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「ま、また書類整理か!　私の本領は戦場だというのに……!」 「弱さは罪であり、勝者こそが正義なのだ」 Ｎ市の若き支部長。最近支部長に赴任した。 毅然とした態度をとり何者にも物怖じしないが、やや世間知らず。 『勝者こそが唯一の正義』という主義を持ち、勝利に執着する。 烏丸ハイネという名は適当に付けた偽名だがずるずる使い続けている。 コードネームで呼ばれる方が好き。 覚醒の際に両眼が魔眼に変貌しており、琥珀色に染まっている。 魔眼によって"視た"周囲の状況をノイマンの思考能力で処理することによる、戦況把握と指揮能力に優れる。 反面、大規模なエフェクト行使は不得意。 右手は味方への采配に、左手は剣による攻撃に用いる。尚、左利き。 幼少期にFHの作戦によって覚醒させられ、そのままFHチルドレンを経て、戦闘部隊の前線指揮官として活動していた。 覚醒させたのはエリ－ト時代の"ディアボロス"春日恭二であり、彼に指揮されたことも、彼を指揮したこともある。 ハイネの勝利思想はセルの教育もあるが、エリート時代の春日に憧れ、影響を受けている点もある。 FH時代は作戦の成功のためにはどんな犠牲も厭わない、冷徹で非情な"琥珀の瞳"として有名だったが、 一年前、Ｓ市近辺への侵攻作戦において"運命の導き手"薬王寺結希に敗北してから運命が変わる。 UGNに捕らえられるも、結希の口利きもあって凍結は免れ、ハイネもまた"勝者"である結希に従い、UGNに下る。 自分に勝利しつつもその勝利を認めなかった結希に、いつか"勝つ"為にUGNの活動に精を出し、遂に支部長の座にまで上り詰めた。 昔は『作戦を成功させる』ことが絶対の勝利条件だったが、UGNに来てからは"勝利"の定義に迷っている。 敗北を重ねる現在の春日恭二には複雑な感情をもつ。 失意を抱く一方、その執念には一種の感服も抱く。 そもそも自分自身も敗北を経てUGN側にいるわけで、FHであり続ける春日には罪悪感を覚えてもいる。 かつて憧れたのは勝者としての彼の背中だが、今は……

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