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暗条 八咫 あんじょう やた 「俺」 おおらかな人間。心の広さがアルプスの草原並。この男に許せないことがあるのだろうか。 大体のことは気にしなければ大体のことは流してくれる。 …たったひとつ許せないことがある、それは目玉焼きにソースをかけること。ただそれだけなのである。 ---------------------------- [職業]…自衛隊パイロット(空) [EDU×10+DEX×10] ◾︎操縦(ジェット機) 1つの技能 ◾︎キック ----------------------------- [通過シナリオ] ◾︎レゾンデートルと情愛…エンド1 両生還 ----------------------------- ※以下シナリオネタバレ HO2/貴方はHO1よりも劣等である　今日まで村の外で過ごしてきた。 〈制作ルール〉 CONを2ｄ6＋1で決めること。 CONを除くステータスは各ハウスルールに沿って作成して構わない。 〈事前情報〉 貴方は、村の外で育てられた。貴方は父子家庭であり、母親はいない。 貴方は身体が幼い頃から弱かったが、それでも愛情もって育ててくれた父親を貴方は、大事に思っている。 しかし、数週間前から父親が行方不明になっているのだ。 貴方は不安な日々を過ごしていることだろう。 〈記憶〉 貴方には双子の片割れがいた。その頃は母親もいたように覚えている。 片割れと公園で遊んだことや図書館で一緒に本を読んだこと一緒にご飯を食べたこと そして、片割れと遊んでいたとき誰かが「HO2は殺そう」と言っていたこと。 その一言は貴方の頭に鮮烈に残っている。 そしてもう一つ、ある夜の記憶。 貴方はあの時泣いていた。貴方の手を誰かが引いていた。 幼い頃の記憶であるため断片的で、そのことだけを貴方は覚えている。 〈推奨技能〉 貴方はかつて、誰かに明確な殺意を向けられていたことが記憶に残っている。 その記憶は確か木乃巴村にいた頃のものだ。 貴方がその記憶を気にかけ、警戒するのならば〈戦闘技能〉が推奨に含まれる。 どうするかは、貴方次第である。 （HO2の苗字）雄星（- ゆうせい） HO2を男手ひとつで育てた優しい父親。 授業参観とかには必ず行くし、運動会は大声でHO2を応援する。 反抗期を迎えたとき笑って交わされたが その深夜、一人で泣きながら 「HO2も大きくなったな〜……」と 酒を飲んでいたことをあなたは知っているかもしれない。 何一つ不自由なく貴方を育ててくれた、貴方の大切な父親だ。 ----------------------------- ただ「殺そう」その一言だけが忘れられなくて。 それは不安か。恐怖か。 どんな人間相手でも自分が許されるように。 自分も許した。 …… その為、自分の"意思"というものは分からない。 自分がこうしたいと思うことはきっと、1から100、全てが他人のためなのだろう。 でも、それでいいのだ。 ※※※※ この男は人間らしさというらしさがない。 ただのおおらかな人間に見えるだろうが、利己的な意思が一切ないのだ。 人のためにありたい訳でもない。 けれど人が言わなければ何もかも分からないのだ。 目玉焼き以外は。 ----------------------------- ※※※※ 過去からは逃れられない あの言葉はずっと自分を縛り続けるだろう 相変わらず自分の意思なんて。 あるのかすら分からない。知らない。 それでも、 それでも 守りたいものが出来たんだ。

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