　ロスト　2021/10/18

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