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クトゥルフ PC作成ツール
小鷹 汐生(こたか しお)
ID:3799447
MD:8670402920ef21d033f8e9ee7f883ce7
小鷹 汐生(こたか しお)
タグ:
たかしの子
沼男は誰だ
ロスト
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生まれ・能力値
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CON
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その他増加分
一時的増減
現在値
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CON
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DEX
APP
SIZ
INT
EDU
HP
MP
初期
SAN
アイ
デア
幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
表示
初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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通常表示
<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
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<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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通常表示
<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
正義を信じている。 HO.2 あなたは親しい誰かと2人暮らしをしている。 将来の夢は警察官の元気娘 子供っぽく、頭は良くないが正義感は人一倍。運動神経が良く、所属してない部活動の助っ人によく呼ばれる。 前向き。可愛いよりかっこいいって言われたい。 丸め込まれやすい。 優秀な警察官の兄に憧れて懐いている。兄に過保護な程大事にされている反面、両親に気にかけてもらえていない。 兄の家が高校から近かった為、現在は兄と二人暮らし。 ヒーローになりたいと強く思っている。 「理由なんかないよ、放っておけないだけ!」 「早くお兄ちゃんに言いたいなあ!今日もボクは小さな世界を救ったよーって!」 兄 柊生(しゅう) 26歳 巡査長くらい。とても優秀で、汐生を可愛がっている。 執着といえるほど過保護。 GMへ 兄はどうとでもしてください。 ______________________________ プロローグのような。 玄関を開けると、夕飯の香りが漂ってきた。ただいまと声を上げたが、ボクの声が廊下に反響するだけで、期待したやまびこは今日も帰ってこなかった。 つま先立ちで階段をのぼって、自室ではなくお兄ちゃんの部屋へ滑り込んだ。 綺麗に整えられたベッドに転がるのはお風呂に入ってからにしようと、ボクは床に寝転がって天井を見上げ、右手を伸ばし手のひらを西日に透かせた。 下級生をいじめっ子から守った。 木から降りられなくなった猫を助けた。 おばあちゃんの荷物をもってあげた。 今日のボクのソレらを、透かした手の向こうに思い返す。ボクの手はまだまだ小さいけれど、手の届く範囲の平和はボクが守ってみせるんだ。そうやって決意を右手に込めると、なんだか手のひらと胸が熱く感じた。 ボクの夢は、お兄ちゃんみたいな立派な警察官になること。勉強は自信が無いが、運動だって得意だし、学校の皆にも頼られている。背だってきっと大きくなると思う。 仰向けのままううんと伸びをして、ハンガーに掛けられた兄の服、それからカレンダーを見上げた。 もうすぐ、お兄ちゃんとの2人暮らしが始まる。 お兄ちゃんのひとり暮らしが決まって、その家がたまたまボクの高校の近くで、あっと言う間にボクはそこから学校に通うことが決まった。 パパとママもお兄ちゃんが大好きだから、ボクがお兄ちゃんの元へ行く事をとても反対していたが、いつの間にか何も言われなくなったから、きっとお兄ちゃんが説得してくれたんだろう。 こんなにすごいお兄ちゃんだから、好きが偏って、パパとママがボクをいらなくなってしまうのも仕方ない。 なんてったって、ボクのヒーローだから。 パパとママから守ってくれた、困ってる時にいつも助けてくれた、僕に居場所をくれた。 ご飯を忘れられても、怒鳴られても、ボクには正義がある。お兄ちゃんがいる。だから平気なのだ。 壁にかかっている服は、丁寧にアイロンが掛けられていて、大事にされていることを伝えている。 お兄ちゃんみたいな警察官になったら、パパも、ママも。── ── 玄関を開けると、夕飯の香りが漂ってくる。ただいまと声を上げると、"大好きな兄の声"で「おかえり」と、やまびこが帰ってきた。 ______________________________ 以下、エピローグ ______________________________ 卵と、鶏肉と。 正しさを信じていた、善を信じていた。 卵と鶏肉と、指折り数えた。 卵を割り入れるのは少女の役目だった。シンクに打ち付け、ヒビを入れ、指を割入れる。 パキリ、ぐちゅりと少女の指が割って入る。白い殻の中を暴くと、真っ白な殻に守られていた生々しい黄色を2本の細い棒で潰した。 そのまま大きくなっていたら、自らヒビを入れ、殻の向こうを知ったのだろう。 白い殻が無垢さのそれであるなら、自ら破り出てくるのも、割られ引きずり出されるのも、等しくグロテスクだ。 中途半端に潰された卵を掻き回して、その場を離れた。 ・ ・ ・ 「汐生。一つお使いを頼んでもいい?」 「──助かるよ。まず卵と、鶏むね肉と……」 少女に降りかかった災厄は、ただのお使いからだった。 少女の信じている正義は幼く、世界の真実を受け止めるには無垢すぎた。 この世には善い人と、そして悪者がいる。ヒーローになりたい少女は、そう善と悪を信じていた。 しかし、この世はその限りではないことを知っていく。それは大人になることでもあった。 藍美の存在は、少女にとっては善とも悪とも言いきれないイレギュラーだった。 幼く拙い基準が少しずつ崩れる。白でも黒でもない灰色を知っていく。 内から押し出ようとする力を感じる、殻を破ってやろうと、少しずつヒビが入る。 パキリ。 「ボクがボクじゃないボクになっても、すき?」 幼い質問を飲み込んだ。答えを聞く勇気がなかった。これまでの少女なら臆さなかっただろう。いや、そもそもそんな質問をしなかった。 何を持って個を個とするのか、体のパーツ全てが他人のものに移植され、脳がすげ替えられたとき、自分という船はどこに存在するのだろうか。 変えられていく。 天真爛漫ではいられなくなっていく。 パキリ、パキリ。 真実に近づけば近づくほど。どちらともつかない物事があることを知っていくほど。少女の無垢な卵が割れていく。大人になっていく。ならされていく。 世界の選択を背負うには少女は幼すぎた。 少女が信じていた正義は、逆の存在の証明でもあったはずで。 善も悪も存在しないその結末は、少女にとって何よりも残酷だった。嗚呼、指が割入れられる。暴かれる。「少女」が終わってしまう。 不躾に押し入ってきた指が溢れる白身の、少女の奥を悪戯んで、黄身に触れられんとしたとき、流れ込む外気に喘ぎながら叫んだ。 「ヒーローになれなくていい」 少女の選択だった。 なんともあっけない終わりは、少女の心を十分に壊した。 崩れる身体を走らせた少女は、また殻の中に閉じこもった。甘い夢を見る。 白い卵は割れることはなかった。ヒビもない。 少女の卵は沼のような泥によって永遠に守られた。
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