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「NIGHT LIGHT」HO1 夜行(やこう)　ユリ(百合と書く) 中学3年(小学6年の終わりからほぼ学校には行っていない) 職業技能ベース:警官、刑事(2015サプリ、p15) 職業技能ポイント:EDU×10+STR×10＝240 一覧からの選択技能:日本刀(あくまでナイフを振る延長程度であり、当然刀を振るった経験などないし武術を習っていたわけでもない。ほぼフレーバー技能扱い) 特徴表の適用:なし やさぐれた雰囲気の、不健康に痩せた男。 まだ幼さの残る年齢。 学校にはほぼ行っておらず、そのため同級生からは存在を認識されていない。 家にいたくないため夜の街をあてもなくフラフラしがち。 自由に使える金がろくにないため年齢を偽り、違法にアルバイトなどをすることも。 酷いDV(家庭内暴力)を受けているためにいつも生傷だらけで、見えている部分の肌だけでも全身痣や血の滲みが絶えないが、本人が特にそれらに構う様子はない。 自身の存在を確かめるために、また行き場のないストレスにより自傷癖を発症しており、両手首や服に隠れた部分に切り傷を作っている。 血が滲むので黒っぽい服ばかり着がち。 どこか死を望んでいるような、世界に対して「しょうがない」と諦めきっているかのような達観した態度だが、HO2と出会ってからはほんの少し希望を感じ、彼なりに「自分に何かできれば」と思っている。 まだ家庭環境が平穏だった幼い頃は、将来は理不尽を少しでもなくすべく警察、法律関係の仕事に就きたいと思っていたが、今となってはどうでもいいと思っている。 一人称:僕 二人称:お前、あんた 投げやりな口調で喋る かけがえのない親友:桔梗　要(かなめ、と呼び彼にだけは柔らかめな口調で喋る) (以下、特に卓中に出すつもりもない詳細な設定なので読まなくても大丈夫です。何故DVを受けているか等) 元の名前は、璃々須(りりす) ユリ。 夜行には、養子として引き取られた形となる。 夜行は非常に名の知れた資産家、夜行グループを取り仕切る一族であるが、 養子といえどユリはほとんど末席の無きものとして、すぐにでも存在ごと切り捨てられる人間として組み込まれている。 人を見る目がなく、まともな仕事に就けるだけの賢さもない、美しさだけが取り柄の貧しい母親の腹から生まれた子供。 その母親も似たような境遇で生まれ育ち、物心ついた時には両親の顔すら知らなかったらしく親戚も居ない。つまりは天涯孤独かつろくでなしの連鎖である 父親は、非行少女であった母が身を寄せた初めての男性であった。 母が後で知った事には、父はかなり身分の高い家の生まれで、父親の家庭は彼の将来の事を考え、卑しい出の母と交際していた事自体を抹消したがっていたらしい。 母に子供が出来たと聞かされると、多額の手切れ金と堕胎費用と共に、これまでの付き合いと既成事実とを全て無かったことにして欲しいと、彼の家の者から一方的に別れを告げられた。 別れこそ了承したものの、母は初めて自分を愛してくれた男を忘れられず、また家族というものに憧れていた。 そのため、ひっそりとその子供を産み、育てる事にした。 彼がまだ優しかった頃にプレゼントされた百合の花のブレスレットから、子供にはユリと名前をつけた。 何度も人を愛しては捨てられるうちに精神を病んでいた母親は薬の過剰摂取により半ば自殺のような形で事故死、ユリは12歳でひとりこの世に遺された。 母は、死ぬ前に我が子のことを、血の繋がったユリの父である夜行に託そうとした。 (約束を違え、産んでおきながら都合の良い話である)泥沼のような底辺にひとり遺される我が子に、せめてこの世界で幸せを掴むチャンスを与えたかったのだ。 しかし、それは甘い考えにすぎなかった。 とうに精算しきった若き日の思い出となっていたそれが、既に無いものと思っていた自分の子供が尋ねてくることは、父親にとって嫌悪であり一種の恐怖でしかなかった。 当時若かった父親は、今や次代のグループを背負って立つべき存在であった。 正式な婚約者もいる。 自らの遺伝子を持った実の子を、くだらない下層の女の妄言と片付けてしまう事も、ちっぽけな市民ひとり金で存在ごと握りつぶしてしまう事すらも出来た。 が、かつてひと時ながら愛した女の、家の重圧さえなければ一生を共にしていたかもしれぬ美しい女の面影を色濃く残したユリを、どういった気の迷いか、養子として一族に組み込む事に決めた。 自らが父親という事はユリ本人と周囲には伏せ、部下のひとりが昔どこぞの女に産ませた子供、という形で。 かつて捨てた忌むべき過去の象徴であり、自分の遺伝子をも継いでいる若きユリは、周囲からの重圧や日々のストレスをひた隠しに、完璧に仕事をこなしてみせる父親 の、格好の憂さ晴らし先であった。 引き取った最初こそギクシャクしたり、父親なりに可愛がろうとしたが、一度カッとなって暴力を振るって以来歯止めが効かなくなり、何かと理由をつけてユリを傷つけ始めた。 この行為には単なる八つ当たりというだけでなく自己嫌悪やユリの母への未練、実の子への執着などが複雑に入り混じっており、彼自身悩んでいるがそのような事はユリは知る由もなく、 「自分が卑しい生まれだからこんな目に遭うのだろう、元々こうしてサンドバッグにするためだけにこの家は自分を引き取ったのだろう」と思い込み諦めている。 家の者に任せている家事をわざとユリにやらせた挙句、「不味い」と投げつけて、真面目に作っていないのだろうと殴りつけたり、「殴られるのはお前に原因があるんだ」と正当化した上でのDVが多い。 兄(本当は父親)は外面は非常に完璧で、部下や世間からの信頼も厚いため、幼少期からのそれらのストレスが全てユリに来ている。 この行為を偶然知り、苦言を呈した部下も当然いたが権力により握りつぶされたり辞めさせられてしまい、外部に漏れる事は決して無かった。 また自力で逃げようとしてもじきに連れ戻されてしまうので、ユリにとっての逃げ場は既にこの世には無い。 絶望していたところを、心の拠り所である人物に出会った。 「NIGHT LIGHT」生還

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