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矛盾を抱え続け、自己を肯定できず、全てを内側へと秘めることで安寧を得ようとした、不完全で不安定ないきもの。 基本的には温和で物静か。 ただし優しさからくる性格というよりは諦観を起因とするもので、 ”誰か傷つけないことで自身が傷つかないようにする” 他人を反面教師として創り上げたいわば「壁」のようなものである。 「優しい人間」を模倣してはいるものの、感情の波すら押さえつける癖がついており、 その形はどこかぎこちない。 極度なまでの自分嫌いで「自分のため」に何かをすることが非常に苦手。 自己肯定感は低い、というよりも存在しないといった方が正しい。 過去や名前、果ては性別までも不要なものとして考えている節があり、その有様は世捨て人のそれ。 そうして他者への干渉や積極的な交流を避けているものの、 それらを理解したうえで踏み込んでくれる人、 ――とりわけ好意をもって接してくれる相手に対しては一途。 また、どうあがいても真面目でお人好しなため、困っている人を放ってはおけない。 特に綺麗な人や頼れる年上に甘い。 実はかなりのスキンシップ好きで、心のどこかでいつも温もりを求めているが、 一度触れてしまうと歯止めが効かなくなってしまうことを自覚している為かなり自制している。 自分の意識を手放す行為である睡眠に恐怖を感じるようになっており、また悪夢を見てはうなされて起きることも増えたため、いつしか眠ることが苦手になってしまった。 自らに熱を灯すことが出来ない性質であるため、原動力は他存在に依存している。 それゆえ趣味は創作物に触れること。 文学に始まり、音楽、ゲーム、映画、芸術品とあらゆる形を愛している。 長い間涙を流すことが出来なくなっていた（現実に熱を持つことが出来ないでいた）が、TRPGを皮切りに 強く感情を揺さぶられるものに出逢い始めたことで不器用ながら感情を引き出すことを憶え始めた。 現在は無事TRPGの沼に落ちている。 /備考 ・高水準で心理学と精神分析を取得しているが、前者は他者にあまり感情を読まれたくない（≒他者からの干渉を受けにくくするため）気持ちから、 後者は専門的なものではなく他者に触れることで生じる喜びを共有したい気持ちから生じたもの。あくまで専門者には及ばないという解釈。 ・まっしろであるということは、何物にも染まっておらず、また何物にも染まりやすいということ。 そのしろさは純粋ゆえのものなのか、それとも汚れ切ってしまったゆえのものなのかなど、結果が同じなら些事に過ぎない。

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