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■シナリオオリジナル職業「令息・令嬢」にて作成 貴族や上流階級の子供。日頃から上流階級の立場に恥じぬよう、勉強や作法を教わっている。本シナリオでの年齢は10〜16才、性別は問わない。 職業技能：《信用》《生物学》《説得》《図書館》《ラテン語》《歴史》+ 個人的な関心のある知識技能2つ その他：クトゥルフバイガスライトより、上流階級に値する為《信用》の基本成功率を65%としている。 Eris Gray. 愛称はエル。本を読むことを好み、日中の殆どを勉強や読書に費やしている。 また、知識が本に偏っているためか引きこもり令嬢だからか。感覚が若干古く大人びており、脚を晒すだけでも恥ずかしがるなど子供らしい天真爛漫さは無い。 たまに気分が乗って一人で本の内容を演じたりする。人に披露する機会はない為人前慣れはしていない。 「エル、と呼んで。お願いよ」 「シェイクスピア、は知ってる？　一度だけ、演劇を観てみたいと思うの。叶わないのは分かっているけれど」 「『人生は舞台。人はみな大根役者。』、面白おかしく演じていられるだけなら、どれほど楽なんだろう」 ■X2U　PC2「令息・令嬢」 あなたは令息または令嬢である。 インヴァネスの屋敷で大切に育てられ、街を見下ろす生活をしている。 ※以下、PC2令息令嬢HO情報 あなたは、自分の流した血液が宝石になるという特殊な体質を持っている。その体質を持つ者はこの街では昔から「ギフト」と呼ばれ、ある年齢になったら儀式に参加し、街のためにその身を捧げなければならない。そのため、あなたは10年以上、部屋から一歩も外に出ることなく育てられている。 儀式を行わなければインヴァネスの街は平和を保てない。あなたはこの街を愛しており、その運命を受け入れている。そして、シナリオはあなたのある誕生日の朝から開始される。あなたは18時から行われる儀式において、その身を捧げなければならない。 しかし、あなたにはささやかな夢がある。死ぬまでに一度でもいい、この牢獄のような家から抜け出し、インヴァネスの街を自由に歩きたいのだ。あなたの願いは「死ぬ前に自分の願いを叶える」ことである。あなたは以下から「死ぬまでにやりたいこと」を３つ選択し、KPに伝えること。 ① 動物と触れ合いたい ② 本物の花に触ってみたい ③ 誰かと一緒にごはんを食べたい ④自分だけのお守りやアクセサリーがほしい ⑤ ネス川に伝わるおまじないをしてみたい ⑥ボートに乗ったり釣りをしたりしてみたい →以下3つ選択 ②、⑤、⑥ ■事前情報 ・儀式と体質 　儀式の具体的な内容は聞かされていない。また、血液以外の体液は宝石にはならず、宝石を生み出すことによる特段の体調の変化などもない。血が宝石になること以外は一般的な人間である。1年に数度採血をされるが、その際に血液が固まって赤い宝石になったのを自らの目で確認している。 ・人物 　母親エンヌは現在アメリカにいるらしいが会った記憶はなく、顔すらわからない。屋敷にはどうやら自分以外にも複数の人は暮らしているようだが、世話をする為に部屋に入ってくるのは執事のサンフォードだけだ。ＰＣ２はそれ以外の人を見た事がない。 サンフォードは40代の長身の男性でメガネをかけており、無口で不愛想。PC2の役割には強く執着しているようだが、PC2自身には関心がないようだ。 ・部屋と環境 　PC2は部屋から一歩も出たことがなく、屋敷のことについては一切わからない。部屋にはトイレもシャワーも備えられ、食事もサンフォードが運んでくる。またあなたの足には左右の足首をつなぐ50センチの重い鎖が付けられており、動きも制限される。 ・PC2の学力 　必要最低限の教育はサンフォードから受けており、文字の読み書きや簡単な計算は問題なく行える。私室にはたくさんの本があり、多くの時間を読書に費やしてきたかもしれない。PC2にどの程度の知識があるかはPLに委ねられる。 ■名前について Eris：ギリシア神話における不和と争いの女神『エリス』から。 本来名付けられた『本当の名前』は『Ellis』という綴りであり、ヘブライ語起源で意味は「ヤハウェは神である」という意味を持つもの。しかし情報の行き違いからか本人に教えられたのは女神の名であり、エリス自身もこの名で呼ばれることを嫌がる。 愛称のエル(El)はヘブライ語などのセム系言語で「神」を意味する言葉であり、天使たちの名にも使われることから祝福された名であるとし、この愛称で呼ばれることを好む。 最も、呼ぶ人間などは今生では未だ居らず、『あなたは愛されているのだ』と自分自身に語りかけるほか無いのが現状である。 「――大丈夫、大丈夫よエル。だってあなたはできる子だもの」 ■愛読書について 『マクベス』 舞台のひとつがインヴァネスの城であることから。郷土愛もありお気に入りの本。 『シャーロック・ホームズ　緋色の研究』 本を読み尽くしてしまったため無理を言って取り寄せてもらったもの。最近の流行りって面白いなぁという認識。

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