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「来て、私の虫たち」「この子たちだけよ。私の味方は」 「人間なんて、嫌いよ」 一人称：私　二人称：あなた、名字+さん 物静かで大人しそうな少女だが、昆虫採取と研究が好きでフィールドワークの為に各地を渡り歩いたりするアウトドア派。 人嫌いで自分の考えははっきり言うタイプ。顔の火傷を隠すために目深に帽子をかぶっていた。（現在は帽子はあまりしなくなった） いじめから逃れるため、自殺をしに行く最中にFHに誘拐される。 ◆事件を乗り越え、現在はUGNで能力の使い方を教わりつつ、事件で知り合った人の便利屋で手伝いをしている。料理と掃除は得意。 彼女は美人だが虫好きの変わり者と言われ、友人も少なかった。 だがそんな彼女にも趣味や考えを受け入れてくれる彼氏が居た。穏やかで優しく、彼女の事を見守ってくれていた彼の事を彼女は大切に思っていた。 性格も顔も良く他の女子生徒たちにも人気があった彼が、変わり者と呼ばれる少女を恋人に選んだことにクラスの中心グループの女子生徒達は嫉妬した。 グループのリーダーを中心とした女子生徒たちはある日、彼女を陥れるために事故を起こす。 事故に見えるように、薬品室の大量の劇薬が彼女に掛かるように仕掛けを施したのだ。だが女子生徒たちの予想外の事が起こった。 大量の劇薬を被りそうになった彼女を、たまたま居合わせた彼が庇った。劇薬を被った彼は全身が爛れ、喉も焼け、呼吸困難を起こして亡くなってしまった。 更には彼女も顔に酷い火傷を負ってしまう。 大切な彼を喪い呆然とする彼女を追い詰めるように主犯の女子生徒たちは彼女が彼を殺した犯人だと罪を擦り付ける。 学校は彼女にいじめという形で罪への制裁を始める。本当の罪人を裁判長として。 変わり者の殺人者となった彼女に味方は居らず、本当の話を信じてもらえず、彼女は孤独と罪の意識から逃れる為に苛烈になっていく度重なるいじめに苦しんだ。 ただひとりの理解者だった彼は死んだ。 誰も彼もが彼女の敵だ。 彼女はついに決意する。 人間の世界への別れを。 愛した彼の元へといくことを。 そうして彼女は身の回りを整理し、誰も居ない夜の学校の階段を登っていった。その先にある救いを求めて。 ……けれど、その足が頂上に辿り着く事は無かった。 ◆参加シナリオ ・ ・月虹の下で君を待つ(2021/6/20) ◆名前の由来 古代ローマの博物学者である大プリニウスのアナグラム。 insectum：昆虫 maga：魔女

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