タグ： CoC ようこそ！迷冥市役所都市伝説課へ！

虐待家庭の中で育ったサバイバー。職権保護を経て児童養護施設での預かりとなるが、18歳を過ぎた現在は施設併設の寮で暮らしている。 家庭で過ごしていた頃は、両親の動向や市役所職員の来訪に常に気を配っていたため、他人の動きや気配に敏感である。また、気配を殺すことが癖になっている。生来の特徴のない顔、声、「人ならざるものが見える」特性も相まって、影が薄いとよく言われる。 身体的虐待の後遺症により、曖昧な意識で学生生活を送っていたため、自身の意思で何かを決めることをしてこなかった過去がある。 食事も満足に与えられない状況だったためか、体の成長が遅いことを心配した施設職員から「体を動かした方がいい」と言われ、同施設の先輩からの「部員を募集しているんだ！体験だけでも！」という勧誘により、中・高校時代は薙刀部に所属していた。 また、与えられた課題を淡々とこなすからか高校時代の成績が優秀であったため、国立大学の経済部に進学。学問の内容に興味があったわけではなく、施設退所後の安定した生活のために公務員を目指すコースがある大学を担任から勧められたからである。 大学では部活動やサークルに入ることはなかったが、社会人となった先輩のストレス発散に付き合う形で、施設内の運動施設等で演技の型をしたり、模擬試合を行ったりすることは続けている。 通学手段として同施設の同級生から譲り受けた大型バイクだが、古いこともあって定期的なメンテナンスを必要としており、いつの間にか機械修理が得意になった。 大学4回生の夏、無事公務員試験にも合格し、面接官の勧めもあって都市伝説課への配属が叶う結果となった。 幼少期の地獄のような日々の中で、唯一の光のような存在であったヤマイと同じ課で働けるとあって、残りの大学生活を必要であろうオカルト知識を詰め込むための図書館通いに費やした。 その時にヤマイに関することであれば能動的、積極的に動ける自分がいることに気付く。 守ってもらった分、恩返しをしたい。強くなりたい。という気持ちが強い。 人ならざるものがみえるのも、それらからヤマイを守るためだろうかと考えたり、虐待されていた頃の感覚の過敏さや癖が業務においてヤマイの助けになるかもと喜んだり、薙刀（で人外を倒せるかは分からないが）をやっていてよかったなと先輩に感謝するなどしている。ヤマイのおかげで物事をポジティブに考えられるようになっているようだ。 現在の思考や行動の基準がヤマイになっていることに自分自身で驚きを感じながらも、居心地の良さをかんじている寡黙控えめわんこ君である。 なお、無意識にヤマイの後追いをしているようで、ヤマイの動向を追う癖がある。ストーカーとまではいかない、はず。たぶん。 「あの、喉、かわいてますか。俺、なにか買ってきます」 「俺に先陣、きらせてください。ヤマちゃんさんを、危険な目に合わせたくない」 _/_/_/_/_/ シナリオ指定設定 #ようこそ！迷冥市役所都市伝説課へ！ _/_/_/_/_/ ○生育歴 ・被虐待児童。幼少期より暴力を伴う虐待を受けていた。 ・両親は時折訪ねてくる市役所職員をひどく恐れており、訪問があった1日は暴力が振るわれることはなかった。そのため、市役所職員の来訪を心待ちにしていた。 ・虐待はエスカレートし、生死を彷徨うことになり、その後児童養護施設に預けられている。 ・頭部への重症により小学校から今までの記憶が曖昧で、常にぼんやりとした意識の中にいた。 ・ヤマイ（｜りょぺ）を見かけた時にその意識は急速にはっきりし、あの時の市役所職員であると理解する。 ・自身の体質と境遇改善、およびヤマイに会うために都市伝説課へ配属を希望し、新人職員として働くことになる。 ○体質 ・一時保護後から、人ならざるものに好かれやすくなり、異形のものを目の当たりにするのが日常となっている。 ・非常に影が薄い。（サプリ2015 P.18 2-2〈忍び歩き〉及び〈隠れる〉に+20%） ・面接担当の都市伝説課職員「向こう側と随分縁がこいみたいだ、都市伝説課に配属したほうがいいよ」

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