タグ： 舞う蝶の子 舞蝶卓HO4

本来は貴族層の家庭をもつ母親だった。 掃除屋でもあり政治などの汚職事件に関わっていたものを暗殺するのも彼女の役目 そんな彼女の唯一の生きがいは自分の娘と息子の成長を見ること。 苗字は『壱玖』という夫のものだ。 息子は斬黎。娘は千愛莉。 息子は父親の方に懐いているとみたが娘はこちらによく懐いていた。 誰でも優しく接する太陽のような子。 息子も賢明な優しく照らす月のような子。 この家庭が長く続けばいいと思った。 しかし、流れは残酷で息子は突如莫大な資金を持っていなくなった。 正直金などどうでもいいが、ただ息子の安否岳が心配だった。 しかし、夫は金の方が大事らしい。 イライラしたまま臨んだオペで大失敗。 更に追い打ちをかけることになった。 そして、夫はあろうことかこちらの保険金目当てで毒殺を試みたのだ。 結果として、抗えずそのまま仮死状態まで陥ったのが経緯。 何年かして起きたのはいいが、記憶は曖昧。いつの間にか家は荒れ果て、家族は全員いなくなっていた。そもそも家族の顔や名前すらもう思い出せない。 そうして身よりもなくフラフラさまよっていたところを保護という名の誘拐にあったのだ。 もちろん、か弱い女子ではないことは体が覚えていたので蹴飛ばしたが… そうして昔の記憶を頼りに着いたのが俗に言う暴力団である。 そこで、ある程度の生活を得ているが厳しいものがあるのだろう。 霞がかった記憶な中にある暖かい家庭に戻りたい。 そうして手を伸ばしたのはギャンブル。 最初は良かった……そうしてずぶずぶハマっていくうちに中毒になって、止められなくなった。 気づいたら返せない額の借金をしてまで。 それに気づいた時に声をかけられたのだ。 あの島の宝石について 多少の護身術の心得もある。きっと大丈夫だろう。 そう括り、宝石を強奪する依頼として受けることになった。 報酬は借金分＋家庭分だ。申し分ない。彼女はノリノリで島へと向かった

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