タグ： 夜蝶夜桜

冴塚支部の支部長を8年ほど前から任されている穏和で優しい好青年。 誰に対しても分け隔てなく接し、支部員にも協力をしてくれているイリーガルにも信頼を置いている。人を信頼し過ぎるきらいがあるが、「人を疑って信用できなくなってしまうより、信じて裏切られる方がマシだから」と支部員に話していた。それを甘いという支部員もいるが、指揮能力も守護能力も高い彼のことは支部員全員が信頼していることは間違いない。 とあるUGNの作戦にて一介のエージェントとして行動していたが、作戦指揮者が負傷により倒れた後、混乱する現場を的確な指示と守護能力で纏め上げ被害を最小限に止め、その功績により、冴塚支部の支部長へ任命された。本人曰く、この功績は自分一人だけのものではないと言っている。 15,6歳の時に、ごく普通の一般家庭に拾われた過去がある。その時からオーヴァードとして覚醒していた。それでもその家庭で愛情を持って育てられ、拾ってくれた父親には言葉では言い表せないほどの感謝を感じている。両親と名字が違うのは、拾った時一緒にあった紙に、「音偽アリス」と書かれていた為、それが名前なのだろうとそのまま付けられたため。 拾われてからずっと、覚えのない記憶が掠める時がある。4人の年下であろう子供たちに「お兄ちゃん」と呼ばれる夢が。それを拾われる以前の記憶なのだと、彼は疑わずに信じている。

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