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からすあげは。 職業ベース：2015外科医 職業技能ポイント：[EDU×20] 特記：DEX+1 常に悲哀の表情を浮かべた、笑わない少女。 外見年齢で言えば10代後半辺りだろうか。 喪服のような恰好をしており、制服とはだいぶかけ離れてしまっている。 このことについて指摘すると、こちらの方が己に合っているから、と答える。 正確は非常に冷淡で冷酷。ついでにネガティブ。 と言っても、如何なる物事において自身の感情を前提とすることは無い。まるで物のように行動する。 頭が良く、HO1にとっての最善を掴むことが役目。 尚、この場合の最善はHO1の感情を考慮したものではなく、どんな状況下にあってもHO1のみ助かることを目的としている。 作戦において優先されるべきは感情などでなく、論理的思考から導き出された最適解である。 「己に刻まれた罪だけが、わたしをこの世に留めているのです」 「からすでも、あげはでも、どうぞご自由に。名前に意味など無いの。だから、どちらでも」 「殺せと言われたら、殺すわ。死ねと言われたなら、死にます。わたしはそういう風に出来ているの。そういう風にしか、存在できないの」 通過シナリオ ・メーデー、花の咲かない葬儀屋にて。→不定の狂気：首に対してのフェティッシュ、2カ月 ※以下、メーデー、花の咲かない葬儀屋にて。　HO2秘匿情報 ■HO2 貴方は3年前から『葬儀屋』に所属している。 貴方は実は人間ではない。これは先輩である「弔（とむら）」から伝えられたことだ。 貴方は前世で罪を犯したため、魂が浄化されずこの世に留まっているらしい。 しかし、貴方には前世の記憶はない。 また、具体的な罪の内容までは聞いたことがないが、貴方が唯一覚えているあかいあかい血の色をした景色が、罪の重さを示しているだろう。 前世で罪を犯したこと、また人間ではないことはHO1にはバレてはいけない。 今日も貴方は魂を送るため、HO1と共に『葬儀屋』にあり続ける。 ■技能補正 ・貴方は聡明な人だ。貴方の立てた作戦は、必ず成功するだろう。 INTが18固定となる。 ・貴方は援護が得意だ。応急手当または医学に+30の補正がつけられる。 推奨技能…回避、応急手当or医学 ▼名前について 烏揚羽/カラスアゲハ 元となっている昆虫の名前の由来はカラスの濡羽色のように輝いていることから。 メスはオスに比べて後翅の赤斑が目立つという特徴がある。 また、以下の象徴する意味を汲み取っている。 カラス： 死を予見し泣く女性の姿をした妖精であるバンシーの姿と紐づけられる。 彼女は鴉自体、頭の良さや死を象徴するなど、自身と共通点がある鳥だと認識している。 鴉は鳥葬でも使われていた鳥である。 蝶： 黒い蝶のスピリチュアル的意味として『神の使い』と言うものがある。 魂を送る役目を担う己に合っていると判断した。 ▼ 「あか、あか、あかいろ。こわいもの、おぞましいもの、わたしの罪を、示すもの」 「赦しを乞える身であれば、どれほど良いでしょう。救いを得られる身であれば。……誰かの魂を送る度、わたしの身に募るのは息苦しさと、一握りの罪悪感ばかり」 赤い色が苦手。 それは断片的な記憶から汲み取れる、僅かな「わたし」という存在の証明であるから。 罪を背負った「わたし」。贖う為にこの世に楔を穿たれた「わたし」。 まるで生き地獄の始まり。生きていないらしいのだから、死に地獄かもしれない。 故に彼女は自分自身の『赤い瞳』が嫌いである。 鏡を見ることは好まず、帽子などでなるべく隠したがる。 恐らく生前はよく笑む少女だったのだろうか。 何よりも己自身が己の存在を許してなどいないのだから、笑うことがすっぽりと抜け落ちてしまっている。 「――どうかわたしを信じないでね。眩しいあなた、わたしの陽だまり」

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