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一人称：俺 若くして探偵事務所を設立し、どんな依頼でも金さえ積めば相応の仕事をする探偵。 短期間で多くの実績を積んだ彼の才覚を、同業者らは「大いなる20歳」と呼んで畏れている。 評判は高いものの、口を開けば「金」の一文字がまず飛び出すようなものの言い方をするため、敬遠する依頼者は少なくない。 仕事の合間、彼はとある人物を探し続けているらしい。 座右の銘は「金で買える幸せは、金が無いと買えない」。 好きなチョコ：金貨チョコ ーーーーーーー 彼はメインストリートからわずか数百メートル、寂れた映画館とバーが5、6軒ほどしかない町の父子家庭に生まれる。 まだ氏哉が幼い頃、父親は突如姿を消した。 父親の代わりに、兄は工場で油にまみれながら必死に働き、氏哉を育てた。 兄は高校進学の資金を、そのまま弟に託した。 「進学の意思はない」という兄の言葉など誤魔化しである、と氏哉は気付いていた。 金が無かったために家族の人生は狂ってしまった。 金が全てを変えてくれるはずだ。 氏哉は探偵の仕事をしながら、消えた父親を探し始めた。 いつか兄と父親の足元にBIG MONEYを叩きつけてやる。 そう誓ったのであった。 探偵を職として選んだのは、金を稼ぎながら人探しに必要な人脈と情報網を得るため最も効率的だと考えたためである。 ハイテンションだけど冷静。

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