タグ： 士家

よいかねのせ うつろ 「わしは人の体を治すのは向いていないようだ」 「魔道についてちいとばかし尋ねてもよいかね？そう嫌な顔をするな」 一人称：わし 二人称：そなた 陰陽姫の双子の弟。 その名を呼ぶことが禁じられても、気にする素振りを見せずこれまでと同じように「遷」と呼ぶ。 神の一部を体に取り入れ、壊れゆく姉を見る度に「わしが代ろうか」と顔を覗き込んで言えば、彼女は小さく笑って『大丈夫』だと告げる。 その姿が痛々しく、本当に代わってやることが出来たなら。そんなことを考えてしまう。 陰陽術でなんとか、こう、上手い具合に人間の精神を入れ替え出来ないだろうかと あてもなく仕事以外の時間を研究に溶かしている。成果はない。 陰陽姫：鉚瀬 遷(よいかねのせ うつり) 《術符》 攻撃術式：MP を 2 消費し、対象一つに装甲無視の 1d10 ダメージを与える。 回復術式：MP を 2 消費し、対象一つの HP を 1d4 回復する。ただし死者は蘇らない。 ▶HO【白虎】 ・【陰陽姫】：言を用いて吉を呼び凶を祓う言霊師の家系の少女。普段から発する言葉に気を遣い、大人びた雰囲気も相まって無愛想にも見えるが、稀に優しく微笑む事を式神/PC は知っている。 ・【関係性/姉妹・弟】：陰陽姫は PC の姉である。優秀であった彼女が陰陽姫に選ばれたのは当然の事であったが、なぜ彼女が優秀であり続けたのかを大人達は知らない。 ・【氏姓】：「金」を含む任意の名字（漢字の一部に「金」が含まれていればよい）。 ▶白虎の陰陽姫 【家門】：都の西を守護する役目を負った家門の娘。西の家門は言を用いて吉を呼び、災いを祓う言霊の一 族である。中でも現・白虎と式神である探索者は能力が高く、姉妹(姉弟)のどちらかが陰陽姫になるであ ろうと幼い頃から言われていた。探索者が望めば双子の設定でも良い。 【性格】：普段から発する言葉には慎重で、己が後ろ向き/強い否定などの言葉を発することをよしとして いない。また、幼い頃から陰陽術について家門の誰よりも励んでいた。遠目に見るものたちは、寡黙、無 愛想、冷酷と思いやすいが、陰陽姫が優しく微笑むことを式神だけは知っている。 【遺物】：言霊『言離喉(ことさかのこう)』。言離(ことさか)は「一言で願いを叶える」とされる日本の神で あり、この遺物はその喉とされる臓器の欠片である。神の宿る仮の御神体ではなく、神の肉体そのもの。 西の家門は、これを人の身に埋め込むことで言葉が事象に干渉する力を強め、言霊としての力を増幅さ せている。実際の使用法は、怪異の動きを止める、自らの身体能力を超えた動きを行うなどである。 【遺物の秘密】：神の肉体は人の身に扱い切れるものではない。人智を越えた力は使用の度に、陰陽姫の肉 体を破壊する。正確には肉体が神のものへと昇華し始める。しかし人の肉体は変容に耐えきれず、鋼の ような硬質な結晶へと変わっていく。肉体は壊死するように体組織が砕け、失われていく。代々の陰陽 姫はそのように砕け散り、当代の陰陽姫の身体も既に一部が石化を始めている。 【式神】：陰陽姫と式神は生まれてから今日に至るまで、ともに育った姉妹/弟である。陰陽姫が 10 歳の時、 頭首に PC と共に呼び出され、それぞれが次期陰陽姫と式神に任命された。式神は目の前で姉が喉に孔 をあけられ、何かを入れられた姿を見ている。その後、すべての者が陰陽姫の名を呼ぶことを禁じられ、 名が記された書物は塗り潰された。人として扱い、名を呼ぶのは式神だけかもしれない。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ