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貴戸 錦(きど にしき) 20歳 ♂ 派手髪の芸術家 東京都多摩市在住 幼い頃より絵を描くことが何より好き。 異性にもスポーツにも目もくれず、ただ絵を描いてきた。 視力にも恵まれ、物を捉える目がとても優れていたため、両親の期待を受け育つ。 学校のコンクールは勿論、市や都の主催するコンクール等でも数多くの賞を取った。 社交的な方ではないが、実力があるため、中高と美術部の部長を務めた。 勿論、嫉妬などもされたが、圧倒的画力を持ってして、ただ描きたい物を延々と描いているだけの彼には、たとえいじめを企んでも興を削がれることの方が多いのだろう。 作品を破壊されたとしても、気にせず新しい物を描き続ける錦の態度に、良い意味でも悪い意味でも、周りに人間は居つかない。 高校の時の美術部顧問である老教師だけが、人生の中で唯一心を開けた間柄だったのではないだろうか。 描きたい物を描くだけの彼は、職業画家になるのを拒んでいたが、育ててやった恩を返せと言われ、それ自体は理にかなっていると思い親の望み通り美大に入った。 が、案の定自分の実力に遠く及ばない教師や、学友のノリの軽さに嫌気が刺し、2年と経たず自主退学。 両親と揉めに揉め、勘当された為、現在は一人暮らし。 同級生で唯一、実力を認めていた人物が大学を辞めたのも、彼が退学を決意するのに十分なきっかけと言えただろう。 現在は生活の為に、仕方なく職業画家としても活動している。 店舗の外壁・内壁に描いたり、車やライブペイントイベントなども開いている。 しかし、「描きたい物」を描いていない時間がフラストレーションになり、爆発すると、その圧倒的な画力で、ストリートアートをゲリラ的に描いては、芸術界隈を騒がせている。 そちらのアートに値段がつくのは快く思っていない。 しかし、インターネットに明るくない為、声明などを発表する手立てもない。 製作(絵の具):彼が思った通りの色味を出すための、調合が出来る。スプレー等の重ね塗りに関しても同等だ。 芸術(絵画):描きたい物を、描きたいように描く力。

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