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読み：そうま　みそら 特徴表より 動物に好かれる…たいていの動物がなついてくる 不良高校生 ふざけたやつがいたから殴ったら、 さらに多くの人数で復讐をしてきた。 そいつらも殴り飛ばしていたらいつの間にか周りは敵ばっかだった。 別に喧嘩をしたい訳じゃないが、殴りかかってくるんだから殴り返してる。 それだけだ。 おかげで学校にも出れないし、 周りの奴らは恐れて話しかけてくることもない。 巷では意味の分からない強さを恐れ、『リアル格ゲーキャラ』なんて呼ばれているらしい。 知ったことではないが。 ・ミソラのお話（ちょっと長いです） ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 子供の頃はちょっと力が強いくらいの普通の子供だった。 そう、普通の子供。 父がいて、母がいて、妹がいて。 みんな笑顔でそんなことが当たり前だと。 でも違った。 家族全員で遊んでたんだ。あんまり遠くに行くなよって言われて。 振り返ったら、そこには何もなくなっていた。 原因不明の爆発。そこに俺の家族が居合わせて。 意味が分からない。 気が付けば冷たくなった父、母、妹の前にいた。 最後の挨拶をして、だと。 意味が分からない。 すぐ後ろにいたのに？ 何故朝喋って当たり前の日常を過ごしていたのに別れの挨拶？ 妹に教えてもらったあやとりの続きを聞く約束だったのに？ 誰かに連れられて座らされていた。 『葬式』とやらをするらしい。 意味が分からない。 何故家族はもう動かないんだ？ 感じていたのは憤りだった。 納得できない。認められない。 誰かが言った 「あの子家族が亡くなったっていうのに、泣いてもいないし、 悲しくないのかしら気味が悪いわぁ。」 意　味　が　分　か　ら　な　い　。 目の前が真っ赤になった。 いつの間にかその誰かを殴り飛ばしていた。 悲しくない？悲しくない！？ 何でお前にわかるんだ！？ 俺の家族が死んだんだぞ！！ 殴って殴って殴り続けた。 それからはずっとそんな感じだった。 誰の心にも踏み込まないように。 ただ何もかもにイラついて。 むしゃくしゃして。むしゃくしゃしつづけた。 俺はあの時家族のために泣くべきだった。 それができなかったから俺の心は…。

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