タグ： どくた さんたろう

医者の父と登山家の母の間に生まれた。 父から勉強を教えられ医科大学への道を志していたが、残念ながら受験には失敗してしまう。普通の大学に通うことになった。そこでは登山部に入部。 山太郎が幼いころから世界各地で活躍していた母へのあこがれがあった。 登山部で登山に魅入られた山太郎は登山家への道を突き進むことにした。両親からは特に反対されなかったが、父から「登山中に危ない目にあったときに少しでも生き残れる確率を上げた方がよい」というアドバイスを受け、父に医学を教わることとなった。 こうして登山家となった山太郎は世界各国の山々を制覇していく。父親から受け継いだ医学の知識も重宝され、第一次登山隊には最年少で抜擢されることとなった。登山に向けての練習の中で隊長やほかの隊員にはとても仲良くしてもらい、何度も飲みに出かけるほどだった。しかし、登山直前で体調不良になってしまい、登山することができなかった。 登山隊の帰還者０の報告を受けたとき、山太郎は愕然とするとともに、あのベテラン部隊が全滅した原因は何なのか知りたいと思うようになった。第二次登山隊が結成されるときに山太郎はみんなの無念を晴らすとともに事故の全貌を明らかにするという思いを胸に志願した。

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