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立花 ノエル(タチバナ ノエル)
ID:950308
MD:81024786dffbf9ba5426668db72b5cd4
立花 ノエル(タチバナ ノエル)
タグ:
濃縮還元
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生まれ・能力値
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CON
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20
21
その他増加分
一時的増減
現在値
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CON
POW
DEX
APP
SIZ
INT
EDU
HP
MP
初期
SAN
アイ
デア
幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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簡易表示
通常表示
技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
表示
初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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通常表示
<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
非表示
簡易表示
通常表示
<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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簡易表示
通常表示
<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
非表示
簡易表示
通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
非表示
簡易表示
通常表示
<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
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簡易表示
通常表示
所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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通常表示
パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
成長過多、強力な呪文所持につきネタシナリオなど以外での使用禁止。 《職業:怪盗》 《特徴表:銃火器の達人》 銃火器とはなにかの縁があり、普段から親しんでいる。銃火器技能5つ(拳銃、サブマシンガン、ショットガン、マシンガン、ライフル)の基本成功率は50%である。 《特徴表:手先が器用》 任意の〈制作〉1つの基本成功率が50%となる。さらに〈機械修理〉および〈電気修理〉に+10% ※火器系は何かない限りほとんど家に置いてある。 この先に書いてある事をものすごく簡単に。 ロシア人の合法ロリ。料理店を経営しながら怪盗をする。百合。 短い小説並に長いので読まない方が吉。 ロシア人。ロシア生まれロシア育ち。 面倒臭がりで気分屋なため自分で副業と称して経営している料理店は気が向かない時などはよく休業にしている。実はお酒大好き。 本当の名前はエミリー・ラジェンスキー。元々は由緒正しき家系の人物で、ロシアではお嬢様として日々の生活を送っていた。 容姿端麗、品行方正、頭脳明晰と三拍子揃った人であり、その上家事や楽器の演奏なども卒なくこなしていた事から、幼い頃から周りから期待をされていた。 そのためか両親からはいつも完璧であることを求められていた。中学生の時日本へと留学し、その礼儀正しさと料理の美味しさに惹かれまた日本へ行きたいと考えるようになる。 そしてそのよく出来た人間性と頭脳が評価され飛び級でわずか13歳で中学校を卒業した。 15歳の頃、両親の仕事の都合上何ヶ月か日本へ滞在することになり、彼女の気持ちは高まっていた。 そして両親と共に日本へとやってきた彼女だったが、これから起こることは予想だにもしていなかっただろう。 日本に来てから1週間、観光などを楽しんでいた彼女だったが、高級ホテルの最上階で滞在中、夜もふけこれから就寝しようと思っていた所で何者かの襲撃を受ける。 咄嗟に自分はクローゼットに隠れた。両親の命乞いの声が聞こえる。しかし無惨にも2人は銃弾を打ち込まれ帰らぬ人となってしまう。 部屋に響き渡る銃声に怯え震える中、クローゼットの中が開けられた。 "もう…ダメ。"そう思い目を瞑る彼女だったが、彼女に引き金を引かれることはなかった。 代わりにかけられた言葉…『やっと…君を救うことができた。』訳が分からず目を開けると、黒いマントに身を包んだ金髪の男性が立っていた。 あの時と変わらぬ風貌、紛れもなくあの時の"彼"だった『…ありがとう。』全てを理解した彼女はそう呟く。そしてまもなくして彼女は泣き出した。それを抱きしめる金髪の男。 そんな光景が月明かりに照らされ、2人は輝く。そのような美しい光景はまるで姫を救いに来た王子のようであった。 『こんな事をしてる暇はない。とにかく逃げよう!』彼女をお姫様抱っこし彼は窓から外へと飛び立つ。 彼女は恐怖のあまり失神してしまうが目が覚めた時にはベッドの上にいた。『助かった…。』安堵感と共に彼女は眠りにつく。 その夜夢を見る、それはまるで今までの事が全てフラッシュバックするように。 それは両親から酷い虐待を受けている自分、そしてそこから救い出してくれた彼。忌まわしい記憶が蘇る…。 彼女は両親から虐待を受けていた。食事はろくに取らせて貰えず、自分達の思い通りに娘がならなければ殴る蹴るの暴行を加えられた。 しまいには父親とその友人の性欲処理の道具にされた。 いっそもう死にたい。そう思ってもいざベランダから身を投げだそうとすると足がすくんでしまう。 こんな状況から抜け出したい。その一心で過ごしていたある日、たまたま日本へと留学できる事になる。彼女は藁にもすがる思いで日本へと旅立った。 日本での暮らしは言語が通じないものの、前の両親と暮らしていた時と比べれば雲泥の差があった。 楽しく食卓を囲む事なんていつぶりだろうか。日本では友人もでき、楽しい日々が続いた。 だが、地獄の日々へのカウントダウンは刻刻と近づいていた。もう帰国まで1週間と迫った時。そんな中1人の男子と出会う。 彼は自分と同じ留学生でクラスではいつも1人でいるような子だった。始まりは彼の方からこう話しかけられた事だった。 『あんた、何か嫌な事でもあるのか?今じゃない。これからの事に…だ。』__聞き慣れたロシア語で彼は確かにそう言った。 なるべく忘れようとしていた事。頭の隅に無理矢理押し込めていた事。この留学が終わればまた両親の元に戻らなければならない。 彼の言葉が現実を突きつける。彼女は明らかに動揺する。 そんな彼女を見て彼はこう呟く。『俺でよければ協力するよ。』彼には全てお見通しなのだろうか。 彼の言葉には1つ1つに重みがあった。彼は信用にたる人物、彼女はそう直感した。この人に話せば、何か変わるかもしれない。そんな淡い期待を抱き、彼女は口を開く。 全て話し終えた後、しばらく沈黙が続く。その沈黙を破ったのは彼女のこんな言葉『やっぱり、こんなの人に話す事じゃないよね。』 そう吐き捨てその場をあとにしようとする。やはり他人に話しても何も変わらない。淡い期待が潰えようとしたその時。彼の重い口が開く。 『…またこの国に来て欲しい。何年経ってでもいい。その時は必ず君を救い出す。絶対だ。』 根拠のない一言だった。だが今の彼女には十分すぎる一言だった。彼女は立ち止まる。 その言葉に対して彼女は返事をしなかった。いや、出来なかったのだ。 彼女の瞳からは大粒の涙が溢れ落ちる。何分も、何時間も、永遠と彼女は泣き続けた。そんな彼女を優しく抱きしめ撫でる彼。 月明かりは2人を優しく照らしていた。 __そして1週間が立ち、ロシアへと帰国する日になった。飛行機の搭乗口へ向かおうとする彼女を呼び止める人物がいた。紛れもない彼だった。 …そういえば名前も聞いてないな。そんな事を思いながら、立ち止まらずに、逃げるように、歩みを進める。 その刹那、背中から大きな声でこう聞こえた。『俺はディラン・グラウディン!姫を救う王子だ!』恥じることも無く彼はそう告げる。 呆気にとられ彼女は歩みを止める。そして彼女は笑みを零しこう返す。『私はエミリー・ラジェンスキー、王子の助けを待つ姫よ!』 …彼女らはいつの間にかお互いに惹かれあっていたのだろう。そして彼女を乗せた飛行機は飛び立つ。 また元の生活が始まってしまう。憂鬱な気持ちは変わらないが、だけどいつか彼が助けてくれる。そんな淡い気持ちを胸にロシアへと帰国した。 …息を飲み自宅のドアを叩く。それを迎えるのは殺したい程憎い両親。また前と同じ日々が始まった。 挫けそうになる度彼の顔を思い出す。いつしか彼は彼女の心の支えとなっていたのだ。 耐えに耐え2年後、ようやく日本へと行ける目処が立った。彼女は心の底から喜んだ。やっとこの地獄のような日々から抜け出せる。 そう思い、彼女は2年ぶりに日本へと旅立った。そして今日、両親の魔の手から逃れることが出来たのだだった。 __あれからどれ位経っただろうか?彼女は目を覚ます。外はもう明るい。ベッドから起き上がるとそこには机に伏して寝ている彼。 彼女は『ありがとう。』と声をかけ彼に毛布をかける。 手段は手荒でも本当に救い出してくれた、普通はここまでしてくれる人なんていない。…そう思ってしまう程、彼女の感覚は麻痺していたのだろう。麻痺する程、酷い扱いを受けていたのだ。 それでもあの過酷な日々は終わりを告げた。それだけが彼女の救いであった。 だが、これから見ず知らずの土地で、言語も風習も違うこの場所で、自分はどう暮らしていけばいいのだろう。そんな事が彼女の頭をよぎる。 いくら知識や教養があると言えどこの状況に立たされるのは、若い彼女にとってあまりにも無慈悲であった。 不安要素しかないこの場所では唯一、彼だけが頼りだった。 __暫くして彼が目覚める。改めて自己紹介をしてくれた。彼は怪盗をしているらしい。彼女には実感が湧かなかったが嘘は言ってないのだろう。それと彼には両親がいなく今は一人で暮らしているらしい。 それ故なのか親という立場にありながら我が子をいたぶる彼女の両親を許せなかったらしい。 そして彼が次に口に出した言葉は彼女が驚くべき内容だった。 『俺はこれから出頭する。何、心配するな。またすぐ戻ってくるさ。俺がいない間ここに行くといい。』 そう言って紙を手渡す。無責任な人だ。人の居場所だけにとどまらず人の心まで奪っておいて。 『じゃあ、またいつか。』 そう言って颯爽と扉を開け部屋を出ていってしまった。呆気に取られた彼女だったが、彼を信用し、紙に書いていた場所へと行く事を決めた。 だが、この時が彼の最後の言葉になる事は彼女も、また彼も、知る由もなかった。 指定された場所へと向かうとボロボロのアパートの1室だった。インターホンを押すと中から自分より少し上であろう女性が出てきた。 『あら、貴女が彼が言ってた新入りね。可愛い顔してるじゃない。さあ、入って。』 彼が話を通してくれていたのだろうか、応対してくれた女の人は快く中に迎え入れてくれた。 部屋の中は物が散乱しており、カップラーメンや缶ビールの空がテーブルの上に乗っていた。家具は最低限のものはあるがどれも傷などがついておりボロボロだった。 中には最初応対してくれた女の人以外に2人の人がいた。目つきが悪く袴を着ている男性と顔に目立つ大きな傷がある細身の男性。 どちらも強面といった印象であり、彼女は少し後ずさる。 すると彼女に気づいたのか大きな傷がある男性は笑顔で手を振っている。 横の目つきが悪い方の男性も気づいてはいるようだが自ら持っている刀を拭いている。 暫く部屋を見渡しているとさっきの女性がコーヒーを出してくれ、ソファーに座るように促される。 そして1人1人自己紹介をしてくれた。 女の人はクロエ・エヴァンスというらしい、変装を得意としているそうだ。男の人を落とすテクニックを知っているとかなんとか。 目つきの悪い方の男性は不知火武蔵というらしい、刀の達人らしいが、本人から聞いた訳ではないので分からない。 顔に大きな傷がある方の男性はルーカス・マルティネスというらしい、自称銃の達人。針の穴を通す正確さがあるとか。 個性豊かなメンバーである事は分かった。寧ろそれ以外わからなかった。…あまり分かりたくなかった。 するとテレビからこんなニュースが流れてきた。 『速報です。ロシア人の夫婦が殺害され、その一人娘が行方不明になっている事件で、容疑者と見られる男が出頭した模様です。』 場を重い空気が包む。全員の表情は暗い。 彼女は感じ取ることができた。彼がここのリーダーであり、精神的支柱であった事を。この空気をどうにかしなければ、そう思い彼女は口を開く。 『彼は…ディランはすぐ戻ってくるって言いました。最初は嘘だと思いました。でも、彼の事ですから…絶対に戻ってきますよ!信じましょう、彼を!』 その言葉にハッと我に返ったかのようにルーカスが、 『そう…だよな、俺達が信じてやらねえで誰がアイツを信じるんだよ。エミリーちゃん…って言ったか?おかげで目が覚めたよ。ありがとな!』 と言うと彼女の頭を撫でる。 『さてと、アイツがいない間がっぽり稼いで、帰ってきた時に驚かせてやろうぜ!なあ!』 きっと彼はここのムードメーカー的存在なのだろう。それに呼応するかのようにクロエが言葉を発する。 『そう、ね。落ち込んでる場合じゃないわよね。この子も追われてる身だし、私達が守ってあげないとね!』 それまで反応を示さなかった武蔵もこくりと頷く。 こうして、長いようで短かったこの怪盗団での暮らしが始まった。 といっても普段は部屋の中でダラダラと過ごすのみであまり怪盗らしい事はしていなかった。 ある時は武蔵に刀の使い方を教えてもらったり、ある時はルーカスに銃の使い方を教えてもらったりした。今の彼女の類まれなる戦闘能力はこの鍛錬のおかげと言えるだろう。 ある日クロエが男を落とすテクニックを教えてくれるというので、あまり乗り気ではなかったが教えてもらう事にした。 クロエに指定された場所に行くとそこは町外れにあるホテルだった。その入口の前にクロエは立っていた。……何故か男装をして。 『お、よく来たね嬢ちゃん。おじさん今日は溜まってるから、よろしくね!』 変声機でも使っているのだろうか。声まで男性である。…凄く嫌な予感しかしないが今更引き返せないので渋々ながらホテルの中へ入る。 受付でクロエが手続きを済ませ指定された部屋へと向かう。エレベーターに乗った時クロエは変装を解いた。何故こんな面倒な事をしているのか彼女にはさっぱり分からなかった。 部屋に付くとクロエがいきなり彼女をベッドに押し倒した。何が起きたのか分からず気が動転している彼女をよそにクロエは彼女の体をまさぐり始める。 『可愛いわ〜、お人形さんみたいだわ〜』 などと言いながら彼女の体をまさぐり続ける。この行為は3時間にも及び、気が動転してしまい抵抗できない彼女はなされるがままであった。 この時から彼女は女の子も恋愛対象として見るようになってしまった。彼女自身がこの気持ちに気づくのはもう少し後になるが、クロエのせいで彼女がレズに目覚めたのは明らかである。 同時に人を魅了する力はこの時に目覚めたと言っていいだろう。いや、目覚めさせられたという方が正しいだろうか。 そんな事をしながらたまには宝石を華麗に盗んだり、大富豪の財産を盗みとったりなどをして彼女は成長していった。(尚身体は……) そして彼が出頭してから3年経ったある日。朝食を食べながらなんとなくテレビを見ていた時、驚くべき事が彼女の耳に飛び込んで来た。 『ロシア人の夫婦が殺害され、その1人娘が行方不明になっている事件で服役中の被告人が拘置所内で亡くなっている事が、今朝確認されました。残された遺書などはなく、警察は自殺ではなく事件・事故の両面で捜査を進めています』 思わず持っていた箸を落とし、呆然とする。 ありえない。彼が死ぬなんて。絶対戻ってくるって言ったのに。彼に限って約束を破るはずはない。 そう自分に言い聞かせ自分に落ち着きを取り戻させる。 まだ顔は出ていない。同じ罪を犯した別人かもしれない。そのようなこじつけな理由をつける事でしか自我を保つ事ができなかった。 しかしその希望も脆く崩れ去る。 被告人の顔写真が映し出される。紛れもない"彼"だった。彼女の目からは大粒の涙が流れた。 彼が帰ってきたら、たくさん見せたいものがあった。初めて自分の手で盗んだ物や自分ができるようになった事。成長した姿を彼に見せたかった。でもそれはもう叶わない。 ふと今死ねば彼ともう一度会えるのではないか。という考えが彼女の頭をよぎる。 そして呆然と立ち上がりふらふらとベランダへと足を進める。今の彼女にはもう正常な判断ができなかった。 その時、不意に後ろから抱きつかれ彼女の歩みは止まる。 『…止めないで!離して!彼に会いに行くの!』 バタバタと暴れるが彼女の非力な小さな体では抜け出す事はできなかった。 『ダメよ。死んじゃダメ。今死んだらディランが命を賭して貴女を救った意味が無いわ。貴女は生きるの。生きなきゃダメなの。』 そうしてクロエは彼女を優しく抱きしめる。彼女はまた大粒の涙を流し始めた。泣きながら前にもこんな事があったとふと思い出す。彼女は彼の事を思い出し更に泣き崩れた。 __あれから泣き疲れて寝ていたのだろうか。もうだいぶ夜は更けていた。武蔵以外の人はもう眠りについていた。 …自分は人に迷惑をかけてばかりだ。彼にも、この人達にも。自分は皆に甘えていたのかもしれない。もう迷惑はかけられない。そう思い荷物を整える。 『出るのか。』 と普段自分から話しかけることのない武蔵は珍しく話しかけた。 『そう、ですね。多分、暫く戻ってこないと思います。』 彼女は俯きながらそう言った。 『そうか…。ならば、これをやろう』 そう言っていつも大事そうに拭いていた刀を渡してくれた。これが彼なりの気遣いなのだろう。 『いいんですか?これ、貰っちゃって…』 彼女は申し訳なさそうに言う。 『刀などまた作れば良い。それに拙者はお主が1番この刀を使いこなせると思っている。持ってゆけ』 そう言って刀を彼女に押し付けると武蔵はそのまま寝てしまった。 『ありがとうございます。』 そう言って身支度を再開する。手紙を書き、机に置くと彼女はその場を後にした。 そして彼女は宛のない旅に出る。彼女が18歳の時の事であった。 それからは日本の各地を転々とし、歌を歌ったり絵を描いたりして投げ銭を貰って生活していた。そしてまた3年が経ったある日、彼らのアジトの近くへと来たため、元気にやっているという報告も兼ねて立ち寄ってみることにした。 しかし、そのアパートがあった場所には何もなく、更地になっていた。唖然と立ち尽くす彼女に話しかける人物がいた。 『彼の作った怪盗団はもうないわ。でももし、もう1度怪盗に戻る気があるなら、ここに行きなさい。』 そう言って紙を渡し去っていった。その人物はフードを深く被っていて顔は確認できなかったが、なんとなく彼女はその人物を知っているような気がした。 戻る気がないと言えば嘘であった。怪盗をしている時の日々は、1日1日が輝いていた。 『また、やってみようかな。』 あの時盗んだ宝石を握りしめ、彼女は呟く。彼女はまた、怪盗としての暮らしを始めようとしていた。 紙に書かれた場所へと向かうとそこは6年前を思い出させるようなボロボロのアパートの1室。 彼女は意を決しインターホンを鳴らす。中から1人の男性が出てくる。 『ああ、貴女があの方の言っていた人ですか、さあ、どうぞ中へ。』 そう促され中に入るとそこには先程の男性の他に2人がいた。 明らかに幼女の見た目をした女性と大柄な男性。どちらも気持ちよさそうに寝ている。 『昨日の疲れからか2人は寝てしまっていて…すみません。僕から紹介します。』 そう言って細身の男性は自分の紹介と後の2人の紹介をしてくれた。 細身の男性は柊海斗。大柄な男性は相良龍平。幼女は星宮ありすというらしい。一応怪盗をしているというが、このメンバーでどうやっているのだろう。 そんな疑問を抱きながら、彼女の第2の怪盗人生がスタートした。彼女が21歳の時の事である。 この時に本名は捨て、立花ノエルと名を改める。理由は1人だけ外国人の名前だと浮いている気がするから。らしい。 彼女はある時は相良に刀の使い方を教え、ある時は柊に銃の使い方を教え、ある時は星宮に魅了を教えた。 ある日、料理をメンバーに振舞った所、料理人をやった方が稼げると言われ、副業と称して喫茶兼料理店を出店する事にした。 意外と評判がよく繁盛したので、1人では店を切り盛りするのが厳しくなってきた時、ある人物が来店する。 その人物は自分とは違いスタイルが良く、身長が高い美人。その美人に彼女は一目惚れしてしまう。 その人物は春宮万里香と名乗った。度々訪れる万里香に彼女は多めにスキンシップを取り、クロエから教わった魅了もしてみる。 そんな事を彼女がめげずに続けていると、万里香も彼女に恋心を抱くようになる。いつしか2人は相思相愛を仲になっていたのだ。 立花ノエル、23歳の時の事であった。 なんか分からないけど夢から覚めたら妹ができたよ。やったね。 技能説明 ・〈芸術(魅了)〉 この技能に成功した場合、周囲の人間を魅了し自分に釘付けにすることが出来る。要はミスディレクションオーバーフロー的な何か。自分に惚れさせることも可能。 ・〈芸術(アタシに釘付け)〉 効果は魅了とほぼ同じ。惚れさせる事は出来ない。 ・〈芸術(愛し愛されて)〉 アタシに釘付けと組み合わせロールで相手を百合にさせるかもしれない。 個人(主に女子)にのみ使用可能(?) ・〈芸術(アクロバティック土下座)〉 アクロバティックに土下座をしてそのアクロバティックさに免じて許して貰おうという土下座。特に意味は無い。 ・〈芸術(タンポポ)〉 タンポポに関する知識が詰まっている。 【火炎斬り】 刀に炎を宿して切りつける。 使用の際には1d5ポイントのMPと1ポイントの正気を失う。 剣の攻撃のダメージに+1d10を追加する。ただし、炎に耐性にある敵には効果がない。 また、炎を飛ばす事で射程20mの火炎攻撃を行うこともできる。 この場合のダメージは1d10。1度に多くの対象を巻き込める。 この術は不知火より教わっており、不知火が呼んでいたように彼女は焔燃型(カグツチノカタ)、朱円月(シュエンゲツ)と呼んでいる。 【シャンを追い出す】 シャンを生きている宿主から追い出す呪文。宿主は薬草アルニカで描いた幅1.5m五芒星形の中に立っていなければならない。呪文の使い手は1時間の時間を使い10MPを消費する。それに加え、呪文の使い手と犠牲者はPOWを1消費する(呪文の使い手は2POW使うことで自分自身にこの呪文をかけることができる) 儀式が終わると五芒星形はそれから12時間新しいシャンの侵入を防ぐことができる。 また、この呪文でシャンを殺すことは出来ないが直射日光の下で行えば殺したのと同じ効果が得られる。 【生ける音の退散】 トルネンブラを退散させる呪文。 この呪文を使用するにはまず12MPを消費し、そうすることによって退散に成功する成功率が5%割り当てられる。そこから1MPを付与する毎に成功率は5%ずつ上がっていく。(*成功率を100%にする場合は12+19MPが必要となる) 呪文の焦点は術者となるが、協力者がいればMPを分け与えてもらうことが可能である。 【動物を魅了する】 対象になった動物は、呪文の使い手を友達として扱うようになる。この呪文をかけるためには動物のSIZ1ポイントにつき、1MPを消費しなければならず、効果は24時間続く。呪文の期限が切れると、動物はそれまでの友情のことは何も覚えていない。もう交流は起こらない、友達となった動物に使い走りさせたりら戦闘に従事させたりすることはできない。しかしら彼らの暖かい体に包まれて眠ったりもでき、捕食動物の場合は獲った獲物を分けてくれるかもしれない。 癒やし(イスの技術により呪文が再構築され、本来25ラウンドかかるものが一瞬で済むようになっている) 「モヮロヌゥァク」 3MPを消費して対象を指定する。自然治癒でd3、応急手当と組み合わせで2d3、医学と組み合わせで3d3のHP回復。 肉体の保護(イスの技術により呪文が再構築され、本来5ラウンドかかるものが一瞬で済むようになっている。) 「デォア・カュンゼ」 1d4の正気度と、任意のMPを消費する。消費したMPd6の装甲を対象に与える。装甲はダメージを肩代わりして摩耗していく。 クリアシナリオ ・豪華客船と怪盗団 彼女の物語の始まり。 (以下参加シナリオは記憶に新しいもの以外中の人の記憶力が乏しいので割愛) ・心の記憶と傷跡を 彼女の人類最強伝説はここから始まった。狂人まみれだった。 ・誰が為にその音は鳴る 彼女の百合伝説はここから始まった。春宮万里香と出会う。 ・Flour Flower 彼女の百合度合に拍車がかかった。クッキー美味しいね。 ・殺人刑務所 彼女の強さはもはや人類を超越した。狂人まみれだった。狂人と出会う確率高くない? ・一抹の雲 彼女は友という存在の大切さを再認識する。この友を一生大事にすると彼女は心の中で誓う。 ・Calling 彼女は自分の非力さを憎む。守るべきものを守ることが出来なかった。友が生きていることは唯一の救い。 出会ったPC達 ・宮司 康介(♂/心の記憶と傷跡を) アサルトライフルを打ってた。あと日本刀ぶんぶんしてた。ロリコンかなぁって思った。 ・瀬田海斗(♂/心の記憶と傷跡を) 二丁拳銃の天才らしい。裏社会の人間っぽかったけど人間性的にはこの時出会った人の中ではまだマシだったなぁ。 ・浜風青葉(♂/心の記憶と傷跡を) いかにもやばそうな人って感じだった。ロリコンかなぁって思った。 ・霧崎京介(♂/心の記憶と傷跡を) この時出会った人の中で1番まともそうな人だった。一般人(?) ・春宮万里香(♀/誰が為にその音は鳴る、Flour Flower、Calling) 私の最愛の人。この娘は私のモノ、誰にも渡さない。優しくて凄くいい子だよ。 ・水瀬葵(♀/誰が為にその音は鳴る) お友達。変顔が得意なちょっと変わった子。子供大好きっぽい? ・日野にとん(♂/Flour Flower) 男の子?女の子?私にはどっちか分かりませんでした。多分男の娘ってやつだね。可愛いよ。 ・津軽浪漫(♂/FlourFlower) オカマの人。この時って性別真ん中の人多いね?風格があって強そうだった。本当に強かったかは内緒だよ。 ・久保田景虎(♂/FlourFlower) ネクロフィリアの人。死体と戯れてたよ。でも刑事なんだって。こんな人が刑事ってもうなんか怖いね。 ・氷堂虎秀(♂/殺人刑務所) ムチ使って人転ばしてた。すごい力強そうだった。拷問いっぱいしてた。狂人だね? ・町下さかえ(♀/殺人刑務所) 狂人まみれの中で1人だけ常識人だった。でも繰り出された殺戮キックは正直怖かった。 ・涼風信濃(♀/殺人刑務所) 戦闘拷問大好きサイコパス。正直もう関わりたくない人の1人。 ・青川翔伍(♂/Calling) 不真面目っぽいけど医学生らしい。基本的にはいい人だった。 ・井戸端葉室(♀/Calling) 今まで会って来た人の中で1番普通の人だったよ。料理得意っぽい?
※
歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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