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ミゲル・G・バーナム　女　27歳 七光りを遠慮なく使ってきた世界に名だたる某国巨大財閥創始者一族の一人（ディレッタント）である。 本人の身体的、知能的なスペックが高いわけでもないが、財閥の後ろ盾により優秀な大学を出、人に信用されやすい為かちゃっかり財閥役員の一人に収まっている。 とはいっても嫡子や直系ではなく、一族の中では中の下ほどであるので、一族中枢に彼女を気に入っている人物がいるのだろう。 仕事は基本職業貴族のような生活。曰く「他の人からは遊んでるように見えるだろうけど、これが私の仕事。」 昔から芸術鑑賞に興味があり、それが高じて簡単な鑑定事ができるようになり、さらに転じて日常生活でもかなり目ざとくなっていった。 ここ数年日本のフィギュアの精度が気になるようで、この役職であるのをいいことに日本支部（という名の別邸）のひとつに入り浸っている。曰く「でもこれも仕事なんだよ。」 もちろんそのために大学時から選択して日本語も覚えてきた。完全に金持ちボンボンの道楽である。「仕事仕事。」 あまり運動は得意ではないが、なぜか幼少期から比較的得意だった水泳は今でもシェイプアップの意味もかねて続けている。ただ体力はない。 時計や財布などは金持ちらしくお気に入りのブランドを使用しているが、そのほか衣類等は安いチェーン店の服を身につけるなどあまりこだわりは無いようだ。 余談であるがミドルネームは初恋の少女の「あるとかっこいいよね」の一言で親にねだり倒しつけてもらった祖父の名”グレイス”のGである。少女にはもちろん振られた。

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