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結星 創(かたせ はじめ) 星座の総数88より苗字命名(紅子) 足が早い。器用。顔がいい。シスコン。成績優秀。モテる。妹セコム。 陸上部。なんでも出来るので、サッカー部や野球部の応援に駆け付けたりもする。 将来は医者か、気象学者か、ITか。なんでも出来る分、将来も決めきれていない高校二年生。 二卵性双生児の妹がいる。なんでも出来て見目も良く、明るい兄。それと対極の妹。光と影みたいな兄妹とよく言われる。 小さい頃は、妹が嫌いだった。女の子で、泣き虫で、不器用で手のかかる子供で、常に両親を独り占めしていた。 年の変わらない、少し生まれたのが遅かったばかりの妹が、妬ましかった。 ｢お兄ちゃんなんだから｣｢手がかからなくて楽だわ｣｢ちゃんと妹の面倒見るのよ｣耳がタコになるくらい聞かされて、うんざりだった。 言われたとおり、良い子にしてるのに、目をかけられるのはいつだって妹だった。 …ちょうど小学校低学年を終えるかどうかの頃、妹は車に跳ね飛ばされそうになった。オレのせいだった。 常に｢お兄ちゃん、お兄ちゃん、｣と影のようについて回る憎たらしい存在に、もう我慢の限界だった。 やめろよ、お前には父さんと母さんがいるだろ。せめて、友達との時間はオレにくれよ。 そう思って、いつもは何だかんだ緩める足を振り抜き、公園へと走った。 瞬間だった。後ろからけたたましい音が鳴り響き、数拍遅れて妹の叫ぶような泣き声が鼓膜に叩きつけられた。 …幸いかすり傷程度で済んだが、それよりも初めて聞く泣き声に肝を抜かした。 か細く、弱々しく泣くことしかなかった妹が、この時ばかりは喉が張り裂けるんじゃないかってくらい大声で泣いたのを覚えている。 ｢お兄ちゃん、お兄ちゃん、｣と。 呆然と立ち尽くす中、心にひっかかっていた何かがストンと音を立てて腑に落ちていった。 ｢あぁ、光と影は離れてはいけないのだ｣ だって、影は常に着いて回るものだ。切り離したら、自分が本当にこの世に存在しているのか危うくなる。光があるから影があるが、逆もまたそうであった。 だから俺は、妹を守る。 可愛くて鈍臭くて、誰よりも俺の存在を証明してくれる妹。もう離れるつもりも、離すつもりも無い。 ​─────── 2021.8.22 『希望の園』KPずんちゃ PL1大佐(望遠希) PL2こはる(結星創) PL3紅子(結星末) 生還報酬: ヴルトゥームの怒りを鎮めることができた+1d10 自分達が幻覚の中にいることが気付いた+1d6 幻覚の中で樹(パパさん)を殺さなかった+1d6 増減後SAN値49 狂気40時間:恐怖(恐怖の対象、この場合黒い子ヤギかな？が見え続ける。こわい。)

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