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#dc143c ✦まほうしょうじょ✦ 魔法少女モディフィケータ、人差し指でぜんぶ吹き飛ばしちゃうよ。 改造バイクに乗ってやってくる。硝煙のにおいと共に、派手にどかーん！ 　❤愛輪閃紅（アクセラレータ・リードバッキング） 　機関銃搭載の大型改造バイク。つぎはぎだらけのまっかっか。 　（機関銃は火器一括で拳銃技能、バイク運転は後述の理由により操縦：ラジコンのイメージです。中学生だし） 　❤不赤視領域・照準展開（G・P・U：グローリー・パーフェクション・アンノウン） 　メインウェポン。銃火器の具現化、展開して攻撃する。 　使用される銃火器の種類は大小様々。 　（そのままHOのMP消費攻撃のイメージです。使用銃火器は様々ですが、バラで使っても拳銃技能一括かな） 　❤稼働型起爆アルゴリズム（A to I） 　起爆型ラジコン。人工知能でも搭載されていそうな名前だけど、そう見えるだけ。 　（手榴弾の運用に近いイメージですが、投擲でなくラジコン操作で向かうことを想定しています。使い捨ての特攻。） MODIFICATOR…語源はゲームの改造MOD。 バイクはラジコン操縦。部屋に置いてある、修復の痕だらけの赤いバイク。 ✦ねがいごと✦ 　学校に行きたい。 （自分を受け入れないクラスメイトも学校でちょっかいかけてくるやつらも馬鹿にしてくる奴らも自分をきちんと見てくれない両親もすべてやっつけて）まともに、学校に、教室に、生徒として、行きたい。 やっつけたいのだ。やっつければよくなると思いたいのだ。実際やっつけてしまったらどうだろう。路頭に迷うだろうな。 本当に欲しいのは承認と受容なのだ。でも、そこまで自分の中で可視化できていない。 ✦すべてのはじまり✦ 再帰 躬行（はのい・たすく） 再帰：リカーシブル。OSのプロセスのうち自分自身を呼び出すことが可能なもの。 プログラミング技法での再帰呼出しでは処理を中断・終了する条件（下の例では引数 n の値が 0 である場合）が必ず一つは必要で、その部分が誤っていると、無限に関数を呼び出し続けることがある（→暴走）。無限再帰に陥ると、スタックオーバーフローによりプログラムが異常終了したり、システムが停止したりする原因となる（Wikipedia）。 ハノイの塔：コンピュータープログラミングの例題にも使用される再帰的な解を持つ問題、元はフランスのゲーム。 タスク：プロセスと同義。 躬行：実践躬行。実際に自分自身で行うこと。躬の字に弓が入っているし。飛び道具関連。 中学一年生。不登校。引きこもり。 学校に通わなくなったのはいつ頃からだったか。小学校高学年の頃にはもう通っていなかったように思う。 それでも中学生として進学はできたのだから、義務教育さまさまだ。学校に行かなくても勉強はできるけど。 通信教育もあるし、インターネットだってある。もはや教室で仲良しこよしをする必要のない時代になった。 別に、外に出られないわけじゃない。教室に入れないだけだ。所謂保健室登校ならできるし、できてはいる。いけるときだけだけど。 非生産的な存在でもない。ゲームは老若男女に開かれた世界だ。これでもそれなりに実力があるのだ。 仕事といっても差し支えないレベルには。 親もその辺は無頓着だ。もはや諦めているのだとおもう。 幼い息子が両親のクレジットカードで決済を勝手にしても文句を言わないし、コメントもない。 気味が悪い。 衣食住に困ることはないし、会話はなくても生きてはいける。ただ、この家は空っぽだ。 どこから歯車が狂ったのだろう。 そもそも引きこもった原因としてはこの親のせいもあるのではなかったか。 さて、それは数年前、小学校中学年の頃だっただろうか。あの頃はまだまともに学校に通っていた。 人並みにはしゃいで、休み時間には校庭に飛び出して、そうそう、ドッジボールが好きだったのだ。 家は特段貧しいわけでもなかったし、好きなものを買ってもらえるくらいには恵まれていた方だったのだろう。 ひとつのラジコンカーがあった。少しレトロな型の、オートバイのラジコン。 町はずれのレトロゲームショップで一目惚れして買ってもらった、小学生には少し勿体ないアンティーク。 それでも小学生には憧れの的だ。見せびらかしたくもなるもんだ。 学校に持っていったのだ。自慢がしたくて。 だけれど一昔前の型のラジコンなんて皆見向きもしなかった。皆の興味はもっとピカピカの、変形したりするかっこいいやつ。 そんなゴミみてえなやつなんか持ってきて何がしたいんだよって笑われたのだ。そんなことないのに。この価値をお前たちがわかっていないだけなのに。 よりによってそいつ、「ほらこことかとれそうだし笑」とか言いながらやりやがったのだ。大事なパーツを。それで投げやがった、投げやがった！ 気づいたら鈍い音を立ててクラスメイトが倒れていて、そこで自分がコントローラーを叩きつけたことを理解した。少し古めの、ずっしり重いコントローラー。 当たり所が悪かったらしく、教室は大騒ぎで、委員長気取りの女子が担任を呼びに行ったり、少し怯えた野次馬たちが遠巻きに罵声を浴びせてきたり、そういうのをなんだか幕を一枚隔てたような感覚で見ていた。現実味がなかった。 昔からゲームは好きだった。父親がよくやっていたからだ。昔からの王道の、冒険をして、地位と名誉を手に入れる、そんなゲーム。弱きを助けて悪いやつを倒し、正しいものを尊び、ドットの世界がキラキラしている、そんなゲームの画面が好きだった。 だから、こんな現実はゲームよりずっとリアリティがなかった。正しくないし。なんで自分だけが悪者扱いされるのかわかんないし。 当然入ってきた担任は叫んだし、両親も学校に呼ばれた。父親に見せたのだ、無残にも壊されただいじなラジコンを。 でも何も言わなかった。父親も母親も。校長室で、ひたすらペコペコ謝って、それだけだった。 確かに怪我をさせたのは悪いとは思うけど、別にそこまで大きな怪我でもなかった。ちょっと大げさだっただけだ。だから一方的に悪者扱いされるのなんて認められなくて、頭を下げている両親のことをかっこ悪いと思った。何より、そこにはゲームで勇者だった父親はいなかった。 学校では大人しく、我慢していたつもりだ。だから、家に帰ったら思いっきり言ってやろうと思ったのだ。 家に帰って、──振り返った両親の顔は、非常に疲れていた。 どこも見ていなかった。 「好きにしなさい」、それが最後の会話になった。 誇張じゃない。完全に家庭からは会話が消えた。生活音以外に何も存在しない。空っぽの家だ。 気持ち悪かった。だから話しかけてみたりもした。返事はなかった。疲れた視線だけが帰ってきた。 夕食の時間になったら食卓に夕飯がならぶ。風呂もわけている。洗濯も、掃除も、行われている。 父親は仕事に行くし、母親は買い物に行く。ただ、一言も交わさず。 この家からは、会話が消えた。それと同時に、父親の部屋からのゲームの音も消えた。 ようやくそこで気づいたのだ、この家は何もなくなってしまったと。壊れてしまった。 そして、その原因はあのラジコンだ。でも、ラジコンさえ壊れなければ、こうはならなかったんだ。 あいつが悪い。 それに、親もいいなりになることなんてなかったのだ。それなのに、無様に頭下げるだけで。 これも悪い。 クラスメイトもクラスメイトだ。見てたくせに。どっちが悪いか、一目瞭然のくせに。 全員悪い。 だから思ったのだ、自分は同じにならないって。 ✦がいよう✦ 小学5年生の頃からの不登校児である。 小学校の卒業式は欠席した。 中学校の入学式は遠巻きに出席しようとした。戻れたら戻りたい気持ちはずっとあった。 でも、目が合ってしまった。それで、体育館に入れなくなった。 対人コミュニケーションは得意な方ではない。まともな最後の経験が小学４年生だし。 中でも女性相手は本当に苦手だ。何を考えているのかわからない。 当時のクラスメイトの印象が大きい。すぐ鞍替えする偽善の仲良しごっこばっかりする集団。 そうでなくても苦手だ。母親が近所の中年女性に絡まれているのも見てきた。 そういう日は隠れるようにして家に入っていた。 気弱な方ではないが、内弁慶気味ではある。 以前は温和な家庭であったが、息子が学校で犯した傷害事件をきっかけに家庭は破綻してしまった。 生命活動の維持には問題ないが、会話が一切交わされない家庭は家庭として正常に機能しているとは言えない。 学校には事件を起こした手前戻りにくいし、引っ越したいと言ったところでもはや両親はそれを聞く耳を持っていなかった。 しかし、これはこの傷害事件だけのせいで家庭が破綻したわけではない。間違いなくきっかけではあるが。 父親は当時上司からの理不尽な要望に辟易していたし、それでも一家を支えなければいけないというストレスを抱えていた。 母親は近所づきあいでストレスを抱えていた。良くも悪くもお節介で不躾な人間が周りに多かった。 誰でも持っているような悩みである。他人から見れば些細にもみえる。そんな些細なこと、そんな些細なことでも決定打を与えられたら破綻を巻き起こす。 息子が学校で問題を起こしたと聞いた両親の中で、糸がぷっつりと切れてしまったのだ。 彼らは良くも悪くも、親であろうと「頑張っていた」から。 息子はそんなことを知らないまま、二人に放り出されてしまった。 元々ゲーム好きな性格だったのもあり、逃げるようにその世界に没頭した。 王道RPGだって、シミュレーションだって、ローグライクだって、パズルだって、スローライフだってやった。 中でも好きだったのがFPSだ。画面の中で彼は無敵だった。 タクティカルシューターも好きだ。オンライン対戦だってやった。COMではない、生きている人間を相手にするのはわくわくした。 誰だって対戦相手が小学生（今は中学生）だとは思わないだろう。 ゲームの中では自由だった。力を持つことができた。 それでも勉強をすることを放棄しなかったのは、最後に残った現実への執着だったのだろう。 いつか、いつか帰りたいという気持ちを捨てきれなかった。自分から離れたのではなく、はじき出されたという感覚が大きかった。 魔法少女。変身して戦うなんて、ゲームの中みたいだ。FPSを超える、究極の一人称視点なんだ。 ✦おんがく ♪ちまみれダンシンパーリナイ ～きゅっとしてドカーン♥　/暁Records https://w.atwiki.jp/touhoukashi/pages/3118.html ♪砲の上のあの娘　/神聖かまってちゃん https://j-lyric.net/artist/a053810/l032a46.html ♪友達なんていらない死ね　/神聖かまってちゃん https://j-lyric.net/artist/a053810/l02ab33.html ♪肉魔法　/の子 https://j-lyric.net/artist/a053811/l02f7ee.html ♪僕の戦争　/神聖かまってちゃん https://j-lyric.net/artist/a053810/l053f14.html ■2015　ビデオ・ゲーム・テスター （EDU*10+DEX*10） ・上記の通り不登校のため、通信教育やインターネットで数年分先取りをして学習しているため、実年齢とEDUに差異が発生しています。知識としてのEDUであり、実経験としては浅い。 ・ゲーマーとしてはもちろんシューティングもプロ並みですが、拳銃の技能値が魔法少女補正ないとそこまで高くないのは『魔法少女形態のことをゲームのプレイヤーキャラクター状態だと思っている節が強い』からであると定義しています。 ・上記と同じ理由で、ラジコンでの操縦を魔法少女形態ではバイクの運転に変換できるとして技能を設定しています。 ・杖は銃身で殴れます。 ・必殺技的な感じで本人が名付けているので使うときはたぶん言います。技名を。 ■2015特徴表 4-3　異性が苦手（D）→50P 3-7　俊敏 ──────────────── 『魔法少女希望譚』(略称：まほたん) 　　　　　　　制作：寒緋 ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆ あなたは魔法少女ではない。 しかし、ある日不思議な出会いをした。 「魔法少女になって」そんな声が頭に響く。 ★━━━…‥・★━━━…‥・★━━━…・‥ 舞台：現代日本シティ 人数：2～4人（多いほうが生存率が上がるかもしれない） 推奨技能：目星、戦闘技能、高POW ロスト率：高 推定プレイ時間：3～4時間 ・PvP可能性あり。共通HOに合うのであれば継続PC可能。 ・秘匿HOはありませんが属性をPC1～4の数字で決めていただきます。 　それに合わせて魔法少女の姿をキャラメイクすると面白いかも。 ・大変高ロストであることを念頭に置いてPCを選択してください。 ・PCは男女は問わない。 　魔法少女になった姿は女性で統一してください。 ◆共通 HO ・あなたは学生である ・あなたには叶えたい願いがある。 ◆HO PC1：ハートマークのついた銃、カラーは赤 PC2：ダイヤマークのついたナイフ、カラーは黄色 PC3：スペードマークのついた人形、カラーは青 PC4：クラブマークのついた手鏡、カラーは緑 〇銃： MP1 の消費で神話生物に 3d10 のダメージを与えることができる。 技能「拳銃」が 50％上がる。 ―――――――――― 〇ナイフ： MP1の消費で神話生物に 2d10 のダメージを与えることができる。 技能「こぶし」が 20％上がる。 ―――――――――― 〇人形： MP1 の消費で神話生物に 2d10 のダメージを与えることができる。 技能「運転」が 50％上がる。 ―――――――――― 〇手鏡： MP2の消費で相手の神話生物と同じSANCダメージを与えることができる。 技能「投擲」が 30％上がる。 ―――――――――― （いずれの技能値上昇も魔法少女になったときのみ） ※キャラメイクの際の形状の解釈はご自由にどうぞ。 　(例：ナイフ→大剣　　人形→ぬいぐるみ　　など)

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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