タグ： みかんせい探索者

親友の三葉繁縷(みつばはこべ)を見つける あいつとは幼なじみだった 登山に興味を持ったのは繁縷に誘われたから 大抵あいつからの誘いで色々やっている気がする 断る理由も特にないから誘われたらよっぽどの事がない限り付き合ってた 近所のアイス屋に新商品食べに行こうって言われたり、ゲームやろうぜって言われたり 俺も楽しいだろうなって思ってたからなんだかんだ乗ってた気がする ただまさか登山に誘われるとは思ってなかった だってあいつどっちかって言うと引きこもりがちで俺より運動出来なかったやつだし(平均よりはできてたと思う) なんか高校の先輩？に誘われてやったらハマったそう 中高で離れて大学生になって再会した時に聞いた そっから登山サークルに一緒に入って気が付いたら俺も登山家のメンバー入り 大学を卒業しても一緒に山に挑戦することはやめなかった ある時は1人で登ったこともあった あいつの背中ばっかり見てるわけにも行かないから経験値をためるつもりで でも、そこで気づいたんだ 1人で登頂するより2人で登頂する方が嬉しいと思うことに、その瞬間を2人で噛み締めるのが俺は好きなんだってことに まぁ、こんなこと恥ずいし言ってないけど あいつが狂気山脈に挑戦するって知った時、俺は丁度他の山にアタックする予定が決まっていた だから俺は一緒に行けなかった ｢羨ましいなコノヤロウ｣なんて言ったら「ハッハッハ、俺が最初の登頂者になって来るぜ！」なんて返しやがった、ホントに羨ましい でも、まぁそれだけ元気なら大丈夫か 「じゃあ、帰って来たら次は俺とな」 「当たり前ですやん」 あの約束をしてからもうすぐ1ヶ月 あいつのウェアの色は蛍光塗料でも塗ったのかと言いたいぐらい目立つ黄緑 左の胸元にロゴなのか分からないが星マークが3つ着いている⁎*⁎(属名の学名「Stellaria（ステラリア）」は、ラテン語の「stella（星）」を語源として、花が星のような形をしていることに由来します。コピペ) 先々行くあいつの背中を見る度、頭によぎる一つの考え 思い切って訊いてみようかな ｢……お前さ、早く死にたくて山登ってない？｣ なんて 結局、怖くて訊けなかった 【名前由来】 花個紋 4月3日「陰丸に天竺葵」 1月7日「三つ葉繁縷」 ゼラニウム全般の花言葉は「尊敬」「信頼」「真の友情」。 赤いゼラニウムの花言葉は「君ありて幸福」。 ピンクのゼラニウムの花言葉は「決心」「決意」。 白いゼラニウムの花言葉は「私はあなたの愛を信じない」。 黄色いゼラニウムの花言葉は「予期せぬ出会い」。 緋色のゼラニウムの花言葉は「メランコニー（憂うつ）」。 ゼラニウム全般の英語の花言葉は「true friendship（真の友情）」「stupidity（愚かさ）」「gentility（育ちの良さ、上流気取り）」。 ハコベの花言葉は「ランデブー」「愛らしい」。 ハコベの英語の花言葉は「rendezvous（集合する）」。 後半ほぼコピペ

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