タグ： nnm探索者

天使たちの黙示録...HOⅢ　｢天秤は並行｣ ｢どうかあなたのお名前を教えてくださる？素敵なひと！｣ ◆ジゼル=ラヴィニア(Giselle=Lavinia) 一人称:わたし 二人称:あなた 誕生日:12月26日 誕生花:クリスマスローズ 花言葉: 「私の不安をやわらげて」「慰め」 ◆特徴表 4-8）『大切なもの(D)』[6*10]→精神分析 大切な品物:ウェディングベール ◆性格 東の国出身の天真爛漫を形にしたような少女。 感情表現が豊かでマイペース。 元々身体が弱くベッドの上にいる事が多かったこともあり、世間知らずなところがたまにある。 現世ではやさしい両親と自分によく似た容姿の妹がおり、決して裕福ではなかったものの慎ましく暮らしていた。 外で何かをすることが難しく、いつか自分も妹と共に駆け回りたいと医療の勉強を熱心にしていたためあまり運動神経等は良くないが医療の知識は豊富。 肌身離さず身につけているベールは妹が編んだもの。 ジゼルの住む地域では嫁入りの際に近しい親族がウェディングベールを贈るという習わしが存在し、その風習を勘違いをした妹が楽園に向かう際泣きながら贈ってくれた。 花嫁になったわけでもないのに、と笑いながらもそれを何より大事にしている。 ◆if 出身はルーマニアの小さく閉鎖的な村。 10歳の頃に村特有の宗教的儀式である『神の花嫁』に選ばれる。神の花嫁に選ばれることは村ではたいへん名誉なこととされていたため、両親も妹もとても喜んでくれ、ジゼル自身も誇らしく思っていた。 選ばれてからはほぼ軟禁状態で生活していたが、ジゼルとよく似た容姿を持つ妹がこっそり会いに来てはよく話をしてくれた。村の外にある学校に通う妹は神に嫁ぐジゼルにウェディングベールを編むことになっており、そのためデザインの好みを聞きに来たり、勉強への愚痴、または恋の話をしてくれることが多かった。 昔から姉妹共に仲の良かった幼馴染の少年に妹は恋をしていたが、ある日妹が告白した際少年に｢実は昔からジゼルが好きだった｣と告げられたことでジゼルと妹の間に亀裂が入ってしまう。 それから数年後の儀式の前日、あまり会いに来なくなっていた妹が作ったらしきウェディングベールを片手に現れ、ジゼルに｢わたしが神の花嫁になりたい｣と入れ替わりを頼み込まれる。神の花嫁になるためだけに生きてきたジゼルは困惑したものの、妹の願いを叶えるため最終的に承諾する。 入れ替わって一旦とりあえず村を出ようとしたが、妹の晴れ姿をどうしても見たくなったジゼルがこっそり儀式の場である湖に行くと、そこには妹が無惨にも殺され数人の村人たちに湖に投げ込まれようとしている姿があった。思わず悲鳴をあげて妹の亡骸に駆け寄ったことで入れ替わりが露呈する。 つまり『神の花嫁』とは体のいい生贄のことであり、実際は嫁ぐと称して湖に投げ込まれ殺されることなのだと知った妹が、身を呈し姉を逃がそうとしたのだった。幼馴染の少年とようやく結ばれたばかりだったのに馬鹿なことを、と村人が零したため息混じりの言葉と妹の死に呆然としたまま、血で染められたウェディングベールを被せられたジゼルは重りを付けられ湖に投げ込まれた。 妹の恋も未来も決死の覚悟さえもを無駄にして、｢生きて欲しい｣という切なる願いをも台無しにして。 水中で被っていたウェディングベールだけが泡と共に昇っていくのと反対に、信仰の元に無知で白痴のように無垢だった少女は沈んでいく。 神などいない、湖の底に。 ◆名前の由来 ジゼル→バレエ作品｢ジゼル｣。ifの人生のモチーフである｢病弱｣｢結婚｣｢恋｣｢湖での死｣等はここから。ラテン語で｢誓約｣の意味でもある。 ラヴィニア→ラテン語で ｢純度、純粋、清潔｣の意味。HO3の内容から想起。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ