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「ありがとうございます。お優しいのですね」 「生きるということは素晴らしいことです。ですが、死ぬということも素晴らしいのです」 「悲観的に考える方も多いですが、長い苦楽の果てのゴール……それが死です」 「なら、それが”救いである”と考えてはどうでしょうか。生きるためにも」 20XX年(作中約20年前)　ロシア連邦　 チェルケスクにて起きた事件はその異常性から世界中で取り沙汰された。 ある”ごく普通の”カトリック教会にて発生した事件。 犠牲者106人中、生存者０人。死因は全員が大型拳銃で自らの頭を撃ち抜いた自殺によるもの。 教団自体がカルトであった、テロ事件だ、などと噂されるも、あらゆる証拠は彼らが自ら望んでそれを選んだという事実だけを示していた。現在もこの事件は原因不明の”ミステリー”として語り継がれている。 20XX年（作中およそ５年前）日本 ある３つの宗教団体にて同時多発的に発生した事件。同様に生存者は0人。全員が大型拳銃により自殺。３つの団体は所謂悪徳宗教と呼ばれるものであったが、教祖の力こそ大きかったものの金銭的に悪徳な限りで”カルトじみた”ものではなかった。 そして３つの団体はそれぞれに一切の繋がりがなく、本来同時に起きるはずがない事件であった。 まるでチェルケスク事件のようだとみなが不安がり、一部に至っては称賛するものすらいた。 解決、原因特定、全て不可能。ネット上では様々な方法が議論され、全てが否定された。 だが唯一、みなが呼称するこの事件の犯人の名前だけは一致していた。 “チェルケスクの亡霊” 20XX（作中およそ3年前）　日本 “チェルケスクの亡霊”が捕まった。このニュースは世界中で取り上げられ、騒然となった。 犯人はただの一人の女性。25歳に満たないほどの、ただの。 戸籍には空白が多く、孤児。両親不明。一時期養子として迎えられるも迎えた親は１年後に病死。以後一人暮らしとして高校・大学は出ている。素行不良・犯罪歴などはなし。 だが、彼女の自宅からは100を超える宗教団体のリストや違法な銃器が多数押収された。人々が「冤罪だ」「嵌められたな」「いや犯人には違いない」などとざわめき、陰謀論が活気づいた。 そして裁判の日、彼女は 「はい。私がやりました」 一言、そう口を開いた。 ＜設定～裏～＞ 世界でも少数しか存在しないモルディギアンの信徒たち。「納骨堂神教団」（まんまな名前だが公式なんだな）がロシアにて定着し名を変えた「смерть близка（スミェルチ＝ヴリスカ/隣り合う死）」という比較的大きなカルト教団の下に生まれる。この教団には強大な「武力装置」が存在した。時には政府に協力することもあり、存在は強固に保護され、認められていた。だが教団の「武力装置」達の一部がモルディギアンへの供物をささげるため、「セクメンケネップの言葉」による集団催眠でカトリック正教会の信徒を自害させた。名を“チェルケスク事件”。これにより国はすぐさま教団を切った。全てを隠蔽し、世界には“未解決”として振る舞った。教団の信徒は実行犯以外も全てが皆殺しにされた。ただ一人、彼女を除いて。 まだ幼い彼女は政府による襲撃の中、教団の幹部であった彼女の父により「門の創造」で日本へと逃がされた。そこからは彼女は孤児として扱われた後、予め取り計らわれていた父の古き知り合いに養子として迎え入れられた。1年後、この知り合いは表向きに死んだ人間とされ、彼女は一人で暮らし、健全に一人で生きてきた……ということになっている。 実際は”知り合い”に全てを教わり、歪んだ（この表現は正しくないかもしれない）。 教団を継ぐ唯一の人間として、教えを、武力を、導く術を、神との繋がりを、学んだ。 彼女は世界にただ一つ残った一人の教団。 故に彼女の生きがいは死の神たるモルディギアン様に供物を送り続けること。 今も彼女はこの国でその選択肢を取り続けている。 ＊監視の都合上、【心理学】により信念は固く閉ざしているため、“仕事”熱心な懲罰隊の一人として生活中。 ＊捕まるに際してどうヘマをやらかしたかは書かないが、おそらく探索者達によってお縄となった。素直に認めたのは彼らに負けたゆえのケジメからだろう。 ＜設定～性格やシステム面～＞ ・純粋な善であり悪。優しきサイコ。 ・「善き者には救済を。悪しき者には死を」 　訳:全員死ぬがよい ・死は救済なり。できるだけキルレを稼ぎたい。 ・殺人機械ではなく、最も死人を稼げるルートを考えて動く。そのため、案外ちゃんと協力することが多い。 ・S&W M500を使う理由は一撃で死を与えられるから。死人は欲しいけど、苦痛を与えるのは違うの。 ・教わった技術は人心掌握や暗殺系統の技術が中心。 ・運転【自動車】の2は運転した回数。要するに下手である。いやまあ普通に運転するくらいなら問題ないけど…。 ・シナリオの関係上、元の顔からは変わったが「似非の利用」によりいくつかの顔に変わろうと思えば変われる。 ・彼女の犯罪歴を知る人間が「亡霊」と呼ぶことがある。蔑称とも二つ名とも。 ・名前は凍る宮の亡霊の花の意。名字は自分で選び、名は付けられた。 ・同時に自害させたのは「似非の利用」で教祖に変身→「セクメンケネップの言葉」で自殺を強制。 ・本当は設定的に変装にも振りたかったが無理だった。おそらく言いくるめで誤魔化してきたのだろう。で、そこの隙を探索者達に掬われたのだろう。 ・シナリオ側で指定がなければ取り込んだショゴスは探索者達と相対した時に最後の手段的に取った行動かも。自害目的であったかもしれないが。 ・モルディギアン様♡ ＜使用戦術＞ ・対象を捕縛する場合、近接戦闘として組み付き ・S&W M500　1挺による射撃。普通は胴体に当たれば即死なのだが確実に即死させるために頭部を狙うこともある。 ・S&W M500　2挺によるガン＝カタ。対神話生物や対多体戦などの最終手段。状況によっては≪激怒≫も併用する。 ＜システム関連特記＞ 初期SAN85→ローライフHOで-10、特徴表「呪文知識」で-2＝73 【特徴表】 ・2015特徴表　急速な回復力 　新陳代謝能力に優れている。耐久力を回復するロールの結果に＋１ ・ガスライト特徴表　呪文知識 　下記呪文を知っている。SAN-1d6（→2） ①「モルディギアンの招来/退散」 ②「似非の利用」（基本ルルブp275） 死んだばかりの人間の身体を2，3日間摂取しPOWを１コストとして消費する。1人ごとにSANを1d20使う（これに関しては今回5年以上年数が経っているため無視する）。終了後は自由意志でその者の姿になることができるが1ダメでも受けると解除される。 （1回の呪文で複数の人間を摂取した場合、その数だけ変異が可能となる。コストはそのまま。） →現在は「元々いた宗教の教祖（3人）」に化けられる。 →シナリオ報酬により大幅改変 変身する対象をPOWなし、SANを１、MP2で増やせるようにする。 変身はダメージを受けると解除され、変身自体には10秒必要。SIZの制限はそのまま（±３まで可能）。 姿が完全に変わるので【変装】に大幅補正（あるいは自動成功）かかると思う。 ③「セクメンケネップの言葉」（基本ルルブp267） 催眠スピーチ。多数に使う。聞き手は1d3日間言われたことを全て信じる。 【職業ポイント】 現在の状況的に　狂信者+警官+刑事　なので職業Pはそれらをベースに7つ選択。→言いくるめ、心理学、拳銃、目星、聞き耳、図書館、ガン＝カタ（下記参照） ＜ガン＝カタ＞ 二丁拳銃を使用した超近接戦闘技能。初期値1％ 未照準ルール（基本P69）が適用されない二丁拳銃が扱えるようになる ・敵の半径2ｍ以内に入らなければならない ・拳銃技能が80％以上で使用可能 ・＜ガン＝カタ＞の技能取得上限は70% ・複合ロールの【部分的成功】は失敗とみなす [攻撃] この攻撃は、以下の複合ロールに一度でも失敗した時点で終了となる 利き手・利き手でない方の銃で同じ敵を狙ってもいいし、それぞれ違う敵を狙う事もできる ①まず利き手分の＜拳銃-10＞+＜ガン＝カタ＞の複合ロールを行う ロールを行う回数は、利き手の拳銃で発砲する分である 成功した分だけ拳銃ダメージが振れる ②次に利き手でない方の＜拳銃-10＞+＜ガン＝カタ＞の複合ロールを行う ロールを行う回数は、利き手でない方の拳銃で発砲する分である 成功した分だけ拳銃ダメージが振れる [受け流し] 剣や刀、銃からの攻撃であれば、＜拳銃-10＞+＜ガン＝カタ＞の複合でロールに成功すれば受け流しが可能 相手から銃の耐久値以上のダメージを受けても、その攻撃に対する受け流しロールでFしない限り拳銃は壊れない カウンター攻撃が認められている場合、その際に発砲できる弾は1発のみとなる ※非常に強い技能である。他卓で使用する際は必ず事前にそのKPに確認すること <PC作成ルール> ■武器を最大二つ持つことが出来る ■クトゥルフ神話技能に1d8+10を追加する ■＜任意の戦闘技能＞の成長欄に+10できる 一種類の技能に+10でも、複数種類の技能に合計+10でもよい→今回は拳銃 ■あなたは体の三分の一がショゴスと融合している ショゴスは完全に体組織となり、体を活性化させている。但し装甲等はない キャラ作成時、STRとCONを以下の数値で振り、SANを-10させる STR：3d6+10 CON：4d6+10（20以上が好ましい） ■過去の神話生物退治の中で以下の呪文を取得している ≪激怒≫（狼の呪い）（ダークエイジ P.84） コスト：2MP、SAN1d4 凶暴な激怒を引き起こし、使い手あるいは対象を狂戦士化させる ・激怒している対象は、各ラウンドの攻撃回数が+1される（ラウンドの終わりに追加攻撃ができる） 凶暴化により重傷を無視できる。HPが2以下になっても気絶しない 致命傷を受けても（HP0になっても）、そのラウンドの終わりまで戦い続ける事ができる ・激怒している対象は、呪文の継続時間中は回避や受け流しが出来ない ・一人倒す/退散させる毎に1d20+その場で戦っている敵の数をロール →激怒している対象のCONの値より大きい：呪文の効果が切れ、対象は消耗し倒れる →小さい：呪文の効果が続く ＊敵に使ってこちらが逃げた時（退散……？）の処理はわからん。 ローライフのHP https://sagiyamatoen.wixsite.com/lowlife-gaiyou/blog なんかHPにある自分だけの最強の元死刑囚を作ろう！ってのに従ったらアーカードと怪盗Xを足して割ったような何かになった。 164cm 94/61/90 H 太ももで挟んでもやれそうだなこの人…

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