タグ： ロトカ・ヴォルテラの愛堕討ち

訳あって幼少期に中国から日本へ渡ってきた中国人。来日後すぐ親に捨てられ孤児院で生活していたが、慣れない日本文化に馴染めず夜の街へ繰り出していたところ裏社会に足を突っ込むことになり、今に至る。 自分自身と暴力が大好き。真っ当な教育を受けていないため正真正銘のバカだが暴力であらゆる人間を捩じ伏せてきた。口癖は｢雑魚だね〜〜〜〜！｣ 日本語はペラペラだがふざけたりすっとぼける際にはわざと片言で喋る。レイレイと呼ぶと嫌がる。 ▼以下、ロトあだHO1秘匿が絡むためネタバレ注意 出会った当初は「顔で売れるんだろうな」と思ってたし、本人にもそれを言って逆鱗に触れた（天香さんが麗文に突っかかってくるのはこの時の出来事があるから）。 それ以来、何かと遭遇する機会がある度に突っかかってくる天香さんにいい気はしていなかったが、公園で練習している天香さんを目撃し、あるいは街や組の中で天香さんの良い噂を聞き、顔ではない天香さんの魅力と落語という知らなかった世界を知る。 暴力だけで自分の地位を得てきた麗文にとって、文化的で知性溢れる落語の世界は未知そのものであり、そんな世界で自分の知らない間に、そして自分を知らない人たちが天香さんを評価し高い地位を得ようとしていることに奇妙な感覚を覚える。それはまっとうに生きてこれなかった自分の劣等感でもあり、明るい世界への羨望でもあり、ある種の嫉妬でもあった。 自分こそ一番強い人間だと信じてきた麗文にとって、全く別の価値観に生きる人間の存在は自信を揺らがす。自信を持ち続けるには、天香さんにも自分の強さを分かってほしいと切に思うようになる。それと同時に、自身の中に渦巻く複雑な感情を理解したいと考える。同時にそれを叶えるには、天香さんと一緒に居続けることが鍵になるのではないかと考えた麗文は、「一緒にいてほしい」と告げる機会を伺うようになる。

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