タグ： 濃縮還元 ロスト

《職業：殺し屋》 職業技能ポイント：EDU×20 シナリオ上の探索者作成ルールにて作成 《特徴表：3,6/格闘センスの持ち主》 《特徴表：2,5/鋭い洞察力》 良くいえばクール。悪くいえば冷酷。人を殺す事などなんとも思っていない。感情が無いのかは分からないが常に無表情。この世の事柄全てに興味が無いような印象を受ける。 この世に生を受けてから6歳になるまで両親に虐待を受け育つ。日に日にエスカレートしていった虐待を両親は隠しきれず、近隣の住民が怪しいと思い通報。結果虐待が発覚し、両親は逮捕、自身は孤児院へと預けられる事となる。保護された時の彼はかなりの栄養失調状態だったが命には別状はなかった。しかし精神にはかなりの異常をきたしており、保護された後ですら、両親の怒鳴り声の幻聴や虐待を受ける幻覚が見えていたという。 上記の出来事から人間に対して恐怖心が芽生えており、学校でもクラスメートはおろか先生とですらほぼ話すことはせず、浮いていく一方であった。次第に彼のこの態度を良しとしない一部の子供たちにるいじめが始まった。しかし、彼にとって両親から受けた虐待からすれば子供の考えるいじめなど少しも苦痛に感じることはなく、全く意に返すことは無かった。そんな彼を気味悪がってか、はたまた反応が無くつまらなかったからか、彼へのいじめは収まっていった。 彼が高校へと進学し、いつも通り誰とも関わらない生活を送っていると、興味を示したのか女性が1人、毎日彼へと話しかけるようになっていた。いじめにより前から持っていた恐怖心に加え、人間への信頼を失っていた彼は、特に反応を示すことも無く初めの頃は無視を決め込んでいた。しかし彼女は諦めることなく毎日話しかけてくる。そんな日々が続いたある日、あまりにめげない彼女に対し、業を煮やした彼は雑な反応を返した。すると、心を開いてくれたと思って嬉しかったのだろうか、彼女はぱっと明るい表情を見せた。変な人間だと思った。それと同時に、少しだけ笑みが零れた。それから2人は徐々に打ち解けていき、彼の表情も少しずつ豊かになっていった。産まれて初めて、彼は人生が楽しいと思えたのである。 しかし、そんな幸せな日々も、長くは続かなかった。 －彼女が死んだ。彼女は酷いいじめを受けていた。罰ゲームと称して極寒の川を泳ぐ事を強制され、川に入っていったまま、彼女がその後姿を現すことは無かった。この件は隠蔽され事故として処理、いじめも無かったとされた。 不思議と涙は出なかった。代わりにただただ怒りの感情が湧くばかりであった。この日から、彼は人間に対して深い憎悪を抱く事となる。そしてそれに突き動かされた彼の復讐が始まった。既に彼の中に人の心は残ってはいない。何故なら、産まれてからずっと冷めきっていた彼の心に唯一明かりを灯した一人の女の子は、もうこの世にはいないのだから…。 卒業の日、彼女を虐めていた最後の一人を殺め、彼は陽の光が当たる場所から姿を消した。 彼の原動力は深い人間への憎悪。人間を見下し、下劣な我欲の塊だと吐き捨て、自らもこのどうしようもない汚らしい我欲のため、遺書屋として人間を殺めているのである。 ロスト済み

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