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とある都内の大学に通う学生、専攻は文芸学部。 タッパと声がデカく、真面目だが頭が堅いタイプの馬鹿。 趣味は読書と空手の型を一通りやること。 一人称は｢僕｣、二人称は｢お前｣(親しい人にだけ) 実家が｢青海崎グループ｣という会社名で老舗百貨店を経営している家の三男坊(兄2人)。地元では知らない人は居ない。 ただ、昨今は経営が傾きつつあるため 家族の負担にならないよう大学に通いながらも朝は新聞配達、夕方は配達員のバイトなどをして学費や生活費を工面しようとしている。 が、これは半分彼自身の意固地から来ている行動のため、たまに兄達が心配してお米などの食料を贈って来てくれることに大変感謝をしているし、クソデカお礼の電話を入れるしクソ長お礼のメールも入れている。 自分自身の頭の固さや視野の低さ、思慮の足りなさを自覚している、しているが、それでも誤った選択をしてしまい後悔することが多い。 趣味である読書は少しでも視野を広げるために始めたこと。 幼なじみである雀部くんとは、初めて出会った小学一年生の｢縁(ゆかり)｣という名前に対しても綺麗、という印象を持ったが彼の中では綺麗=女性のものという意識があったため｢女みたいな名前だな｣と雀部くんに対して言ってしまってプン！と泣き怒られたことがあり、家に帰ったあと知人に相談し、自分の発言の不適切さに気付き、後日クソデカ大声ボロ泣きで謝罪したことがある。 それがきっかけで仲良くなってくれた雀部くんには大変感謝しており、素直に口には出せないが親友だと思っている。 ｢大学生活をもっと楽しめだと？学生の本分は勉強だろう。学校で勉学に励み、労働で汗を流し、たまにこうやってお前と食事をとる…充分過ぎるくらい、充実した生活ではないか。｣ ｢雀部！！！！！お前が話していた【なんか適当な嘘】、デタラメじゃないか！！！！全く！くだらない冗談を日常生活に混ぜ込むなといつも言っているだろう！！！！！｣ 以下　【非欲の倫理】ネタバレ ★秘匿HO2 あなたには好きな人がいる。 それは故人である。 あなたは悲しみと自己嫌悪を秘匿している。 あなたには恋人がいた。訳あって秘密の恋であり、あなた達は互いの交友関係や家族関係を知らない。 だが、それでもあなたは恋人を心から愛していた。恋人もまた、あなたを深く愛していた。 しかしその恋人はある日、あなたの目の前で、ひどく残酷な形で命を落とした。 以来、あなたは精神を苛まれ不眠症を患っている。その日の光景を悪夢として繰り返し見るためだ。 秘密の恋であったがために、恋人の写真はほとんど残っていない。手元にあるのは端末に保存された一枚のみだ。 悪夢はすべて恋人の死のシーンである。あの日の記憶は薄れることがない。 長く続く悲惨な悪夢は、あなたの正気を少しずつ削り取っている。 （SANが-2d6された状態からシナリオを開始してください。） あなたは、もしも恋人を取り戻せるのならば、何をしようと構わないと思っている。 そしてそれと同じくらいに、あのとき何も出来なかった自分自身を嫌っている。 愛の苦しみは、いっそ死んでしまいたいと思えるほどに強い。 ［備考］ ・恋人の設定は自由です。ただし細かい性格や人となりについては、シナリオ内で改変が加わる可能性があります。 ・恋人の死因は自由です。 ・関係を公言できなかった理由は自由です。なお現在も、あなたに恋人がいたことを知る人はいません。 ・恋人と付き合いだしたのは数年前からです。また、恋人が亡くなったのは数週間〜数ヶ月前です。 【秘密の恋人】 桐ヶ谷 詠蓮 (きりがたに えれん) 享年41歳 良家追放クソ雑魚メンタル誘い受けメスおじさん。死因は自殺(首吊り) 和寛の母方の親戚であり、初恋の人。 若い頃から様々なペンネームを使って作家として活動しており、一時期は和寛の家で暮らしていたこともあったが訳あって疎遠に。 和寛が通っている大学がある地域圏で一人暮らしをしており、作家編集志望である和寛がよく訪ねてくるようになったため相談相手、という形で逢瀬を重ねていた中 和寛が彼に真剣に告白し、詠蓮もその想いを受け取り それからはプラトニックな関係が続いていた。 関係を持つ前から和寛の想いに気付いており、奔放で思わせぶりな態度をとる一方で、内心では自分を長年慕い続けてくれていることに対する感謝と愛情を抱きつつも、強い罪悪感や恐怖を感じていた。臆病で気を病みやすい性格。 作家として様々な分野で活動していたのも、文章を綴ることでしか自分の内情をアウトプットでしなかったから。 詠蓮にとっての純粋な和寛の愛情は救いでもあり、強い苦しみでもあった。 それでも和寛の前ではそれをおくびにも出さず、通院や服薬を隠していた。 詠蓮の精神の不安定さがピークの時、1度だけ和寛と身体を重ねたことがある。 詠蓮が自殺したのはその数日後だった。 何が彼の自殺の引き金になったのかは、今となっては詠蓮以外知る人はいない。 ただ、和寛はその時の自分の選択を、それまで詠蓮の心情や病状に気づくことが出来なかった自分の愚かさを、ずっと後悔し続けている。 詠蓮とそのような関係であったことは墓場まで持っていくつもり。 (恋愛ごとの話を振られたら、堅物っぽいことを言って誤魔化すくらいの嘘はつけるし、何より詠蓮絡みの話は家と私情が絡みすぎてるため雀部くんには言いたくないし言わない その為のPOW16。 しかし、弱ってはいるため和寛の恋愛観に対して核心を突かれる度にボロが出るし、性交渉に付いて聞かれたらトラウマで嘔吐する) 【端末の写真】 和寛のiPhoneの写真アルバムには少しピントのズレた頬杖をついて楽しそうに微笑んでいる詠蓮の写真が1枚だけ保存されている。(写真の存在を誤魔化すためか、適当な空の写真や道端の草の写真などが同じ日付で数枚保存されている) 詠蓮の端末には原稿用紙に目を通し、真剣に推敲をしている姿の和寛の写真が残っているかも知れないし、消されているかもしれない。 〜〜〜以下怪文書〜〜〜 和寛が小学一年生の頃、当時執筆していた作品の取材のために和寛の家に暮らしていたことがあった。 彼の見た目はれっきとした男性ながらも長髪で、どこか中性的な雰囲気を帯びていたため、初対面の和寛が当時28〜9歳だった彼に向かって｢お前はおじさんなのか？おばさんなのか？｣と聞いたことがあり、それに対して｢女の人みたいに綺麗ってことかな？嬉しい。｣と返して赤面させたことがある男。 後に、雀部くんの名前に｢女みたい｣と言って泣き怒られ、困惑した和寛が相談しにいった知人も彼であり、｢綺麗なものは女の人だけのものじゃないんだよ｣と教え、｢縁(ゆかり)｣という漢字の意味や、親が子供に名付けることの重大さを説いたことがある。 それ以来、彼は和寛にとって尊敬する知人であり、作家であり、初恋の人でもあった。 当時、青海崎家からは｢若くして作家先生｣｢文学の才能がある｣と持て囃されていたが、その十年後 青海崎グループが全面支持していた政治家をこき下ろすような記事を週刊誌に寄稿していたことがバレてしまい非難轟々の上、半ば一家から追放されるようになってしまう。 その時高校1年生だった和寛は例の寄稿文が虚偽が真実か判断しかねていたため内心戸惑っていたが、尊敬していた祖父や父が 詠蓮が別名義で書いていた作品には官能小説や偏った思想のルポルタージュ作品を出していたことに非常に腹を立て、件の政治家とは全く関係なく詠蓮の人間性を貶むような言動を見せたことに和寛は怒り、それ以来父、祖父との関係は若干険悪。 和寛がバイトで学費や生活費を工面しようとしているのもその1件が原因でもある。 その1年後、件の政治家が本当に詠蓮がこき下ろしていた内容そのものの不祥事を起こしていたことが判明し、色んな事が有耶無耶になってしまった。 それ以来和寛は機会があれば詠蓮の元を訪ねるようになり、家族にはそれを黙認されている。 ｢将来は作家の尊厳や表現が守れるような編集者になりたい｣と思っている和寛が詠連の元に訪ねるようになったのが、至るまでの関係の始まり。

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