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「みなさーーん、元気ですかー？みんなのアイドル石崎らうり。今日はこのドームをらぶりん色に染めちゃうぞ♡ というわけで、皆様ライブに来てくださり、誠にありがとうございました。本日は……ってアレ、何か間違っちゃいましたか？あっ、固い？ むーーー、らぶりんアイドルモード、行っきまーす！！」 石崎らうり 愛称『らうりん』 彗星の如くアイドル界に現れた新人アイドル。耐えないキュートな笑顔に華麗にピンクもフリルも着こなすその可愛さ。天然であり時には丁寧な敬語が出ながらも、恥のない思い切りのアイドルファンサ。 歌も踊りも"特別上手い"とは言えないが、その愛嬌の良さと魅力は明らかにアイドルとして素晴らしい才能だった。 「らうりはファンの皆様が大好きです。この舞台が大好きです。みんなの笑顔が大大大好きです。だから…」 らうりは富豪の娘であった。箱入りで娯楽も周りにない中、彼女はテレビに、街中に、人々の話に現れる「アイドル」という存在に惹かれていった。 親には反対されるかと思いきや、彼女が初めて家族に告げた夢･お願いだったためか大いに背中を押され「らうりのやりたいようにやりなさい」とバックアップをしてくれた。 賄賂とかはしていない。彼女がアイドルとして華々しくデビューしたのは彼女の本物の実力と努力によるものである。しかし明らかに心の支えとなっていたり家族による布教活動が行われているのは事実である。 特に芸能界の闇とかに興味はない。 彼女がなりたいのはトップアイドルではない。 ただアイドル活動をすること。 あのキラキラの空間に立つこと。 それだけである。 Q.「トップアイドルになりたい、とかアイドルへの執着とかあるの？」 A.「あっ、無いですよー！私はアイドルやるのが…歌って踊って皆様の笑顔を見るのが楽しくてアイドルをやっているので！｣ （「それに、私はお金に困ってるわけじゃないですし、帰る場所もあるので問題なしです☆｣という一言はインタビュー記事にはカットされた。そういうとこやぞ。）

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