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【基本情報】 読み:かざはな　あとり 性別:女 年齢:23歳 誕生日:2/7 職業:大学生/マラソン選手 一/二人称:あたし/あんた 【性格】 口下手。 一言一言考えながら話すので、喋る即答はかなりゆっくり。(悪夢を見ることで寝不足になり、結果思考力が落ちてる自覚があるから、失言しないよう気を張っている。端的な内容であれば普通に話せる) 表情もあまり動かない。こちらも寝不足で感受性が鈍ってる為。 亡くなった友人は花鶏のコーチをしてくれていた人物。ただ、花鶏は友人が自殺することはないと思ってる。自身が休養中とはいえ、まだまだ引退する気はなかったし、実際将来参加したい大会についてなど、未来の話もしていた。自らを殺す理由がないと思ってる。 ただ、事件報道を見たときに走る頭痛が、悪夢と記憶喪失が、決して口を開かない両親が、痛みを知らないこの体が、その全てが自身と事件の関わりを提示してるようで恐ろしい。できることなら、目を閉じて耳を塞いで、嵐が通り過ぎるのを待っていたい。 それでも、今ここで、その全てに向き合わなければ前に進めないから。 【過去】 小学生の頃は、悪夢も記憶喪失もあまり気にしてなかった。悪夢は怖かったけど、翌日小学校に行って友達と遊べば、すぐに忘れられた。記憶喪失は多分両親に言いくるめられてた。 そもそも、本来は勝ち気で負けず嫌いな性格なので、過去や夢のことよりも、今や未来のことの方が重要で、故にそこにこだわる理由もなかった。 走るのが好きだったので、中学では陸上部に入った。そこで、外部コーチとして来ていた小鳥遊　美咲(たかなし　みさき)に出会った。 小鳥遊は以前マラソン選手だったものの、大成する前に事故に遭い指導側に回った人物で、花鶏が長距離向きなのを見抜いてマラソン選手の道へ誘ってくれた。 以降、集団自殺によって小鳥遊が亡くなるまで、二人三脚でやってきた。 高校生の時、海外遠征に行くことになり、パスポート取得の為戸籍謄本を取り寄せ、養子である事実を知った。その瞬間、今まで気にも留めていなかった悪夢と記憶喪失が、意味を持って襲ってきた。 初めて両親の言いくるめに屈さず問い詰めたが、両親が真実を話すことはなかった。 結局、この疑問は解消されないまま海外遠征へ旅立つことになり、これ以降徐々に調子を落としていく。 それでも、大学はなんとかスポーツ推薦で入ったものの、スランプはますます悪くなるばかりで、元に戻そうと無理をして倒れ、大宮に助けられた。これを機に、流石に無茶をしすぎたと休養に入ることにした。 そして先月、個人コーチをしてくれてた小鳥遊がNOBODY事件にて自殺した。 【大宮まといについて】 亡き友人を除けば、一番親しい友人。 悪夢や無痛症、記憶喪失のことは話していないが、最近寝不足であることは話してる。 花鶏のことを心配し、定期的に息抜きに連れ出して話を聞いてくれる、良き友人。 【名前】 風花→風を受けて、その中の花の香りを感じながら走れるようになりますように 花鶏→渡り鳥の一種。遠くまで自由に走れるように。

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