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指定暴力団「霧生組」若頭。インテリヤクザ。 14歳のとき両親を薬物中毒の男に殺される。身寄りをなくした彼と7歳年下の妹は暫くの間親戚中を盥回しにされるが、そこには両親が残した莫大な遺産目当てで擦り寄ってくる者しかいなかった。この先自分の力だけで生きていき、そして妹をこの手で守り続けるため、高校に進学すると誰よりも必死に勉強し、国立大学に返還制度のない奨学金での進学が決まる。二十歳になると同時に親戚の家を出、妹とアパートで暮らし始める。 大学では法律系の勉強をしていたが、この時点で裏社会で生きていくためのノウハウを身につけるという目的の元に動いている。表社会で真っ当に就職したところで妹に不便をかけさせないためだけの収入が得られるか定かではないし、それ以上に最大の目的――両親を殺した男に薬物を売っていた裏稼業の組織を叩き潰すという復讐心を昇華するためにも闇を生きるしか手段がなかった。 大学卒業後「女と薬には手を出さない」という古風な掟が存在することでその筋の人間には有名である霧生組の傘下に入り、持ち前の頭脳を生かして若頭まで上り詰めた。次期組長は彼で間違いないと組内でも頻繁に噂されている。 見た目は身長が高いわけでもガタイが良いわけでもなく貧弱そうな印象を与えることが多い上が、必要に迫られれば足技で敵対する人間を次々と伸していく。戦闘要員というわけではないので、護衛のような立ち回りをする舎弟が一人常に付き従っている。 常に冷静沈着で、何かに対して動じている姿を他人に見せない。 ……が、重度の蕎麦アレルギーを患っており、毎年年末に組長に連れられて行く（かざるを得ない）蕎麦屋の帰り、並びに正月三が日は誰が見てもハチャメチャに具合が悪そうにしている。 ◇参加セッション 　・小峰卓「蕎麦屋・オブ・ザ・デッド」喀血卓様作 生還

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