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七葉雷電神社に祀られている神様。 雷と風を司る武神であり、かつてこの街に攻め入った悪鬼羅刹をなぎ払ったとされる。 また、運命に抗う者に立ち向かう力を授けるという言い伝えがある。 ……と、ここまでが七葉雷電神社に伝わる伝承の話。 武神としての側面もあるものの、基本的には「人々の暮らし」を見守るのが好きな穏やかな神様。 神社に来た子供たちの遊び相手になったり、こっそりと街へ降りてみたりしている。(街に降りる時は偽名としてミコトと名乗っている) 神という悠久を生きる存在であるためか、定命の存在である人が「今」を懸命に生きる姿を好んでおり、見守りながら時には力を貸すこともある。 御建鳴神主尊の伝承を元に形作られたレネゲイドビーイングなのか、はたまた御建鳴神主尊本人なのかは彼女自身も知らない。 ただ、伝承に残る悪鬼羅刹を薙ぎ払った記憶もあり、この街の人々を見守り続けてきた記憶もある。 そして何より、もし御建鳴神主尊の伝承を元に形作られた存在であるのならばもっと苛烈な性格の神になっているだろうと思っているため、少なくとも彼女の中では御建鳴神主尊本人であると思っている。 ■七葉雷電神社 E市にある御建鳴神主尊という神様様を祀っている神社。 かの神についての伝承がいくつか残されている。 小高い丘の上に建っており、E市の街を見下ろせるようになっている。 周りにはカブトムシのあつまる樹や、少し開けた場所があるため、子供たちの遊び場のひとつとしても扱われている。 遊びに行った子供達の中には、「神社の神様に遊んでもらった」と言う子がそこそこおり、あそこで遊んでいるうちは神様が見守っていてくれるのだろうと言われている。

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