タグ： チキンライスの妖精

クトゥルフと帝国サプリ・奉公人ベースで取得。 こいぬざわ せんり。 人気パーラーの経営者のもとで下働きをする若者。 単純で刹那的。身寄りがなく、ウロウロしていたところを拾われて以来、東京の街で野良猫のように生きている。 地位は高くないが、ある程度自由な身分を与えられている。というのも顔立ちが整っているので、常連顔で片隅に居るだけで女性客の多いパーラーではそれなりの客寄せになるため。 朝方は搬入などの雑務をこなし、昼間から夕方にかけては不規則に店に出入りしている。定位置は店内奥にある窓際の席。 　滞在中は憂いを帯びた表情（に見える）で水菓子を食べているだけだが、稀に話しかけてくる女学生がいれば気さくに応じ、ささやかな時間を提供する。大正のホストかな？？ 仙狸（センリ）……美男美女に化けて人間の精気を吸う妖怪。「狸」は中国では「ヤマネコ」の意である。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ▽以下、「ファタールモルガナ」用 ・よく持ち歩く大事なもの 時計。いざというときに質に入れられるように常に持ち歩いている。 ・殺した女性について 雇い主の娘。路頭に迷っていた自分を拾った張本人でもある。 身なりが良かったので金目のものを奪ってやろうと路地裏に引き込んだら、（隙を作るためだったのだとは思うが）身の上を聞かれ、良心からか食事と寝床を提供された。世間知らずだとは思うが、小柄なわりに肝の据わった女性だったとも思う。 とはいえ彼女は若く、彼女自身に力があるわけではなかったため、結局彼女がしたことは父親に仕事を与えられないかかけ合ったくらいなのだが、「拾われた」という感覚は強かった。 そのため、嫁ぐ準備も兼ねて家を離れる予定であると聞いた時に、ふと考えてしまったのだった。 ”足を怪我でもすれば置いて行かないでくれるだろうか。” なんとなしに、深く考えずに背中を押し、階段から転がり落ちた娘はそのまま死んだ。 その後はただただ焦っていた。人を殺してしまったからではない、このままだと警官に遺体を”持っていかれて”しまう。 だからとられないように隠した。自分だけが知っている場所に彼女を埋めたのだ。 すべて迷わなかったし、背徳感もなかった。後悔は少ししたが。小狗沢センリは凡そ人間の矜持らしいものを持ち合わせていない。

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