タグ： 周防

記憶のカケラ(50[50]) → 【銃声】突然の破裂音。なにか焦げ臭い音がして。胸の奥が熱くなって。とっさに振り向いて、そしてあなたは……そこからが思い出せない。ただ、あれは今は日常的に聞く破裂音に似ていた。 記憶のカケラ(96[96]) → 【うそ】あなたは嘘をついた。どんな嘘か思い出せない。けれど、誰かをだましたのだ。そして、きっとだましたまま死んでしまった。相手は今もだまされたままだろうか。もし出会えたら、謝らないと……。 暗示→【反転】今のあなたと、かつてのあなたは、まるで別人だ。真実の己を思い出しておくべきだろう。それに戻るかどうか別としても。 秘密の記憶のカケラ→強欲：お金が欲しかった。お金があれば何でも買えたから。かっこいい服だって、面白いゲームだって、何だって。魔法の紙は簡単に手に入った。…どうやって、手に入れた…？ 「大丈夫」だと、そういった。「悪いことはしていない」 全部嘘だ。兄弟たちは知らない別の顔。それを悟られないように生きていた。 兄弟たちには、変わらない自分を演じていた。 だけど、そんな日常はあっと言う間に消え去った。 あの、破裂音が耳に残る。銃声を日常とする生活を選んだのは自分だ。この結果はいつか訪れると思っていた。 あぁ……目の前にあるのは、お金……。こんなもので、何か変わるわけでもないのに。 それさえあれば何でもできるだなんて、そんな風に思って……。 必死に集めたものが、タダの紙切れに変わる瞬間だった。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ