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地方郊外出身の蒸気技師、ロンドンの駅に非常勤蒸気機関として勤めていて、気ままにしていられるほどの腕前を持っている・・ ・・たしかに持っていたのだが、イギリス経済が不安的になりだしたので不況で現在の給料で心もとなくなり、自宅に鋳造や加工設備を揃えて修理やちょっとした機械も預かるようになった。 不況のおかげで人々は物を大切にするようになり、経済事情が芳しくない労働者などが穴の空いた鍋や目覚まし時計、鉄ごてなど、さまざまな製品の修理などを預かり小金を稼ぎ、以前よりも仕事や生活の目標なども増え、ひたすら暇を潰すためにブラブラとするよりも良い生活を送っている。 他の非常勤蒸気機関整備士の勤務日には自宅兼修理屋に鍵をかけて都会を離れ、若きし自らを両親とともに育んでくれた自然の中へ羽を伸ばしに行く。 両親は山菜摘みや狩猟で生計を立て、父はクリミア戦争で大活躍をした元散兵、狩猟や軍人年金で積み立てた金でロスを大学の機械学学科の講義を数年聞かせ続けることができるほどのスキルを受け継いでるのか、ロス自身も農家から害獣駆除などを請け負っていたりと意外と多芸な人物、趣味で食費も賄えるので、中流階級並みの生活を送れている。 熟練した蒸気機関の知識、卓越した射撃術、射撃の趣味が高じて弾薬の自作を通じて手に入れた化学と弾薬の細かい知識、機械学の知識と専門書の山、大学で培った経験とコネクションにその身分、若かり頃に培った自然への理解、修理屋としてのスキル。 これらを生かしてこっそりと武器の製造などもしてたりもしてる。 妻もメイドもいないが、収入と貯金だけなら中流階級、というかエンゲル係数がゼロに近く副業が複数あり本業もそれなりに儲かるので貯金額が溜まりに溜まっているので実業家にでもなろうかと本気で考えている。

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