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POW低めダイス目だったのでどっかで活かしたいな 九十八 銀時(にたらず ぎんじ) 誕生日 7月10日　♋ イメージ:オオジシギ 好きな言葉 もし音楽がなかったら、俺は授業中に銃で自分の頭をぶっ飛ばしていたかもしれない。音楽が俺を生かしてくれた。＜エディ・ヴェダー/パール・ジャム＞　 　 伸ばしっぱなしの黒髪。長い前髪と眼帯で右目を隠している。目元は常に隈を携えていて、生気のない印象。 目の下に小さなほくろがあるのだが、これも隈に隠れてほとんど見えない。黒い服ばかりを着ている。大学の同級生から陰で「死神」とよばれている。 同級生からは「暗い」「すぐ帰る」「絶対こじらせたオタク」などと言われているが、すぐ帰るのは練習をしているだけだし、髪が長いのは外見を気にしてる暇がないくらい今は楽器を触っていたいから。眼帯は生まれつき右目が斜眼であり、いちいち聞かれるのがうざったいから隠してる。学校終わりはだいたい奥の方にある古すぎて使う人がいない無人の教室に居座ってギターを弾いているか、家に籠もってるか。事務室の人に教室の許可を取りに行くため、事務員さんと仲良し。たまに飴ちゃん貰ってる。笑うと可愛いと密かに話題になってる。理系大学生で宇宙科学専攻。物理分からんと頭を抱えている。 普通に笑うし普通にふざけるし、話せば案外喋りやすい、とっつきやすい性格である。 5歳上の兄がグレた影響できちんとした人間として生きることを求められてきた。しかし彼は兄が大好きだった。窓の外、家を出て走り出す兄の顔はいつも気持ちのいいくらいの笑顔だったから。その笑顔が昔頭を撫でてくれたときの笑顔と同じだったから。彼のようになりたくて、彼が家にいない時にこっそりと机の上に置いてあったCDに手を伸ばしたのは、銀時が小学校4年生の時。片田舎で育った彼は、中学高校はほぼ同じメンツに囲まれて生活していた。そのおかげか中高はある程度社交的で、身長が比較的高かったためバレー部にも所属していた。ちょっとモテたしわりと爽やか青年だった。その間も親は兄を毛嫌いしていたし、兄は家と縁を切って仲間達と先輩を追って上京していた。 どうやらCDを盗み聞きしていたのはバレていたらしく、兄の見送りに行く時にCDと仕事先の住所を教えてくれた。「擦り切れてたしな」と笑って大きな手で頭を撫でてくれた。兄はもう自分に興味がないとばかり思っていた銀時は驚くと共に嬉しくて泣いた。それ以降、親には内緒で夏休みや連休を使って偶に兄を訪ねて東京に赴くようになる。その時、たまたま見かけた洸の歌う姿を見かけて心を奪われた。それは、兄のCDを初めて聞いた時と同じ衝撃だった。 「俺もあんなふうに、自由に歌いたい」 それからは大学生になって一人暮らしする時を目指して、一人暮らしをして好きに音楽が出来る日を夢見て、高校時代の残りを過した。適当に決めた進学先に彼がいたことは驚きだったけど、その時のことは言ってないし言う気もない。また、親とは基本仲良しだが疲れるので距離を置いている。

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