タグ： ﾀﾝﾊﾞ 大正 クトゥルフと帝都

特徴:1-10予期せぬ協力者(94) 名前は丹波。それ以上でもそれ以下でもない。 大正時代、帝都に住む波間出版という零細出版社に勤める三流記者。 怪奇現象から政治、ゴシップまで幅広いジャンルの雑誌を刊行しているが、そのほぼ全てがある事ない事が書かれている。つまり、娯楽用に読まれる程度の信憑性の低い雑誌と いう訳である。 そこに長年勤める丹波もまた、多方面に恨みを買う雑誌記者である。まぁある事ない事書いているのだから当然ではある。頭もよくない上に大学出ではないが、口がよく回る。 面白い事件があればどこにだって現れる。 相手を言いくるめたり説得したりして取材を取り付ける。 但し聞いた事をそのまま書くとは限らない。 滝勝弘という怪奇小説家の新作発表を自社の雑誌で行い、部数を伸ばす魂胆で足繁く滝の自宅に通う。 実際の所は何も言わないが、仕事と称して気のいい友人に会いに行っている、のかもしれない。 とはいえ、滝が友人だと思ってくれているとは思えないが。 食えない性格、読めない口調。何とも胡散臭いこの男は、一体友人や家族がいるのだろうか。 何かと修羅場を潜っている所為か身体中に古傷があったり奥歯が1本なかったりするが、本人は全く懲りていない。 かと言って体を張ってスクープを取りに行っている訳でもなく、行った先でたまたま大きな山を引き当てて特に考えずに突っ込んで危ない目に遭った結果、ついでにスクープを取ってきたりする。 とある屋敷で撮った蜘蛛と美女の写真は大変気に入っており、丹波の家に大事に保管されている。 学生ともコネが出来たので、何かしらのネタにならないかと思っている。 多方面に喧嘩を売りまくる所為で警察や特高からも若干睨まれているようで、病院はともかく警察とは取材以外では関わりたくないらしい。普通に警察嫌い。 彼は一体どのような経過を経て今のような人間になったのか。最初からこうだったのか、それとも始めは普通の、事実を伝える事を至上とした一記者だったのか。 もしかしてそれは丹波のみが知っているのかもしれないし、丹波自身も既に分からなくなっているのかもしれない。 クズはクズでも、クズとして一緒くたにはされたくないらしい。理屈はよく分からない。 ファインダーを覗いた時にのみ目が見えなくなる不定の狂気に陥った時には狼狽していたので、一応記者根性的なのはあるのかもしれない。だがもしかすると単純に目が見えなくなって狼狽えただけなのかもしれない。 薄給だがタバコと酒が好き。家は狭いたばこ屋の2階で、家では着流し姿でウロウロしている。 クリアシナリオ 「羅生門」 「黄泉比良坂より」※NPC 久代穂積(ｸｼﾛ ﾎﾂﾞﾑ)、十川四葉(ｿｺﾞｳ ﾖﾂﾊ) 「Dongfeng」滝勝弘(ﾀｷ ｶﾂﾋﾛ) いやぁ、どうも。お元気そうで。 何くれとお世話になりましたね。学生諸君には今後の活躍に期待していますので、一旗上げてくださるなら取材に行きますから...。先生は相変わらずでいらっしゃる。またお伺いしますので、新作、お待ちしておりますよ。 何か面白そうなネタが舞い込んで来ましたら、この丹波まで。まぁ、この狭い日本に住んでいるのですから、何処かでお会いする事もありましょう。 その時はどうぞ、逃げないでくださいねぇ...。 ──────────────────── どうもどうも。お元気そうですねぇ。 この度遺作が見付からなかったのは大変残念でしたが、私の依頼を了承してくださりありがとうございました。何かと得るものがあったのならば嬉しいのですが。まぁ、遺作の他に何を得られるのかなどは知りませんがね。 誰かの為に動くと何かしらに出会ってしまう呪いでも掛けられていないのなら、どうぞ何かあった時に、また私のお願いを聞いてくださればと思います。…なぁに、ちゃんとお礼はしますよ。お願いを聞いてくださるのなら、ねぇ？ ──────────────────── おや先生。お久しぶりですが、お元気そうで何よりです。 何分奇妙な場所でお逢いしましたから、今度は帝都でお逢いしましょう。あの珍妙で興味深い夢を舞台に小説を仕上げてくださるという約束、どうぞ忘れずにいてくださいね？ 帝都は相変わらずですが、京はさぞ見事な紅葉でしょうから…私がお伺いするのも良いかもしれませんねぇ。まぁ、先生がお嫌でなければですが。 ああ、そうだ。是非、お手透きの際に大宰府へ旅行へ行くというのは如何でしょう。何故だか知りませんが、無償に天満宮にお参りに行きたいような気がするのです。……なんて、ねぇ？

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