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✧ HO1・秘匿 ✧ あなたは殺人鬼になった時計屋である。 ▍秘匿 あなたは街で時計屋を営む平凡な人間だ。美人のHO2が営む丘のパン屋によく通っている。 通っている理由は単純にパンが好きだったからでも、HO2に会いたかったからでも、近くにそこしか飲食店がなかったからでも、何でも構わない。 【霧】 あなたは一か月前からずっと落ち着きがなく食欲がない。 一か月前といえば、この街が霧で覆われるようになったのもその頃だった。 そわそわして仕事が手につかず、誰と話す気にもなれずにいるのだが、丘の上でパン屋を営むHO2と話す時だけは心が落ち着くような気がする。 【殺人】 はじめの殺人は霧の深いある夜のことだった。 そわそわして落ち着けず、眠れなかったあなたは何の気なしに散歩に出ることにしたのだ。 そして路地裏を歩いていると”誰か”とぶつかった。 　──いや、それは”誰か”ではなく”何か”だった。 目の前のものが存在することに恐怖を抱き、咄嗟に近くの納屋にあった斧を手に取り、頭を潰し、それでも倒れない”何か”の脚を斬り、腹を抉る。 ぴくりとも動かなくなったものを冷静な頭で見れば、それは”何か”ではなく、雌雄の判別すらつかない程損傷した”誰かの遺体”だった。 その後あなたがどう思ったにせよ、誰にも話すことなく遺体を抱え丘のパン屋の戸を叩いた。 そして、自分が殺したこと、隠蔽を手伝ってほしいことを伝え、仕舞には「この肉でミートパイを作ったらどうか？」と提案を持ちかけた。 この提案が本心からなのか、ただのブラックジョークだったのか、錯乱して咄嗟に出た言葉か等、動機は好きに設定していいが、ともあれあなたはこの提案を持ちかけ、相手もその提案をのんだ。 そうして作られたミートパイは、食欲のないあなたでも美味しく食べられる絶品のパイだった。 【二度目以降の殺人】 一度目の殺人以降、警察があなたの元を訪ねるようになった。 事情を説明しようとしても聞く耳を持たず、強引にあなたの腕を掴むのだ。 腕を掴まれた瞬間あなたの心は一面の恐怖心で支配され、近くにあった工具で警官を刺し殺してしまった。 そしてまたパン屋に運び、隠蔽し終わるとまた警官が訪れ、警官を殺し──…という連鎖を繰り返している。 何故1か月を経た今でも捕まっていないのか定かではないが、今まで何とか切り抜けてきた。 しかしこの日常はもうすぐ崩れると予感している。あなたは捕まる前に、何とかしてこの街から抜け出したいと思っている。 ※警官が訪れるまでの間に街の人も手にかけてしまっているかもしれない。 　何人殺したかは自由に設定してよいが、少なくとも一般人を一人、警官を二人殺していることに変わりはない。 【修理中の時計】 この街が霧で覆われる前から、手掛けている仕事が一つある。 それは大きな古時計の修復だ。 高さ2m、幅は最も広いところで1.2mほどの棺型をした箱型の大時計で、華麗な彫刻の施されたそれは、アンティークの古時計としてあなたの元へ回ってきた。 なんでも、「値打ちはありそうだが4本の針がてんでばらばらに回っている」のだという。 内部は奇怪な構造をしているらしく、造りを理解するには恐ろしく難解だ。 初めはそもそも蓋を開けることすらできなかった。 製造年や製造元も分からないが、一つだけ参考になりそうな資料があった。 『タイタス・クロウの雑誌記事』だ。 この雑誌は全文が英語で書かれている。 翻訳の時間がとれない、あるいは単純に読む時間がない等の理由（内容は任意）で、あなたはこの雑誌をまだ読み終えていない。 ▍HO補正 ・＜制作：時計＞の初期値を50%で取得 ・＜機械修理＞および＜電気修理＞に＋10％ ・＜クトゥルフ神話技能＞を5～50までの間で好きに取得可能 ▍HO推奨技能 ＜クトゥルフ神話技能＞＜機械修理＞＜英語＞ ▍注意点 ・特徴表(サプリ：2015)は最大で1つのみ取得可能。 ▍あなたの目的 『この街から逃げ出す』 ▼ Geoffrey：カニバリズムの殺人犯ジェフリー・ダーマーより 愛称：ジェフ 2-09：バイリンガル・・・日本以外の国で生活したことがある。 　　　　　　　　　　　　[EDU×5]%を、最大3つまでの＜他の言語＞に割り振ることができる。 弟子、見習いなどして働きながら仕事を受け継ぐ種類の職人。 職業技能：●運転(自動車→バイク(原付))、●機械修理、●芸術/制作（専門分野を選ぶ）、●重機械操作→応急手当、●電気修理→聞き耳、●登攀→目星、●任意のほかの2つの技能→英語、ドイツ語。 信用：9~50% 新クトゥルフ神話TRPG クトゥルフ2020 (ログインテーブルトークRPGシリーズ)より抜粋 ▼ 平凡な時計屋。友達がいないため、基本無口で無表情。 仕事の腕はたしか。仕事中はちょっとニコニコしてたりする。 依頼がなくても時計を分解しては手入れをするほど細かい作業が好き。 食事に必要性を感じていなく経口栄養剤だけで十分と思っていたが、なんとなくにおいに誘われて立ち寄ったパン屋さんを気に入り常連になる。 恋愛なども縁がなかった自分でもちょっとカッコつけてしまうくらい美人なパン屋さん。 食に興味がないため、どんな種類がおいしいのか迷っていると”クロワッサン”をオススメされて、それ以降クロワッサンが好きになる。 週1～２で通っているが、それ以外は興味もさほどわかないので買わない。 もちろん向かいのパン屋などミリも興味がわかない。 ある日、店内に飾ってある時計の秒針の音に違和感を感じ修理を請け負う。 それからより一層パン屋さんとおしゃべりできるようになる。 1か月前から食欲もないし人と話す気もなれないが、ここのクロワッサンだけは喉を通るし、しゃべっていても心が落ち着く。 そのため、安心感がすごい。恋とまでは言わなくても好きである。 ▼ 殺人隠蔽に関してはとても素直にパン屋さんに伝えている。 「霧が深かった夜、なかなか寝付けなかったから散歩に出かけた」 「そしたら誰かとぶつかったんだけどさ、誰かっていうか、何か。」 「存在していることさえ恐怖を感じた、から、斧でぐちゃぐちゃにした」 「この街で信用できるのはパン屋さんしかいなくてさ、手伝ってくれないかな」 向かいのミートパイがおいしいお店が視界に入り、 「これでミートパイでも作ってみたらさ、どうかな（笑）」（SAN減って狂気状態っぽいし） ▼ 1人目の警察を殺めてから4人一般人を殺している。 1人目：HO上の誰か 2人目：逮捕しようとした警察 3人目：噂話のすきなマダム 　　　 ※警察官が行方不明になっているらしいわ、といって話を持ち掛けただけだが恐怖の対象となりドライバーで殺害 4人目：酒好きな酔っぱらった観光者 　　　 ※酔っぱらって仕事道具に触りだし、人を殺ったドライバーに触った為、そのままドライバーで殺害 5人目：付近の警備にきた警察 　　　 ※呼びかけのためにきただけだが、初めの警察のせいで恐怖の対象に。外で薪割りをしていたため木斧で殺害 6人目：↑を見ていたという少年 　　　 ※夜に誘拐し殺害 7人目：事情聴取にきた警察 　　　 ※姿を確認した瞬間に殺意。部屋に招き入れて、絞殺後木斧でぐちゃぐちゃにする。 ▼大きな古時計：タイタス・クロウの雑誌 一つずつ作業をしながら読んでいるため、あまりページは進んでいない。 殺人を犯してからはいつ逮捕されるか、もしくは殺されるかが心配で読む時間が取れない。 ▼『この街から逃げ出す』 共犯にさせてしまったパン屋さんとともにこの街から逃げ出したい

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