タグ： 海も枯れるまで HO1 灰

▍カラーコード：#489FAC ─── ▍PCについて HO1 あなたはとても美しい容姿をしている。 砂浜に打ち上げられているのをHO2に発見された。 ▎名前 水無瀬 巴（みなせ ともえ） ▎呼び方 一人称：私 二人称：あんた ▎好き／苦手 好き：歌うこと、りんご 苦手：お酒 「ふうん。あんた王子様にでもなってくれるの？」 「冗談よ。子供には興味ないから」 「綺麗でいたいでしょ。最期くらいいいじゃない」 ▎性格 可愛らしい顔立ちに反して受け答えは淡白。 社交辞令の笑顔を見せる程度で表情はあまり豊かではない。 大抵のことには動じず、虫に触れることもできる。 お酒にめっぽう弱いが仕事の付き合いで飲むこともしばしば。無理やり飲んでは隠れて戻すを毎回繰り返している。 ▎過去 田舎の村出身の女性。隠し子として生を受ける。 程なくして父は蒸発、母は巴が小学生の頃に不慮の事故でこの世を去った。 村社会の中、世間体を気にして幼い巴を引き取った親戚に日々忌み子として呪詛をかけられながら育てられた。 生まれた時から居場所がない、と感じていた。 そんな自分に残されたものは歌だけだった。歌だけが自分を自由にさせてくれた。 いつか本当に自由になれたら歌手になりたいと思っていた。そんな日が来るとは思えなかったが。 18歳の頃、その地で大きな権力を持つ家の男に気に入られた。 親戚からは『育ててやった恩を返せ』と強要される形で婚姻を結ぶ。 望まない結婚であったが、男は想像よりもずっと優しい人だった。 だから理不尽なことがあっても尽くした。 望まれる通りの女性になろうと努力した。 そうしてささやかな日常を守っていたが、結婚から数年後に男が病で死去する。 親戚からはあいつが殺したと指をさされた。 私たちへの恨みだ、呪いだ、と囃し立てられた。 その時に初めて、母は追い詰められて事故を起こしたのだと悟った。 それは周りに殺されたも同然だと思った。 次は自分が殺される。 自分の意思ではない、他者の殺意に殺される。 自分は死ぬ時までも誰かの言いなりで、生死すらも自分で選べない。 そんな人生は嫌だと思った。 生まれてきたことが間違いだったと思いたくなかった。意味がないなんて気付きたくなかった。 もしも死ぬのなら自分の意思で死にたい。 全てを置いて、行けるところまで行きたい。 そうして自分を証明するものもないまま、着の身着のまま訪れた冬の東京で路頭に迷っていたところを、偶然もたれかかっていたバーのオーナーに発見され保護された。 回復後、容姿の美しさと歌が歌えることから衣食住を提供する代わりにシンガーとして働くことを提案される。 行く宛てのない巴にはそれを断る理由もなかった。夢、という幼い頃の僅かな望みが離してくれなかったのかもしれない。 1年もすれば仕事にも慣れ、看板娘として大切に丁重に扱われてきたが、世間に求められているのは容姿と歌声であるということは日に日に明白になっていった。 所詮自分はただの商品なのだと突きつけられているようだったが、もはやそれにすら何も感じなくなっていた。 世界は想像に反して温かくなくて、不自由だった。 世界の汚さを知って、汚れて、最期は綺麗に終わりたいと思っている。 自分として死ぬ事が唯一自分としていられることだと思っている。 ▎小話 『最期は綺麗な姿で』と、純白のワンピースに身を包んでいる。 白無垢、そして白装束の意が込められている。 ─── ▍取得技能について CoC6版〈ミュージシャン〉ベース 言いくるめ，聞き耳，芸術〈歌唱〉，図書館，説得，心理学，目星　+精神分析 ・〈製作〉→〈図書館〉に変更 ・〈値切り〉〈目星〉に変更 ・〈精神分析〉〈心理学〉 　···周りの顔色を伺って生きてきたため

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