タグ： 殺人姫 天使墜落刑 豪華客船の奇蹟

・ミルフォード伯爵家の第二子。家族構成はレイピアの達人で穏やかな性格の父、柔和だが意外と強かな母、闊達な性格でシスコンの兄。 家訓は「人間として正しくあれ」。良い意味で貴族らしくない部分があり、ちょっと変わってる家と認識されている。また、自覚あり・なしの差はあるものの、一家揃って人を誑しこむ事に優れている為、陰で「誑しのミルフォード」と呼ばれているとかいないとか。 貴族の嗜みだけでなく、様々な教養も叩き込まれている。 愛称はエル、リズ、リジー。 ・フローレンス・ナイチンゲールを敬愛していて、彼女の影響で医学を勉強している。 ・八年前にハンプティ・ダンプティの詩を残して不可解な失踪を遂げた幼馴染兼許嫁の行方を探している。 手掛かりを求めてオカルト的な話題に首を突っ込んでいく内に、トリファさんと知り合った。 ・十八歳になった年に許嫁と結婚する予定だった。許嫁の失踪後、いくつか縁談の話が持ち上がるものの、諸事情によって上手く纏まらず、現在に至る。 ・幼少期はかなりお転婆だったが、歳を重ねる内に落ち着き、控え目でか弱い淑女の振る舞いを身に付けた。が、親しい者の前では昔の一面を覗かせる事もある。 素の性格としては好奇心旺盛で活発的であり、芯が強く、頑固な一面もある。また貴族の令嬢らしく(？)、かなり強かな部分もある。 ・ハグや頬にキスなどは基本的にはごく親しい者にしかしないが、確信犯的にする事もある。 「使い分けてこそ一人前の淑女」とは母の言である。 ・流行やマナーは押さえつつも、なるべく自分の好みを通した格好をしている。シンプルながらも細部が華やかなドレスと踵の低い靴を好んでいる。宝飾品をゴテゴテつけるのは美意識に反する為、避けている。 兄と自分の瞳に似た色のラピスラズリのブローチがお気に入り。 我慢して身に付けているがコルセットは苦手。苦しいし窮屈だし動きにくいし、早くなくなればいいのに、と思っている。 ・外に出る時は長い髪を結い上げるが、家にいる時は下ろしている事が多い。編み込みやシニョン、ヘアクラウンのスタイルが好み。 ・愛馬の名前はロスト・ロビン・ロンド。長いので単純にロビンと呼んでいる。 ・個人的な関心の技能 医学、博物学、心理学 ・特徴表 芸術的才能、予期せぬ協力者 【殺人姫事件 後】 ・事件後、暫くの間は良き友人であったライナスの死を悼む為、黒い服を着て祈りや鎮魂歌を捧げながら、静かに家で過ごしている。 ・イゴローナクからの攻撃によって脇腹を欠損した為、醜い傷痕が残っている上、内蔵が傷ついた事により生殖機能を失った。その事により心無い者達から「欠陥品」「傷物」と陰口を叩かれる。そういった者達から距離を取る為、外出する機会も減った。 が、この傷により時々吐血するようになった状態を「これなら取り繕わなくてもか弱い令嬢に見えるのである意味楽になった」と考える等、強かさは健在である。 コルセットの締め付けが大分緩やかになった事は諸手を挙げて喜んでいる。 ・事件に巻き込まれて怪我を負った娘を心配した両親が必死で良い縁談を探してくれているものの、本人は「そんな奇特な人はいないだろう」と諦めており、この先自立して一人でも生きていけるよう医師になろうと考え、医学の勉強に打ち込んでいる。 ・前と変わらず幼馴染の痕跡を探す為にオカルトな話題を調べつつ、トリファさんの所にちょくちょく顔を覗かせている。オカルトネタの仕入れ、または提供の為でもあるが、今現在は「アクシアに会いたいから」というのが主な理由である。 彼女の事は妹のように可愛がっており、時折文通したり遊びに出掛けたりなど、親交を深めている様子である。 トリファさんとアクシア嬢の関係を温かく見守っている。 ・ロバートさんが記憶を失った事や自分の体の事を鑑みて、彼には二度と会うまいと決めていたが、彼がエルザの事を思い出して会いに来てくれた事で交流が復活。その後、手紙を送ったり、時折一緒に出掛けたりなどしている。 想いを遂げる事は諦めているが、彼にとって良き友人でいられたら、と思っている。 ・最近はサファイアのブローチを好んでつける事が多くなった。 【天使墜落刑 後】 ・アンジェリカ嬢の逮捕は一時期大騒ぎになり、女学院の存続も危ぶまれる程だったが、そのすぐ後にとある犯罪組織の面々が一斉に検挙され、更にはある貴族がその組織と密接な繋がりがある事も発覚した大事件が起こった為、メディアと世間の興味が一斉にそちらに移ったおかげで、程なく平穏な日常を取り戻した。 エルザの尽力もあって、代わりの学長も決まり、支援についても以前とほぼ変わらずしてもらえる事となり、全ては彼女の計算通りに丸く収まったが…。 ・彼女は元々芯が強く、好奇心旺盛で、正義感が強い女性だ。けれど「貴族の娘」という身分と性別で、幾度も辛く、歯痒い思いをしてきた。それでも折れる事なく、地位やコネ、情報、女としての武器などを駆使し、自分の意思を通す術を身につけ、彼女なりに折り合いをつけてきた。 しかし、ロバートさんと出会い、何事にもまっすぐ向き合おうとする彼の人柄に惹かれる程、正々堂々といられる事への憧憬と狡いやり方しか出来ない現実の狭間で苦悩する事となる。 その苦悩は未だ晴れないが、彼がその正しさを貫き通せるよう手助けをしようと心に誓っている。 彼の人の隣に立つのに相応しいパートナーが現れる、その時まで。 【カクテルドレスを脱がさないで 後】 ・お兄様登場回。ロバート様とトリファさんのファーストインプレッションも掴みはばっちりでしたし、華麗なダンスを披露して会場を魅了していましたし、何より冒涜的な事件を颯爽と解決してしまうなんて流石お兄様ですわ！ ・ロバートさんに対して何かお詫びをと考えていたが、途中途中で起こったラッキースケベの事を振り返ると、別にいいのでは…？、と思ってしまうエルザであった。 ・「お兄様について、ですか？ウィリアムお兄様は素晴らしいお方ですわ！器がとても大きく、責任感が強く、思慮深くてとても優しく、社交的で、お茶目なところもあって気さくでもありますし、それにとてもお強いのですわ！レイピアを振るうお兄様はまるで舞っているかのように優雅で美しいのです。ああ美しいと言えば、お兄様の金色の髪はまるで太陽の如き煌めきで、瑠璃色の瞳は宝石のようでもあり、星空のようでもあり──」 このように、少々ブラコン気味である。 【メモ】 1894年4月～ 手袋忘れずに！ 鱒 シューベルト 1817 愛の挨拶 エドワード・エルガー 1888 きらきら星 オールド・ラング・ザイン ロンドン橋落ちた

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