タグ： さすらいのサメとわしだきよかず

◆職業 2015年サプリ「芸術家」 選択技能に写真術、生物学、天文学を選択。言いくるめできなそうだから言いくるめ→他の言語「ラテン語」に変更 カラーコード；a0d8ef ◆特徴表 ・芸術的才能（2の8） 稽古事を小さい頃に習っていたか、実用ブログなどで人気を博している。任意の「芸術」技能に（INT×3）％を加える。PLは音楽、著述などの専門分野を指定する。 ・マニア・コレクター(6の8) コイン、本、昆虫、芸術、宝石、歴史的な遺物などを収集している。 任意のコレクションを1つ決定すること。 →家が植物園みたいになってる、というか家が森の中 ◆細かい設定 明るく陽気な青年。フィリピンの孤児院育ち。昔から絵を描くのが好きだった。孤児院の皆の顔は見ないでも描けるぐらい。孤児院の玄関前にはオリバーが書いた絵が飾ってある。 孤児院を支援してくれていたた金持ちのおじさんが、玄関前の絵を見て「きっと将来立派な画家になる」と言ってオリバーのことを引き取った。ここでフィリピンからイタリアに留学、というか引き取られて引っ越しした。 元々おじさんとおばさんが孤児院で出会って、そのまま一緒になって…って感じだったし不妊だったから孤児院の子供を実の子供のようにかわいがってた。だから引き取り先でもめちゃくちゃ優しくされた。たまたまイタリアに住んでたから才能を伸ばしてあげたかった。ついでに背も伸びてほしい。おおきくなあれ あんまり教養もないから頑張って独学で勉強して、好きな絵を描く生活。おいしいご飯にあったかいおふとん。幸せ。 孤児院の皆と離れるのは寂しいけれど、お手紙も送っていたし、定期的に写真も貰ってた。 おじさん、おばさんのことを凄く尊敬している。いつかは自分も、絵で稼いで孤児院に寄付するんだとかひっそり思ってる。 孤児院が燃えた。 孤児院が燃えた。原因不明。放火かもしれないし、誰かが暖炉の火を消し忘れたのかもしれない。 幼き子供は、救急の番号ではなくオリバーの連絡先にかけた。孤児院にいるだけで奇異な目を向けられるのを子供たちは気づいていた。非常時にぱっと思いつく、頼れる大人はオリバーだけだった。 頼れる大人だとなぜ思ってしまったのか？オリバーは13歳。ちょっとみんなより大きくて、お兄ちゃん面してただけ。どうにもできない。ただ火が体に回って泣く大切な家族の声を聞かされて、大きな音と同時に電話が切れて　… パニックに陥り、そのまま夢だと信じ込んで寝床に入った。改めて火事の概要を聞かされたのは三日後。三日もベッドに入り夢だと願っていたが、そこに残るのは現実だけだった。 お葬式は街の教会でまとめて行われるだとか。両親も顔見知りがたくさんいた孤児院のことに心を痛め、そのことをオリバーに伝える時に泣いていた。初めて見た親の涙、びっくりしすぎて、僕がしっかりしなきゃって思って、泣けなかった。 フィリピンに最後の挨拶をしに飛行機に乗る。墜落。義父達は水に沈んだ。 サイレンが鳴り響いて、救命胴衣をつけろって言われたけど頭が真っ白でわからなくて、おじさんが急いで着せてくれた。轟音が響いて、空と海がひっくり返って、助かったのは自分と救命胴衣を着れた他人だけだった。 葬式にも間に合わなかった、水死体は死体の特定、そもそも回収が難しく、誰の死も弔えなかった。 彼の明るい未来はほとんど無くなった。孤児院、そして引き取ってくれたおじさんとおばさん。すべての家族を喪ったのだから。 喪服を着たまま何日も過ごして、何もわかんなくて、視力も落ちて行って、まっくらで、遺産だけを持って辺境に住み始める。 気絶するように眠る中で、天使の夢を見た。 誰のかもわからない死体を抱きしめて上へ上へと昇っていく。明るくて、お花の匂いがして、白いハトが飛んでる空に。 芸術家が考える天国にしてはあまりに平凡で、陳腐だった。しかし彼にとってはそれが全てで、みんなを救える、弔える最後の希望だった。 皆を天国に運ぶために天使を描く。安心して眠れるように。 孤児院の皆と、おじさんとおばさん。家族みんなと沢山の天使の絵を描くのが夢。 ごめんね。孤児院にずっといれなくて。守れなくて。子供で。 天使が描きたい。 通過済みシナリオ ・忘れがたき天使（HO芸術家）両ロスト

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