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HO2「花」 〇イメソン 「ラストリゾート」 「花降らし」 〇性格 芸術肌の薄幸美人。自身の病の重さから未来に絶望し、その苦しさや辛さ、寂しさを全て絵に向けている。絵を描くことが一種の精神安定剤。風景画や抽象画、宗教画など、その時の気分で様々に描くが、生物を描いたものは少ない。また、本人にそのつもりは無いが、宗教画以外の人物画は無意識に描かないようにしている。中でも特に描くことの多い題材は植物や曼荼羅図。無意識に自身に巣食うその病に惹かれるのか、花の絵がこと更に多い。一時期は一心不乱に花の苗床となる自身の自画像を描いては顔の部分をぐちゃぐちゃに黒く塗りつぶすという奇行を繰り返していたが、今は落ち着いている。基本的には大人しく、絵を描いている時以外はぼんやりとしている。元が芸術肌なので天然気味で、たまにのほほんとした雰囲気でぶっ飛んだことを口走るので油断ならない。表情筋が死んでいるのか無表情がデフォルトであるため、たまに笑うと顔面偏差値故に破壊力が凄い。まさに花が綻ぶとはこのことか。胸に花が生えて来てしまったため、オーバーサイズのシャツとダボダボのカーディガンを来ている。 一人っ子で家族仲は良好。花が生えてきたことに対しても心配こそすれ、奇怪な目で見られたりとかはない。むしろのほほんとした母と少し天然な寡黙な父はあらあら素敵ね〜天使さんかしら？似合ってるんじゃないかくらいのノリ。紫苑がやさぐれて非行に走らなかったのはこの両親が居てこそ。性格も2人の性質を受け継いでいる。この親にしてこの子あり。 〇花冷え通過後 約束通り子供達を守る。子供達を守り続ける為に治療も受けた。胸に咲く花は無くなり、普通の人間に。柊の遺品のポプリの小瓶は持ち歩いてはいる。しかし基本的に鞄から出さないし、触れない、見ない。柊だけが特別にならないように、過去に殺した人達と、これから殺すかもしれない人達と同じだったんだと思う事で心の平静を保っている。むしろ柊の事は忘れた。忘れた気でいる。これは、思い出を重視して記憶に残る事を望んで死んで行った柊へのささやかな僕の復讐。お前なんか覚えていてやるもんか。これからは花を見る度に触れて、枯れないことに安堵する。花の絵は描く頻度が減るかも。サナトリウムにいた子供達の絵を描く事が増える。但し、柊の絵は1枚もない。柊が死んでから描いた自画像はたった1枚。子供の自分を殺して大人になった戒め。作り物のように綺麗微笑む死んだ目の紫苑の絵。 〇お花一覧 ・月桂樹(私は死ぬまで変わりません) ・蓮(救済) ・カルミア(大望) ・エリカ(孤独) ・カレンデュラ(絶望) ・ムスカリ(失望) ・ゼラニウム(憂鬱) ・紫苑(さようなら) ・糸繰草(オダマキの別名、愚か) 〇通過シナリオ 「花冷えに亡く季節」

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