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一人称 私 二人称 ○○、ちゃん、くん みんなを守るおねーさんだからね！ ※無垢なる生への対価ネタバレ有 *☼*―――――*☼* 物心着いた頃には、"刀"とよばれるモノの使い方が分かっていた。親がいないこの環境で、はるはこの力を『守るための力』だと認識した。 親はいなかったけれど、寂しくは無かった。兄弟同然の2人が居て、わたしは2人のお姉ちゃん。とっても仲良しな2人を見ているだけで、ああ、この世界を守らなきゃいけないんだって思った。 だから、お姉ちゃんらしく生きるために、この子達を守るために、必要なものはなんだろうと考えた。 生活能力。もちろん必要だ。知力も、財力も、でも、いざと言う時にこの子達を守れるには、やっぱり武力しか、ない……！ 親がいないことに別段感情は抱いていない。親がいなくてもわたしはわたしで、この世界に生まれ落ちた瞬間から親とは他人なのだ。 なので、小さい頃からはるはずっと"姉"として生きてきた。同年代と遊んだり、色恋沙汰とか、そういうものにも興味がなかった。 そもそも、女の子らしさそっちのけで強さとかそういうものにかまけている自分に、友達も恋人もできるわけはなかった。 高校生になって、新しい寮に入って。自由度がそれなりに増えたから、鍛える為に剣道部に所属してみた。 そこで、運命的な出会いをしてしまった。 容姿て好かれることは多々あれど、自分の強さをそのまま好いてくれる男の子なんていなかった。今まで抑圧していたものが、どんどん溢れて、気がついたら好きになっていた。 他の女の子が思ってるような単純な恋心とは違うのだ。初めてわたしを見てくれて、あなたを好きで、ずっとあなたと一緒にいたいと思ったの。 容姿にも気を使い始めた。髪の毛を伸ばしてみたり。全部染めるのはちょっと怖かったけど、ポイントで髪の毛に色を刺してみたり。 はるは恋する女の子。肉体的には強いけど、いのりくんに対してはどこまでも乙女になる、かわいい女子高生。 弟たちにはこの恋心は内緒。だって、恥ずかしいもん！ 【無垢なる生への対価~終~】(2020-3-13) もう会えないと思ったの。 でも、運命は自分で決めるって言ったから。 ありがとう、それと、ごめんね。 ずっとずっと、だいすき。 不定の狂気:短時間の心因反応→4ヶ月 (常軌を逸した振る舞い) ｢いのりくん、だいすき｣ ところ構わずいのりくんといちゃつくぞ！？ 【キューティーキャンディーカラー】(2020-6-11) 先生はいつまでたっても先生だもん。 私の先生に、変なことしないで。そんな簡単な仕掛けで、私達の先生が負けるわけないんだから！ ……で、味が分かんないって、どういうこと、先生？

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