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越島奏弥（こしじまそうや Vanillaドラム担当Kanade 親がよく音楽を聴く家庭で、実家にあるレコードやCDを散々聞いて育った。曲を聴くこと自体はジャンル問わずもちろん好きだが、中でもロックにはまり、その曲の根幹となるドラムに興味を抱く。拍を取るのが単純に好き。親にねだって電子ドラムを買ってもらう（さすがに本物はうるさいからダメだった）。周りにバンドを組むような友人もいなかったため家で叩いたりネットに上げたりしていた。あとパソコンいじりとかもついでにハマった。 そこからrimixにハマり、midiをかじる。ニコニコにrimixや叩いてみた動画を投稿していた。その頃のHNはRiZax。頑張って作ったものの言うほど伸びなかった。コメントもそれなりに辛辣だった。一時期腐った。バンドとして活動する際は改名。 高校時代、軽音部の募集張り紙を見て「ここならバンドもできるかもしれない」と扉を叩く。集まったのは3人、部として成立するにもバンドを組むにもぎりぎりの人数だったがこれまで一人で打ち込んできたものが人とできるだけでも十分だった。 しかし文化祭に挑む3日前、彼らは気が付く。「キーボードいないと無理じゃね？」。そこで思い出したのは中学の卒業式でピアノを担当していた同級生。今は化学部にいるらしいと聞いた記憶をもとに部室に3人でかちこむ。助っ人ならいいよ、と快諾してくれたため連行。当日は大成功。しかも聞いてみれば作詞作曲もできるという。ここで4人バンドを結成。22歳、大学卒業とともにメジャーデビュー。 1.いつ頃から音楽を始めましたか。きっかけは何ですか。 始めた、のは小学3年生の頃ですね。音楽に触れるきっかけはもっと早かったです。両親共に音楽が好きだったので物心ついた頃にはレコードやCDに囲まれていました。まぁ遺伝ですかね。ジャンルとか問わず、いろんな曲を聞くのは今でも好きです。 音楽聞きながら手とか足でテンポ取るのが癖で。両親にねだって電子ドラムを買ってもらったのが最初ですね。弾くのを始めたのは。さすがに本物のドラムはうるさいからって買ってもらえなくて。バンド組んでたりしたわけじゃないので叩いて遊んだり、小遣い貯めてキーボードに手を出してみたり。そんなこんなで今ここまで続けて来ちゃったって感じですかね。 2.担当楽器へのこだわりは何かありますか。 やっぱりロックの要ってドラムだと思うんですよね。オーケストラで言う指揮者。拍を取って楽器全体をまとめる、これが生演奏の命なんですよ。特にライブハウスなんかでは重低音の響きが曲への没入感に大きく影響しますから、全体をまとめる指揮だけでなく観客へのパフォーマンスにも繋がります。ただ曲のBPMに合わせて音を鳴らせばいいわけじゃない。他の楽器に埋もれてはいけないし、もちろん他の音を埋めてしまってもいけない。曲調やセトリに合わせてライブごとの音を出すのはやっぱりドラムの役目なんですよ。もちろん他の楽器にも楽器ごとの役割があって(以下略 3.あなたにとって「ロック」とはなんですか。 僕にとってのロックを一言で表すなら、自分を表現するもの、です。 僕ら以外のロックバンドも、みんなそれぞれ自分の感情や、自分の言葉を、自分の音に乗せてるんです。だから僕らはロックをやり続けてて、ライバル達も曲を作り続けてるんです。僕はそう思ってます。 誰がロックを殺すのか ワンルーム・ディスコン

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