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すくみ　とよひろ 二十八歳　次期将軍候補側近 （CoC「徒花に實は生らぬ。」HO4：轡ノ蝶） 薩摩藩宿巳家 刀を振るうよりは、学問や盤上を眺めて駒を動かすことを好む 普段から口にしている煙管は父から譲り受けたもので、ちょちょいっとすると針が出てくる 父に対しては従順であるが、規律は公でないならそこまで重視してない 側近の役目は家としてある程度誇りを持つべきものだと思っている HO3の側近ではあるが、御目付け役の方が近いんじゃないかと最近思う 悪い噂ばかり、気にしているのかしていないのかわからんが、握り潰すこちらの身にもなってほしい 「あんなあ……。頼んで、主人に対してこげんこっ言わせんでくれや」 HO3には将軍としての器があると断言し、彼を将軍にすべくアレコレ手を尽くしている 本人が望むかどうか……イヤだって言われたら、その時はなんとかして頷かせる所存 -----以下、シナリオおよび秘匿のネタバレあり----- 家が潰されたことも、延いては父が責を問われて自害したことも不満を抱いていたが、表立って口にすることはなかった 自身の才を評価してくれている”父”には感謝の念も全く無いではないわけで 今何をしても仕方のないこと、これも己の人生であると受け入れた顔で諦めていた が、阿部春近の言葉で己や、父までもが救われたような心地になった あの春近の嫡男であるHO3だってきっと、自分が将軍に押し上げるのに足る人物であるはずだと思っている 悪友である南郷には厚い信頼を寄せている かるかん饅頭茶漬けはまあ、うん、俺は別々で食べるのが好きかな。食えないわけでもないけど 許嫁がいたが、調所家解散の際に取りやめとなった 現在は「お役目あるし縁談寄越さないでほしいな～～～」をやんわりと伝えている 「主人を差し置いて嫁はもれんやろ？　そいが、あんしためになんなら別じゃっどん」 女遊び自体は嫌いではない。柔らかいし、匂いも良くて一緒に寝るのに丁度良い 男の方もそこそこ。出目的にタチネコ若干ネコ寄りって感じだった 以下、秘匿 .《公開HO》 ◆HO4轡ノ蝶 所属: 薩摩藩；20代～30代固定 「貴方は次期将軍候補のHO3を支えるべく、数年前から側近に任じられた。HO3が将軍となる為ならば、努力は惜しまない。」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 《秘匿HO》 ◇　HO4轡ノ蝶　 貴方は、鎌倉時代初期から続き、関ヶ原の戦いにて西軍派について尚土地を奪われる事なく、600年もの間転封なしにこの薩摩の守護を任ぜられている、誇り高き名門◯◯（HO4の苗字）家の一員である。ただし、元々は◯◯家の家老であった調所菊郷（ずしょきくさと）の息子/娘として生まれた。 …本当の父である、調所菊郷という男は凄い男であった。 様々な要因が重なって、多大な借金を背負った薩摩藩が持ち直したのは父のおかげと言っても過言ではないだろう。貴方の父は、薩摩財政の為に生き、そして死んだ。 勿論、既に破綻した状態の物を正すのは困難を極め、正しい行いとは言えぬ事もしていただろう。 第一に、借金の踏み倒し。 調所菊郷は商人らを半ば脅迫する事で借金を無利子で250年の分割払いにさせたのである。 完済期日は2085年とされ、事実上の踏み倒しとも言えるかもしれない。 第二に、琉球を利用した清との密貿易。 幕府の許可を得ずに無断で行われたそれは、徐々に薩摩の懐を潤わせた。薩摩からは、銀・乾昆布・いりこ・干鮑などを輸出して、代わりに清からは絹製品・丁子・生糸・鮫皮などを買い付けた。それらを幕府に秘密で国の中へと流す事で利潤を得、財政を安定させたのである。 そして最後に、奄美群島の黒砂糖産業の振興である。 この言葉だけで見れば美しい話に思えるが、実際には奄美群島住民へのサトウキビ栽培の強要と収奪であった。当時、黒砂糖は非常に利益率の高い物でそれに目をつけた貴方の父は、奄美群島の人々に黒砂糖の原料となるサトウキビ以外の作物の栽培を禁止。更に住民には砂糖の売買を禁止し、出来た砂糖はすべて薩摩藩に買い上げさせた。 そして、サトウキビ以外の栽培を禁止された住民に対し、生活に必要な米ならびに他の物資はすべて薩摩藩から市場価格よりはるかに高い価格で買わせたのである。現地では薩摩藩を恨む者も多くこの時代は「黒糖地獄」とも呼ばれた。 これらの財政再建のおかげで、幕末には薩摩藩の金蔵に250万両の蓄えが出来る程にまで財政は回復した。しかし、そんな薩摩の救世主と言ってもいい筈の父は江戸に呼び出され、当時老中であった鎖城仄ゑ（さじょう　ほのえ）に密貿易の件を糾問された後、屋敷薩摩藩上にて自害した。 こうして、密貿易の責任は父1人に押し付けられて薩摩藩は不問となった。 父亡き後、貴方の家もその罪を問われ離散とされたが父の主君でもあった◯◯成興が才ある貴方を養子にと希望した事で、貴方は◯◯家の一員となった。 密貿易の責任を家臣一人に押し付け、自身の家を潰された事に貴方は不満を持ってはいたものの、成興に連れられ水戸屋敷にて出会った当時の水戸藩主であるHO3の母「阿部春近（あべのはるちか）」の言葉によって貴方は救われた。 彼女は、薩摩の者からも悪名高いと嫌厭された貴方の父を「稀代の改革者」と評し、「武士は皆、己の命を燃やして何か一つ、事をなす為に生まれてくる。」「そなたの御父上は薩摩の犠牲となり散ったのではない、薩摩の未来を願い、支える為に自らの命を燃やして薩摩の財政という枯葉に命を吹き込んだのだ。」と語った。誰もが蔑む中、正しく父を評してくれる者が居ることに感銘を受けた貴方は、他藩の者でありながら、水戸藩主である阿部春近に敬愛の念を抱いていた。 彼女の様な英明なる者が上に立つ水戸はなんと進んでいるのだろうか、と。 ※　補足　※　 HO3の母が亡くなった後、水戸藩は、HO3を推す保守派とHO3の叔父◯◯（HO3と同じ苗字）近光を推す改革派の2つに分かれました。 貴方は、操りやすいと踏んだ改革派に力を貸し、HO3の叔父を水戸藩主につけ、HO3の姉であり、憧れの春近の娘である萩姫を将軍の御台所へと据えました。 また、輿入れの際、萩姫のお付きの者として薩摩藩のスパイを一緒に送り込んでおり、彼女達から様々な幕府の情報を得ています。 その中に、歴代将軍しか読む事が出来ない書物「末実紀」の写しも含まれていました。 そこには、初代将軍が記した、幕府の未来の歴史が記されており、薩摩がイギリスや長州と協力関係を持つ事や、幕府終焉のきっかけとなったのが「異国の大きな黒い船」であると記されていた。貴方はそれ以来、今回の傀儡計画が失敗となった場合に備えて「異国の大きな黒い船」について調べている。 《HO補正》 　EDU +2　　好きなステータス 1つ+2 《将軍補佐》初期値30%（上限80%まで取得可能）・・・ 将軍を支える事を目的とする技能。 もし、自身の主君（HO1）が技能に失敗した場合、貴方が《将軍補佐》技能に成功する事で、主君はその技能の振り直しが可能となる。 《カリスマ（志士）》初期値40%・・・ これは、尊王攘夷派のみに使用可能、幕府側の人間には使用不可。 交渉技能として使用する事も可能。 ただ、真の目的が公になるまでは表立っては使用しない方が良いだろう。 推奨技能 : 《将軍補佐》、《三大探索技能》、《交渉技能》、《操船》（初期値1%）、《カリスマ（志士）》 関連NPC 南郷 桐ノ介 （なんごうきりのすけ） 幼い頃から勉学を共にした学友であり、悪友。 この日本をいい方向に変える事を貴方に誓っており、討幕が必要になった際の準備も彼が進めている。下級武士の生まれではあるものの、豪胆かつ快活な性格で、薩摩の若者達から慕われており、血気盛んな彼等のリーダー的存在となっている。 貴方の立場が藩主の息子/娘となってからも、貴方と彼の関係は途切れる事なく続いており、今でも軽口を叩き合う仲である。 事あるごとに彼の好物であるかるかん饅頭茶漬けを勧めてくる。 美味しいと思うかは PC 次第。

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