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────────────────────────────── 「冷音」 「冬に生まれる子だから、冬のこの冷たさをも奏でられるような素敵な音楽家になってほしいの」 「だって、あの人の血を受け継いでいるのだもの」 妾の子を、 生まれる前から音楽家の子として育てようとしてたなんて。 「雪音」 「女の子に生まれても、貴方にはあの人の血が受け継がれてるの」 「だから、きっと素敵な音楽家になれるわ」 それは母の、呪いの言葉。 ────────────────────────────── ❚　職業 音楽家 天才的なヴァイオリニストであり、ピアニストでもある。 言いくるめ 聞き耳 芸術(ピアノ) 芸術(ヴァイオリン) 製作(作曲) 説得 心理学 ほかの言語(英語) ※良家の娘なので値切りを追加の芸術に変更 ────────────────────────────── ❚　特徴 ▼大切なもの(D)　+50P 他人には価値のないものだが、大切な品物をいつも身に着けている。 失った時には1/1D8正気度ポイントを失う。 →幼少期に近所の祭にて、屋台の射的の残念賞でHO2がくれたイチゴの消しゴム →家庭内のいじめにより既に処分されている。　SAN-7 ▼芸術的才能 稽古事を小さい頃に習っていたか、実用ブログなどで人気を博している。 任意の<芸術>1つに[INT*3]%を加える。 プレイヤーは音楽、著述などの専門分野を指定すること。 →作曲 ────────────────────────────── ❚　不定 今はなし ────────────────────────────── ❚　プロフィール 一人称：わたし　二人称：○○くん、○○さん、あなた、きみ 血液型：AB型 誕生日：月日　冬生まれ 星座：座 年齢：27 性別：女 身長：161cm 体重：42kg 国籍：日本 好きなもの：音楽、HO2、くらげ、きくらげ 嫌いなもの：家族 十八番：フランツ・リスト『愛の夢』第3番、エリック・サティ『ジムノペディ』 ────────────────────────────── 有名な音楽家の家系である櫻下家の妾の子として生まれる。 櫻下家には後継ぎとして有力視されている長男がいたが、彼はどこまでいっても秀才止まりであった。 本妻はその後も子宝に恵まれず、父親は他所で作った子を引き取った。 彼女の才能は圧倒的であった。 その場にいた誰も彼もが、彼女の才能によって心を折られた。 それほどまでに彼女の奏でる音は異常であった。 加えて彼女はとても美しかった。 頭の天辺からつま先まで、丁寧に作られた人形のように繊細で儚く、 感情のこもっていない瞳は何も移していないかのように昏く、 その美しさは、底知れぬ不気味さを含んでいた。 ────────────────────────────── 才能のせいか、美貌のせいか。 彼女は義兄と義母から執拗な嫌がらせを受けて育った。 義兄には女だからと会うたびに暴力を振るわれていた。 一度、事故ではあったが、彼女が彼の暴力行為によって手を捻挫した際。 彼は父親に酷く激怒され、それ以降彼女の才能を駄目にするような行為はしなかった。 彼女の身体が一人の女性として成長しはじめた頃、彼は彼女の純潔を奪おうとした。 が、服を破り肌を露出させても全く揺らがない彼女のその冷たい視線に怯み未遂に終わった。 義母から直接されたことと言えば顔を合わすたびに嫌味を言われ、やや過剰に躾けをされる程度ではあった。 しかし、義母に逆らえないのか、内心楽しんでいたのか、 使用人たちは彼女の料理だけを粗末なものにしたり、服や部屋を荒らしたり、彼女の私物を盗んで捨てたり、壊す等の行為を行っていた。 その際に、彼女が大切にしていたものが処分され、彼女の心は確実に壊れてしまう。 犯人は未だに不明だ。 不明だからこそ、彼女は家にいる全ての人間を地獄へと堕とした。 ────────────────────────────── 雪の日であった。 彼女は、一番大切な人間を連れて、赤く染まった廊下を歩く。 背後から聞こえる怯えた声を気にも止めず、この事件の犯人が居る部屋へと向かう。 義兄は半狂乱の笑みを浮かべて彼女に詰め寄り、握った包丁を自分の首に刺した。 その日、櫻下家の人間は彼女ただ一人となった。 彼女は微笑を浮かべたまま台所の苺を彼に渡し、一緒に食べた。 全てが、彼女の求めた結末であった。 ────────────────────────────── ❚　余談 母の予定では冷音(れおん)という男として生まれるはずだったが、残念ながら生まれてきたのは女だった。 しかし、母の目論見通りに彼女は本家へと引き取られた。 ちなみに実の母も既に亡き人となっている。 既に音楽家としての才能を世間に公表していた彼女は、そのまま櫻下家の遺産を相続し慎ましく生きている。 遠い親戚からはそろそろ後継ぎをという声も出るが、彼女はただ笑うばかりである。 イメージとしては、 「明日の夜ごはん、何がいい？」 「わかった」 って微笑んで答えた翌日に死んでるタイプ。 お金はあるが、かなり慎ましく生きている。 住んでる場所は、安全面が保障されたオートロックマンションではあるものの、一人暮らしに向いている小さな部屋。 娯楽品もほとんどなく、生活するための最低限の物しかない。 ────────────────────────────── ❚　モチーフ 雪桜 幸→ユキ→雪 梶井基次郎『櫻の樹の下には』 https://www.aozora.gr.jp/cards/000074/files/427_19793.html 「桜の樹の下には屍体が埋まつてゐる！」 さ"くらげ" きくらげ　さ→き 映画『蛇のひと』のオマージュがあります。 映画『地獄でなぜ悪い』のイメージもあります。 ────────────────────────────── ❚　イメソン ▼ シニカリティ　/　電ǂ鯨 歌詞：https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/53986.html 動画：https://youtu.be/kngTMwZ1GDM 絶妙な希死念慮が合う。 ▼ String Theocracy　/　Mili 動画：https://youtu.be/nOj_A3aZxGs 　(動画の字幕で日本語訳が見れるのでおすすめです) 歌詞：https://www.kkbox.com/jp/ja/song/KtlgqtN1IXgP0hc2c1 和訳歌詞：https://genius.com/Genius-japanese-translations-mili-string-theocracy-lyrics 世間に対する感情と、最後の最後だけはHO2への感情。 ▼ 絶対的一方通行　/　凋叶棕 歌詞：https://w.atwiki.jp/touhoukashi/pages/683.html 動画：https://youtu.be/75DVZcFXa0w もしもシナリオでロストした場合、イメソンになってしまう。 ────────────────────────────── 【HO1：天才は理解されない。】 貴方は天才である。人間という存在に対して限界を感じている。 自作曲のクオリティに納得出来ていないが、周囲はそれを称賛し、曲は飛ぶように売れていく。 より良い曲、未知の曲への強い憧れがあり、探求を続けているところだ。 貴方にとって耳は目だ。例えば、メイクを変えた知り合いの顔を判別出来ないことがあっても、貴方は足音と声でその人物が誰か当てることが出来るだろう。 貴方は人間の中で、唯一、HO2に対して精神的に依存している。 それは、貴方が死なない理由と呼べるものである。 技能値が85％以上の音楽関連技能を2つと、作曲技能を所持していなければならない。 そのため、興味ポイントに120ポイントのボーナスを与える。

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